パリ・シャルルドゴール空港はヨーロッパの重要空港拠点のひとつ。目的地がパリでなくてもヨーロッパ、アフリカ便への乗り継ぎで利用するという方も多いのではないでしょうか。
しかし、シャルルドゴール空港はアジアの空港と違い、レストランやブティックが少ない、何をして過ごしていいのかわからないという意見もちらほら。パリ・シャルルドゴール空港を利用する方必見。空港で働く現地職員に聞いたパリ・シャルルドゴール空港での過ごし方をご紹介します。
パリ・シャルルドゴール空港のターミナル

パリ・シャルルドゴール空港はAérogare 1(CDG1/第1ターミナル)、Aérogare 2(CDG2/第2ターミナル)、Aérogare 3(CDG3/第3ターミナル)の3つのターミナルビルが設置されています。
今回紹介するのは、エールフランスやJAL等のスカイチーム発着ターミナル、 第2ターミナルE。ターミナル2EにはK、L、Mの3つのゲートがあります。当日になってみないとどのゲートに行かなければならないかはわかりません。またゲートMは一番新しいのですが、14時には閉まります。
ショッピングを楽しむ

空港で働く職員がおすすめする過ごし方は、ショッピング。シャルルドゴール空港では改装工事が行なわれ、年々ショッピングをするお店が増えています。
5年前に来た時は何もなかったと苦い経験をしたという方は、現在のシャルルドゴール空港に来たらびっくりすることでしょう。ヨーロッパを代表するブランドからフランスの名産のワイン、チーズ、コスメ、紅茶、お菓子なんかを購入することができます。
ターミナル2Eには、ラ・メゾン・デュ・ショコラやラデュレのお店もあり、パリの美味しいお土産を手軽に買えるのは嬉しいですね。また空港で買うと、免税後(12%の免税)の値段で販売されているので、わざわざ長い列に並んで免税の手続きをしなくてもいいという利点もありますよ。
[ラ・メゾン・デュ・ショコラ]
[ラデュレ]
フランスのオーガニック・ナチュラルファーストフードを楽しむ
フランスでは今オーガニックのファーストフード店が年々増えています。その流れで空港にもいくつかのオーガニックやナチュラルフードのチェーン店が進出。シャルルドゴール空港にはEXKIやNAKEDがあります。
EXKIはスープやキッシュ、サラダ、サンドイッチなどフランスの軽食をメインに販売。優しい味付けなので、乗り継ぎの間に軽く食べるのに最適です。
NAKEDはキヌアや黒米など世界中で身体にいいとされる穀物や野菜を使い独創的な料理を提供。例えば、キヌアやレンズ豆のサラダや餃子と蒟蒻のスープなどがあります。NAKEDのサンドイッチも美味しく、その場で温めてくれるので、チーズがとろりとして食べ応えがありますよ。
[EXKI]
[NAKED]
芸術を楽しむ

ゲートMだけですが、Espace Musées/エスパスミュゼという小さな美術スペースがあります。フランスの芸術作品を無料で楽しんでもらうことを目的に設立されました。パリの国立美術館が作品の貸し出しを行なっています。小さなスペースですが、見応えのあるフランスの美術作品を楽しむことができますよ。
[Espace Musées]
リラクゼーションをする

ゲートLとMにはマッサージのサロンがあります。顔面、全身マッサージなどがあり、乗り継ぎなど飛行機の旅の疲れを癒してくれることができますよ。
[Be Relax]
パリ・シャルルドゴール空港は出国手続きの前のエリアにはびっくりするほど何もありません。出国手続きの後のエリアに入ってしまった方がお店やアクティビティもあります。シャルルドゴールの空港で何をして待ち時間を過ごしたらいいのかと考えている方、ぜひ参考にしてみて下さいね。
[PARIS AEROPORT]
[Photos by Shutterstock.com]

Nanako Kitagawa ライター
2007年よりフランス在住。パリ第八大学大学院を卒業。専攻は文化コミュニケーション。趣味は映画、読書、写真、雑貨、料理、街歩き、カフェ巡り。初めて訪れたその日からすっかりパリの街に魅了され、今日も旅をするようにパリの街を歩き回る。
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