専門店34店舗が集結！「麻布台ヒルズ マーケット」

その敷地の広さとテナント店のクオリティの高さで大注目の麻布台ヒルズ。いよいよ2024年3月13日に、フードマーケット「麻布台ヒルズ マーケット」がオープンします。

定番の日常品から特別な嗜好品まで、⻘果、精肉、鮮魚の生鮮三 品、半調理品、惣菜、酒類、パンやスイーツ、生花など、日本を代表する専門店34店舗が集まりました。

懐かしいながらもどこか新しい ぬか漬け専門店「菜香や」

今回注目したのはこちら、ぬか漬け専門店「菜香や」。野菜本来の味を大切にする手作り製法で、季節の素材を大切にしながら、添加物不使用の四季を感じるお漬物づくりをしています。茨城県に本店があり、初の東京出店です。ぬか漬け好きなのに通算2回ぬか床をダメにしたことがある筆者は、オープン前から気になっていたお店です。

「ぬか床食べてみます？」とスタッフさんからの驚きのお誘いに興味津々でいただいてみると、全く臭みがない。ふっくら芳醇で塩味の奥に甘みのある、手作りのあたたかさを感じるぬかのいい香りがします。

菜香やのぬか床は、ミルキークイーン米を使用。研究を重ねてやっと一番ぬか漬けに適した品種に巡り合えたのだといいます。お店では、ぬか漬けだけでなく、自宅で漬けられる「はじめてセット 2,970円」「かんぺきセット 5,508円」、麻布台ヒルズ限定「SUGIDOCOセット 21,600円」などもありました。

冷蔵庫で管理できて、かき混ぜるのは毎日ではなく週に1-2回でいいのだそう。これならもう一度チャレンジできそう！

4点まで324円でカットもしてくれるそうです。

カットされたぬか漬け。これなら、テイクアウトしてランチにみんなでいただいたり、パーティーやお花見に手土産として持っていくのにもいいですね。

お漬物専門店「菜香や」ぬか漬け一覧

お漬物の定番といえばやっぱりきゅうり。こちらは木樽糠床熟成「胡瓜の糠漬け 1本432円」です。現在では管理が難しく、使われなくなった木樽。余計な調味料は使用せずに、ぬか床と塩と唐辛子と芥子粉と昆布を入れ、毎日手入れをします。木樽の芳醇な香りと木樽特有の乳酸菌が生み出すぬか漬けは、一味違った味わい。

「かぶ 1コ324円」はハーフカットになっていて、葉っぱまで食べることができます。

「なす 1本324円」は定番だと思うのですが、「＜季節限定＞やまうど 1束432円」「やまいも 1コ453円」は家でも漬けたことがなく、どんな味なんだろうと想像が膨らみます。

「糠床たくあん 100g345円」「＜季節限定＞春キャベツ 100g259円」「はくさい 100g259円」「にんじん 1コ216円」 「だいこん 1コ216円」など親しみのあるぬか漬けのほか、「みょうが 1コ216円」「大黒本しめじ 1コ237円」といったちょっと変わり種のものも。みょうがはぬかに酸味がよく合うのだそう。

そして人気商品であり、かなり個性的！ と二度見してしまったのがこちら「ゆでたまご 1コ216円」「アボカド 1個669円」の2品です。以上、筆者が訪れた日のぬか漬け一覧。さて、どれにしようか迷います！

実食！アボカドのぬか漬けがかなりヤバい

迷いに迷って購入したのは、春キャベツ、ゆでたまご、胡瓜、なす、かぶ、アボカドの6品。しめて2,817円。ぬか漬けに2,817円！？ と自分で自分にツッコミを入れてしまいましたが、いいのです。好奇心が止まらなかったのですから。

スタッフさんに「ぬかを落とさず食べてもいいくらい」と言われたので、ぬか付きバージョンと、ぬかを洗い落としたバージョンを用意して実食！

たしかに、ぬか付きで食べてもまったく異物感がなく、いい食感と風味のアクセントになる印象です。心なしか、満腹感を早く得られるように感じます。家族は「ぬかを洗い落として食べる方がいい」という意見だったので、ここは好みがわかれそう。両盛りにして食べ比べするのは面白いと思います。

どれもぬかの風味とまろやかな酸味と塩味に包まれて、きゅっと締まった味わい。いい漬かり具合です。白いごはんや日本酒が欲しくなります。

その中でも！ 特に！ これは……すごいと思ったのがアボカドです。生まれて初めての風味。アボカドにぬかってこんなに合うんだ、と雷に打たれたような衝撃が走りました。クリーミーなアボカドに、ぬかの香ばしさが融合。白ワインにも合いそうな、新しいオードブルになりそうな。これは味見がゆきすぎて一人で1個食べてしまいそうなのを、食卓までキープするのに忍耐が必要でした。

アボカド好き、ぬか漬け好きな方にはぜひ試していただきたい！ と思わせてくれる逸品です。

菜香やのぬか漬けは、冷蔵で約4日間、糠床たくあんは冷蔵で約3週間日持ちするそうです。
 

※価格はすべて税込です。
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。
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kanoa ライター

自由とときめきを愛するライター。2児の母。都会のマンション暮らしを満喫しつつも、いつか田舎に移住し、縁側のある古民家に住みたいと憧れている。旅先で「ここでしか買えないお土産グルメ」を探すのが好き。特にパン屋を見つけると買わずにはいられない。