日本からドイツを訪れる人の多くが利用する玄関口がフランクフルト。フランクフルトの街自体は観光地というイメージはなく通過点として位置付ける人がほとんどでしょう。
ですが、フランクフルトは近代的なビルがそびえる一方で、ドイツらしい木組みの建物が並ぶ新旧が混在する面白い街。観光する価値は十分にあります。
ドイツ到着後、あるいは日本帰国前の短い時間や、電車を乗り換えるための待ち時間などを利用して3時間でフランクフルトを楽しむための必見スポットをご紹介します。
【連載】海外一人旅!初心者・女性にもおすすめの国はどこ?/第4回「ドイツ・ロマンティック街道のレトロ可愛い町へ」
https://tabizine.jp/2016/06/02/72438/
レーマー広場
高層ビルが立ち並ぶフランクフルトにあって今なお昔の姿をとどめているのがレーマー広場。中世の時代、神聖ローマ帝国皇帝の選挙や戴冠式といった重要な儀式が行われた歴史をもっています。
ドイツらしくかわいらしい木組みの建物が並ぶ様子はまさにメルヘンの世界。ここに足を踏み入れると、急に異世界に飛び込んだかのような不思議な感覚が味わえるはずです。
3軒並んだ切妻屋根の美しい建物のうち、中央の建物が「レーマー」と呼ばれる旧市庁舎です。レーマーの2階には神聖ローマ帝国皇帝の戴冠式の後に祝宴が開かれた「カイザーザール(皇帝の広間)」があり、内部を見学することができます。
大聖堂(Dom)
レーマー広場からほど近い、ツルン美術館の隣にあるのが大聖堂(Dom)。高さ95メートルの塔は遠くからでもひときわ存在感を放っています。
13~15世紀にかけて建設されたゴシック様式の教会で、神聖ローマ帝国皇帝の選挙や戴冠式が行われた由緒ある場所でもあります。それにちなんで「カイザードーム(皇帝の大聖堂)」とも呼ばれています。
マイン川沿い
フランクフルトに流れるライン川の支流、マイン川沿いをお散歩してみましょう。水辺から新旧の建物を同時に眺めるのもまた、粋なものです。
ゲーテハウスとゲーテ博物館
フランクフルトはかの文豪ゲーテの生誕地で、市民はそのことを大変誇りに思っています。ゲーテの生家は第二次世界大戦の爆撃で破壊されてしまいましたが、戦後充実に復元がなされました。
ゲーテと同時代を生きた画家たちの作品が並ぶゲーテ博物館に隣接するのがゲーテハウス。ゲーテの家族が暮らしていた住居が再現されており、一家の暮らしぶりがわかり見ごたえがあります。ゲーテハウスの近くにはゲーテ像が立つゲーテ広場もありますのでお見逃しなく。
マインタワー
フランクフルトの中でも5番目に高い、地上200メートルのユニークな円筒形の高層ビル。マインタワー54階の展望テラスは観光客が入れる場所としてはフランクフルトで最も高い場所にあります。
テラスからはフランクフルトの街を360度一望。新旧が混在するフランクフルトの面白さを体感できることでしょう。
過去と未来が同居しているかのようなフランクフルト。時間を有効に活用してフランクフルトの魅力を発見してみてください。
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