東京には星の数ほどのパン屋さんがあり、迷うほどの種類豊富なパンが食べられますが、やっぱりシンプルな食パンに落ち着いてしまうことはないでしょうか?
焼きたて食パン専門店「一本堂」は、食パンだけを追求し食パンのみを販売するお店。今回は駅から少し離れた立地ながらも、いつもお客さんで賑わう経堂店から現地ルポ。
販売するのは食パンのみ
経堂駅北口を出て歩くこと約6分、多くの商店が軒を連ねるすずらん通りに「一本堂」は佇みます。
店内には香ばしい小麦の香りが漂います。棚に並ぶのは5種類の食パンのみ。
厳選した小麦を使用した食パンをはじめ、レーズンパン、チーズパンなどもあります。どの食パンもシンプルながら、素材へのこだわりがたっぷり込められているようです。
究極のキメの細かさを堪能できる食パン
一番人気という「一本堂食パン(260円)」。食パンはお店で好きな枚数にカットしてもらえます。
表面はまるで赤ちゃんのほっぺたのようにキメが細かく、しっとりふかふか! このまま何もつけなくてもあっという間に一枚食べられてしまうほどのおいしさです! ほんのりと甘くて、香ばしい小麦の香りが口の中に広がります。
トーストするとより一層小麦の風味が引き立ちます。耳がパリッと香ばしくふんわりした食パンは、一口食べる度に最高に幸せな気分に。「食パンだけ」で勝負する専門店の味はやっぱりすごすぎます!
甘い香りに誘われるレーズンパン
こちらは1週間ほどラム酒に漬け込んだ大粒のレーズンを使った「れーずん(360円)」。ひとつひとつ手巻きで仕上げたというれーずんは、うず巻も愛嬌たっぷり。
ナイフで切ると、うず巻状にたっぷり練り込まれたレーズンがお目見え。ほんのり香るラム酒とまろやかな酸味と甘みがたまりません!
2013年に大阪で直営店を開業後、全国的にフランチャイズ化されている一本堂。東京では新宿本店をはじめ、西荻窪、三鷹市下連雀、南烏山などに出店しているようです。
朝起きるのが楽しみになりそうな食パンを試してみてはいかがでしょうか?
[All photos by Nao]
[一本堂]