東京に海の玄関口!お台場近くにできる新客船ふ頭がすごい

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Apr 14th, 2016

東京の玄関口と言われたら、どこを思い浮かべますか? 東京駅を思い浮かべる人も居れば、羽田国際空港を思い浮かべる人も居るかもしれません。

あるいは成田国際空港を思い浮かべる人も居るかもしれませんが、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、東京に船の玄関口ができるそうです。

東京に海の玄関口!お台場近くにできる客船ふ頭がすごい

そこで今回は東京都の報道発表資料をもとに、東京の臨海副都心にできる新客船ふ頭の情報をまとめたいと思います。

今のままでは世界最大級の超大型クルーズ客船が東京に来られない!?

東京に海の玄関口!お台場近くにできる客船ふ頭がすごい

東京で船に乗り降りして旅行ができるふ頭と言ったら、どこを思い浮かべますか? 

小笠原諸島への玄関口として機能する竹芝客船ターミナル、主にカーフェリーが運航する東京湾フェリーターミナルなどがありますが、国内外の豪華客船が接岸するふ頭といえば晴海客船ターミナルが活躍しています。

しかし残念ながら現状で、世界最大級の超大型クルーズ客船は晴海客船ターミナルに接岸できません。横浜にある横浜港大さん橋国際客船ターミナルも駄目だとか。

東京に海の玄関口!お台場近くにできる客船ふ頭がすごい

その理由は東京にレインボーブリッジ、横浜にはベイブリッジがかかっているためですね。その下を乗客数千人規模の超大型クルーズ客船はくぐれないといいます。

例えばレインボーブリッジの高さは海面から52m。米国の超大型クルーズ客船『ボイジャー・オブ・ザ・シーズ』は高さ63mです。なるほど通れませんね。

そこで世界最大級の超大型クルーズ客船も接岸できる新客船ふ頭を2020年のオリンピック・パラリンピックまでに作る計画が進められているのです。

レインボーブリッジの“外側”に新ターミナルが作られる

東京に海の玄関口!お台場近くにできる客船ふ頭がすごい

手元に地図があれば出してほしいのですが、新客船ふ頭ターミナルビルの立地場所は、青海客船ターミナルのある位置。お台場のさらに“奥”にある、13号地公園や船の科学館がある場所ですね。

太平洋から神奈川県の三浦半島と千葉県の房総半島の間、浦賀水道を通過して超大型クルーズ客船が東京湾に入ってきたとします。

それでも青海客船ターミナルは、レインボーブリッジの“外側”。橋の下をくぐらなくても構いませんので、どれだけ巨大な船でも接岸OKなのですね。

東京に海の玄関口!お台場近くにできる客船ふ頭がすごい
(C) 東京都

ちなみにこの新客船ふ頭には、鉄骨造4階建てのターミナルビルが作られると言います。外観は日本の伝統的な建築スタイルで、東京の多摩で伐採された木材を使用したクールな印象の建物になるとか。文字通り東京の海の玄関口になってくれるビルですね。

東京に海の玄関口!お台場近くにできる客船ふ頭がすごい
(C) 東京都(※イメージ)

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(C) 東京都(※イメージ)

例えば旅の途中に、諸外国の港町で山のような超大型クルーズ客船を偶然にも見掛けたときの感動は、一生の思い出になります。

その喜びをいよいよ東京でも味わえるようになるのですね。ますます魅力的な都市になっていく東京。今から海の玄関の完成を楽しみにしましょう。

東京に海の玄関口!お台場近くにできる客船ふ頭がすごい

[新客船ふ頭ターミナルビルの概要について – 東京都]
[Photos by Shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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