【連載】海外一人旅!初心者・女性にもおすすめの国はどこ?/第12回「ポーランドで中世の街と可愛い陶器に出会う」

Posted by: 春奈

掲載日: Jul 28th, 2016

ドイツ在住、TABIZINEライターの赤松春奈です。あなたは海外一人旅をしたことがありますか? 自分の予定が空いたときにふらりと行けて、誰に気兼ねすることなく自分の好きなことだけして気ままに過ごせる一人旅。この連載では、海外一人旅初心者の女性にもおすすめの旅先をご紹介していきます。

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第9回「中世香るオーストリアに酔いしれる」
第10回「ヨーロッパ最古の王国・スコットランドを訪ねて」
第11回「冒険とリラックスが両立する心地良い国・ベルギー」

一人旅初心者にもおすすめの行き先をご紹介する連載第12弾。今回おすすめする旅先は近年日本でも人気上昇中のポーランドです。

ポーランドが海外一人旅におすすめなワケ

海外一人旅!初心者・女性にもおすすめの国はどこ?/第12 回「ポーランドで中世の街と可愛い陶器に出会う」

東ヨーロッパは貧しく治安も良くないといった印象があるかもしれませんが、ポーランドは治安が良く人も親切で、ヨーロッパのなかでも安心して旅行ができる国のひとつです。

海外一人旅!初心者・女性にもおすすめの国はどこ?/第12 回「ポーランドで中世の街と可愛い陶器に出会う」

ポーランドといえば見逃せないのが雑貨。素朴な可愛らしさがたまらないポーランド陶器は、近年日本でも注目を集めています。物価が安いのも嬉しいポイント。フランスやドイツといったヨーロッパの先進国に比べると、滞在費が半分あるいはそれ以下で済んでしまうので、ヨーロッパに行きたいけれど出費を抑えたいという方には間違いなくおすすめです。

海外一人旅!初心者・女性にもおすすめの国はどこ?/第12 回「ポーランドで中世の街と可愛い陶器に出会う」

各地に中世香る魅力的な街が点在するポーランドではぜひ複数都市を周る周遊旅行を楽しみましょう。

首都ワルシャワ

海外一人旅!初心者・女性にもおすすめの国はどこ?/第12 回「ポーランドで中世の街と可愛い陶器に出会う」

新市街に立ち並ぶ未来的な高層ビルと、中世ヨーロッパを思わせる旧市街とのコントラストが面白いポーランドの首都ワルシャワ。

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旧市街は「ワルシャワ歴史地区」として世界遺産に登録されています。ワルシャワの街は第二次大戦中に徹底的に破壊されましたが、戦後、「ひびの一本にいたるまで」といわれるほど、元の姿に忠実に復元されました。真正性(オリジナルであること)を重視するユネスコが復元された街を世界遺産に認定しているのは異例のことで、ワルシャワ市民の街にかける想いが認められたといえるかもしれません。

ワルシャワの見どころ

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ワルシャワ観光のハイライトはやはり世界遺産にも登録されている旧市街。パステルカラーと赤茶屋根のカラフルな街並みに胸がときめきます。旧市街の中心はかつてポーランド王の住居兼行政府であった旧王宮がある王宮広場と、ワルシャワのシンボル、人魚像がたたずむ旧市街広場。

海外一人旅!初心者・女性にもおすすめの国はどこ?/第12 回「ポーランドで中世の街と可愛い陶器に出会う」

ワルシャワを歩けばその街並みの美しさに感動するばかりでなく、焦土と化したワルシャワの街をこれほど美しくよみがえらせた人々の情熱にも心を打たれます。

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メイン通りだけでなく、ひっそりとした通りにも足を踏み入れてみましょう。どこからともなく馬車の音が聞こえてきて中世にタイムスリップしたような気分になれるかもしれません。

古都クラクフ

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クラクフは「ポーランドの京都」ともいわれるポーランドの古都。11世紀中頃から1596年にワルシャワに遷都されるまでの約550年間ポーランド王国の都として栄えました。ポーランドの都市の多くが戦争で壊滅的な打撃を受けたのに対しクラクフは戦災を免れたため、味わいのある古い街並みが残っています。旧市街は「クラクフ歴史地区」としてこちらも世界遺産に登録されています。

海外一人旅!初心者・女性にもおすすめの国はどこ?/第12 回「ポーランドで中世の街と可愛い陶器に出会う」

さらにアウシュビッツやヴィエリチカ岩塩抗といった近郊の世界遺産を日帰りで訪れる際の拠点にもなるので、できればゆっくりと滞在したい街です。

クラクフの見どころ

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クラクフの旧市街の中心をなすのが中央広場。中世からそのまま残っている広場としてはヨーロッパ最大規模を誇る堂々たる広場で、いつも地元の人々や観光客でにぎわっています。

海外一人旅!初心者・女性にもおすすめの国はどこ?/第12 回「ポーランドで中世の街と可愛い陶器に出会う」

かつて交易所であった織物会館やポーランドでもっとも美しいともいわれる内装が圧巻の聖マリア教会など、壮麗な建築物が立ち並びます。

海外一人旅!初心者・女性にもおすすめの国はどこ?/第12 回「ポーランドで中世の街と可愛い陶器に出会う」

旧市街の南にある歴代ポーランド王の居城、壮大なヴァヴェル城も必見。街に点在する歴史ある教会や古都の風情漂う通りもゆったりと楽しみましょう。

小人の街・ヴロツワフ

海外一人旅!初心者・女性にもおすすめの国はどこ?/第12 回「ポーランドで中世の街と可愛い陶器に出会う」

おとぎの世界を思わせるカラフルな建物が並ぶヴロツワフは古くからのシロンスク地方の中心都市。美しい街並みから観光客に人気の高い都市ですが、ワルシャワやクラクフに比べると外国人観光客の姿は少なく、よりポーランドの日常が感じられる場所です。

海外一人旅!初心者・女性にもおすすめの国はどこ?/第12 回「ポーランドで中世の街と可愛い陶器に出会う」

街の中心である旧市街広場はポーランドを代表する中世市場の一つ。個性あふれるカラフルな建物に囲まれた空間は心躍る美しさです。

海外一人旅!初心者・女性にもおすすめの国はどこ?/第12 回「ポーランドで中世の街と可愛い陶器に出会う」

メルヘンなヴロツワフの街歩きをさらに盛り上げてくれるのが、街じゅうに点在する250体以上もの小人像。一体一体異なる姿の個性豊かな小人たちを探しながら歩いてみましょう。

魅惑のポーランド陶器

海外一人旅!初心者・女性にもおすすめの国はどこ?/第12 回「ポーランドで中世の街と可愛い陶器に出会う」

田舎っぽい素朴なあたたかみがなんとも愛らしいポーランドの陶器。本場で購入すれば日本で買うよりはるかに安く種類も豊富です。ワルシャワやクラクフといった観光地でも手に入りますが、さらにポーランド陶器の魅力に迫りたい方はかわいい陶器の街、ボレスワヴィエツに足をのばしてみては。

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ボレスワヴィエツはドイツやチェコとの国境にも近いシロンスク地方南部の小さな街。20以上の工房兼ショップがあり、陶器の制作過程を見学できるほか、ワークショップで実際に陶器作りを体験できる場所もあります。工房併設のアウトレットショップなら通常よりも安い価格で購入できるので、まとめ買いを考えている方におすすめです。

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まだまだ知られざる魅力がいっぱいのポーランド。素朴さを残す美しいヨーロッパに会いに出かけませんか。

[マヌファクトゥーラ陶器工房]
※工房見学やワークショップへの参加は、ホームページから事前の予約が必要

[All Photos by shutterstock.com]

PROFILE

春奈

Haruna ライター

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

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