ヨルダンといえばイスラエル、パレスチナ、サウジアラビア、イラク、シリアなどに隣接されていることもあってか、「なんだか分からないけれど危なそう」というイメージが先行されがちの国です。
筆者も例にもれず訪れるまでは少し緊張していましたが、ヨルダンに来てびっくり。予想外の出来事の連続で、良い意味で裏切られてしまいました。そんなヨルダンで筆者が驚いたことを5つご紹介します。
ありえない!日本人がドイツで驚いたこと8選〜温かい食事は一日一回!?〜
ありえない!日本人がフランスで驚いたこと5選〜遅刻が礼儀?〜
ありえない!日本人がスイスで驚いたこと7選〜精算前に開けてOK!〜
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1. 女性がおしゃれ!
(C) Saya Meguro
国教がイスラム教のヨルダンは髪を隠すヒジャブの着用はもちろん、露出は論外です。それでもおしゃれをしたいのが女の子。筆者がヨルダンの首都アンマンにいるときは「モデルさん?」と思うような綺麗で可愛い女性をたくさん見かけたものです。よく観察してみると、ヒジャブと一口にいっても素材や巻き方などにはトレンドがあるようで、女性はその流行に合わせたファッションを楽しんでいる印象。制限されているとはいえ、そんな限られたなかで自分なりの「オシャレ」を追求するヨルダン女性には感服です。
2. スイーツ男子が多い!
なんとヨルダンは「スイーツ男子」の量産国! どこへ行っても、スイーツショップが目につきます。それだけ需要があるということですが、どこのスイーツショップでも一番人気と言われるのは「カナフェ」という全体にシュガーシロップがかけられた上にたっぷりのカラメルでコーティングされた極甘スイーツ。このスイーツのために大人の男性たちが毎日列をなしているわけですが、スイーツ待ちの男性たちの目は本気そのもの。最初に目の当たりにしたときは衝撃でしたが、その姿はなんだかくすっと笑ってしまいそうになる可愛さを垣間見た気がします。
3. ヨルダン料理が絶品!
イスラム教の関係上豚肉は食べられないなど、食べられるものが少々限られてしまいますが、ケバブやハムスといわれるひよこ豆のペーストは中東発祥の郷土料理。なかでも筆者のお気に入りは「マンサフ」というヨルダンの家庭料理で、これはヨーグルトで煮たご飯の上にラム肉を乗せたものです。ヨーグルトの程よい酸味がご飯とラム肉にぴったりなのですが、日本だと月の砂漠というレストランでも食べられるようですので興味がある方はトライしてはいかがでしょう。
4. ペトラ遺跡は期待以上!
そこまで世界遺産に興味がない筆者でも、このペトラ遺跡にはいたく感動しました。入場料は世界遺産のなかでもトップレベルで高い50JOD(約7000円)という強気価格なのですが、金額以上の価値がペトラ遺跡には秘められているのです。とくにおすすめなのが、「ペトラバイナイト」という夜に行われるツアー。なんと遺跡がライトアップされ、昼とは違う神秘的な光景を楽しむことができる魅力的なツアーなんです。
5. とにかく人が優しい!
(C) Saya Meguro
ヨルダンは道に迷えば優しく案内してくれるなんていうのは日常茶飯事で、道を歩いているとたくさんの人が笑顔で「ようこそヨルダンへ!」と迎えてくれる温かい国です。それまで旅中さまざまなことで疲労困憊していた筆者からすると、ヨルダンがオアシスのように感じたほどでした。
そんなヨルダンは、近隣諸国の紛争から国を追われた結果ヨルダンに滞在している人がたくさんいる国でもあります。ヨルダンの人たちが穏やかで優しいのは、彼らが近隣諸国の紛争を間近で見ていることで、誰よりも心に強い平和を願う心ゆえなのかもしれません。
行く前までは緊張こそしていた筆者ですが、イメージが180度変わった国でもあります。そんな一度行くと虜になってしまうほどの魅力溢れる国、ヨルダン。ちょっと変わった旅がしたいという好奇心旺盛な方にはオススメの場所です。
※2016年9月現在、ヨルダンは地域により外務省から渡航注意が出ております。渡航検討の際は、必ずご確認ください。
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