今回はひとり温泉旅行に最適な日光~鬼怒川温泉のおすすめスポットをご紹介。
日光~鬼怒川温泉がひとり温泉旅行に向いているワケとは!?
温泉地への旅行は、友人や恋人、家族と行くイメージがありますが、日光~鬼怒川はひとり宿泊歓迎の温泉宿が複数あり、浅草駅から東武線の特急を使えば約1時間50分と近く、週末のひとり旅にも最適です。また、歴史的建造物や自然が作り出した美しい見所も満載で、ひとり旅をしても退屈しません。
“見ざる、言わざる、聞かざる”の三猿で有名な世界遺産の「日光東照宮」
まず日光に行ったら、訪れたいのが「日光東照宮」。東武日光駅からバスに乗ると、約15分で到着します。徳川家康を神聖化して祀っているこの神社は、世界遺産だけあり、サルをはじめとする動物の木彫像や社殿のおびただしい数の彫刻には圧巻! 拝殿の中に入り、うえを見上げると、天井の装飾に度肝を抜かれます。これほどまでに、細部の装飾にまでこだわった豪華絢爛な拝殿はほかに例を見ないかもしれません。
また、日光東照宮でもうひとつ見逃せないスポットがあります。それは薬師堂の「鳴き龍」。巨大な檜の天井に龍の絵が描かれていて、龍の顔の下で拍子木を打つと、まるで龍が鳴いているように聞こえるのです。龍の鳴き声が聞こえれば、幸せになれるとか・・・。ここには、十二支別の御守本尊が祀られていて、一生持ち続けることができる干支別のお守りを購入することもできます。
[日光東照宮]
日光駅からバスで行ける! 趣の異なる3つの滝巡りが楽しい
日光でもっとも有名な滝と言えば「華厳ノ滝」でしょう。日本三大瀑布のひとつであるこの滝は、高さ97メートルの大瀑布。爆音と水しぶきがとにかく豪快で華麗な滝です。エレベーターに乗って観爆台に行けば、滝を間近で見ることもできますよ。
続いて、男体山の噴火によってできた溶岩の上を210メートルにわたって流れ落ちる「竜頭ノ滝」。この滝は滝壺の近くの岩によって、二分されていて、独特の風情があります。5、6月は、赤紫色のトウゴクミツバツツジが咲き誇り、普段以上に美しい滝の姿を眺めることができます。
最後に東武日光駅からバスで1時間ほどの「湯滝」。この滝は湯ノ湖の南端にあり、高さ70メートル、長さ110メートルの滝です。滝の目の前が観爆台になっているため、水が滝壺に勢いよく流れ落ちる姿を間近で見ることができます。
東武日光駅からバスに乗れば、約60分以内でどの滝にも行くことができて便利。
鬼の像が出迎えてくれる! のんびりと散策できる「鬼怒川温泉街」
東武日光駅から鬼怒川温泉駅までは約40分。駅を降りると、鬼の像が出迎えてくれます。鬼怒川温泉は、川沿いに旅館が建ち並ぶ、静かで落ち着いた温泉街。鬼怒川温泉駅から、温泉街に向かって10分ほど歩いていくと、途中、川に橋がかかっていて、そこから川の渓谷と温泉街を眺めることができます。いかにも温泉街といった風景で見ているだけでリラックス。
また、鬼怒川温泉街の「くろがね橋」には足湯があり、しばし脚を温泉に浸して、旅の疲れを癒すことができます。日光~鬼怒川温泉を訪れたら、この温泉街の宿を予約しておくといいでしょう。観光名所へのアクセスも良く、温泉で日頃の疲れを癒すこともできますよ。
自然を探求できる! 火山岩が侵食してできた迫力満点の「龍王峡」
火山活動によって噴出した火山岩が侵食してできた「龍王峡」は、一度は訪れたいスポット。鬼怒川温泉駅からも3駅で、気軽に行きやすいのも魅力です。「龍王峡」は全長約3キロで、木道を川治温泉方面に向かって歩いていくと、自然が作り出した芸術をたっぷりと探求できます。
「龍王峡」のハイライトは、「むささび橋」。橋の真ん中から、龍王峡を眺めると、そこには大迫力の光景が! 龍がうねるような渓谷の姿は感動的です。
[龍王峡]
ミニチュア版の世界の有名建造物が102点も! 「東武ワールドスクウェア」
世界の歴史や建造物、海外旅行に興味があるのなら、行っておきたいのが「東武ワールドスクウェア」。細部まで巧妙につくられた世界の有名建造物を102点も見ることができます。これまで旅した場所のアノ建造物も発見できるかもしれませんね。
さらに、有名建築物のある各国に合わせて、14万人の小さな住人たちが、ドラマを演じてくれています。映画「ローマの休日」の撮影が行われていたり、国会議事堂のところには、アノ首相の姿まで!
平家の落人が温泉を発見し、傷を癒したと言われている「湯西川温泉」
平家落人の伝説が残る「湯西川温泉」。こちらには、鬼怒川温泉駅からバスに乗って約50分で行くことができます。湯西川沿いには温泉宿や民家が建ち並んでいて、のどかな雰囲気。都会の喧騒を忘れ、とことんのんびりと過ごしたいのなら、「湯西川温泉」に宿を取るのもいいでしょう。
この温泉街には「平家の庄」という1718年に創業した老舗旅館があり、まるで古き良き時代にタイムスリップしたかのような気分が味わえます。館内には天狗、獅子頭の置物などがところ狭しと飾られていて、一度行くと癖になり、不思議と何度も訪れたくなります。もちろん、この旅館以外にも、たくさんの旅館がありますので、旅の予算に合わせて、宿を選んでくださいね。
全5回にわたりひとり旅におすすめな場所をご紹介してきましたが、行きたい場所は見つかりましたか? ひとり旅は一度経験してしまえば、次回からはほとんど抵抗を感じなくなります。ぜひ少しだけ勇気を出して、ひとり旅デビューをしてみてくださいね。
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