ストリートパフォーマーの聖地、NY。そんなハイレベルパフォーマーが集まるNYで、いま一際注目を浴びているひとつののストリートパフォーマンスがあります。それは「スプレーアート」という、紙とスプレー、そしていくつかのツールだけで絵を完成させてしまうというもの。まさしく「神業」といわれるそのパフォーマンスとは一体どういうものなのかご紹介します。
スプレーアートって?
(C) facebook/New York Spray Paint Street Art
スプレーアートというのは缶スプレーをボール紙に吹きかけて絵を描くアートのこと。これだけ聞くとかなり簡単なことのように思えますが、実際にはスプレーの噴射の強弱、色味などをしっかり計算した上で使いこなす技術が必要とされ、その技の完璧な習得までには数年かかるといわれています。
用意するもの
(C) facebook/New York Spray Paint Street Art
必要とされるものは日曜大工などで使うようないたって普通の缶のスプレーと、ボール紙、そして缶スプレーの蓋、ナイフ、タオルなど。ツールは人によって変わってきます。主にスプレーの蓋は円状の対象物を描くときに有効に活用することができ、ナイフは建物などを描くときに、そしてタオルは色味を薄めるために使われているようです。日常に溢れているなんでもないようなものが、スプレーアートには必要な主役級のツールなんです。
実際に見ていただきましょう!
【AMAZING New York City Spray Paint Art in Time Square 2014 :)】
たった4分ほどで一枚の紙にスプレーを吹きかけて出来上がるアートは、見る人を魅了してやまないストリートパフォーマンス。その様子を見ているとまるでマジックを見ているような感覚に陥ります。
(C) facebook/New York Spray Paint Street Art
街中にいるスプレーアーティストに話を聞くと、一枚の相場は20ドル〜100ドルほど。一枚約5分で書き終えることが出来るこのアートで十分な生計を立てている人はNYのみならず世界中に多く存在するようです。
技術の習得までにかかる時間はそれぞれですが、この技術は一度感覚を掴んでしまえばあとは自分の「創意工夫」と「いかに時間を短縮できるか」が最も大切なことだと言います。学び方は人それぞれですが、実はYoutubeを見て独学で技術を身につける人も少なくないのだとか。NYのスタジオでもスプレーアートレッスンが行われているので(不定期)、訪れたときにはトライしてみてはいかがでしょう。もしかしたら、自分の秘めた才能を開花するチャンスかもしれません。
[facebook/New York Spray Paint Street Art]
[course horse – Abstract Painting Classes in NY]
[Photos by Shutterstock.com]
Saya Meguro ライター
北海道出身。NZや日本をヒッチハイク縦断してみたり、ヒマラヤに登ってみたり、スペインで盗難に遭ってみたり。とにかくワクワクすることがすき。将来の夢は湖畔のちかくに家を建てて、動物と自然に囲まれて暮らすこと。
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