
「日本に似ている」と言われることも多いドイツですが、実際に生活してみると日本との違いが目立ってくるものです。ドイツ在住の著者の経験を踏まえ、日本人がドイツで驚いた8つのことをご紹介しましょう。
ドイツ人は外が大好き

自然を愛するドイツ人は外に出るのが大好き。スーパーも含めほとんどのお店が休業になる日曜日の過ごし方の定番は散歩やサイクリングですし、老若男女問わずハイキングを好む人も多いです。

春夏のレストランやカフェはまず屋外のテラス席から埋まっていきますし、自宅の庭やベランダで読書や食事、お茶などを楽しんでいる光景もたびたび目にします。女性であっても紫外線を気にして日差しを避けることはあまりなく、積極的に太陽の光を浴びたがる人が多数派。ドイツ人の自宅を訪ねる時には日焼け止めを塗っていかないと後悔することになります。
日本人にとって驚きなのが、気候のいい春や夏だけでなく、寒さの厳しい冬でもハイキングに出かけたり、屋外で長時間過ごしたりする人が少なくないこと。ドイツ人の屋外好きは筋金入りです。
ドイツ人は食にこだわらない

一般にドイツ人は日々の食事にあまりこだわりません。「温かい(調理された)食事は高カロリーで健康的でない」と考える人もいるくらいで、温かい食事は一日一回しかとらないのがドイツの伝統といえます。

昼食に温かい料理を食べたら、夕食はパンにハムやチーズをはさんだだけの簡単なサンドイッチなどで済ませるのが普通です。料理をする場合でも、手間のかからない簡単なメニューが多いよう。スーパーで人々が買う商品を見ても加工食品が中心で、新鮮な食材をたくさん買っている人をほとんど見たことがありません。
日々の食事に人生の喜びを見出す日本人とは対照的で、普段の食事に対するドイツ人の感覚は「必要だから摂る」。極端にいえばシャワーを浴びるのと大差ないように見受けられます。

【ドイツ現地取材特集1】世界無形遺産の伝統行事!10年に1度のキリスト受
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ドイツ観光局が主催するプレスツアーにTABIZINEライターが参加。2022年春に首都ベルリンやドレスデンを巡り、バイエルン地方の小さな村オーバーアマガウへ。その後ミュンヘンも訪れました。各地の旅体験とともに、ドイツの今をレポートします。今回は、バイエルン地方の小さな村で開催されるキリスト受難劇『パッションプレイ』をご紹介。10年に1度という機会が今年にあたり、10月まで上演されています。
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現在、世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス。そのため、ドイツに旅行者として入国することはできませんが、ドイツから日本への帰国も通常のようにはいかないようです。ドイツと日本の間の出入国の現状、ドイツで行われている外出制限の現状について現地から続報をレポートします。
【新型コロナウィルス:速報】ドイツの最新現地事情、ドイツ・ヨーロッパ諸国
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イタリアでのコロナウィルス感染者爆発的増加を受け、次第に危機が現実のものになってきているドイツ。ドイツを含め、近隣諸国が国境を閉鎖しはじめています。ドイツからは、アメリカ、デンマーク、ポーランド、チェコへは入国することができません。ドイツも他国への移動規制に踏み切り始めています。また、隣国イタリア、フランスでの学校閉鎖に続き、ドイツでも学校閉鎖が実施されます。フランス、イタリアでは店舗施設が閉鎖されていますが、ドイツも追従するのは時間の問題か、と思われます。すさまじい勢いで情勢が変化しています。常に新しい情報を手に入れるようにしてください。
爆撃の傷跡も展示のひとつ!?ミュンヘンの「アルテ・ピナコテーク」奇譚芸術
Mar 13th, 2020 | 川合英介
ミュンヘンのヨーロッパ近代絵画が展示されているアルテピナコテークは19世紀前半に時のバイエルン王ルートビッヒ1世のもと、建築家クレンツェによって完成しました。その後、第二次世界大戦では街の80%近くが空爆により破壊され、アルテ・ピナコテークも被災を免れる事はできませんでした。戦後、改修修築され、現在の姿になりました。 アルテピナコテークでは、前回紹介した巨匠たちの名画に加えて、奇譚というべき作風の画家の作品を鑑賞することができます。
華麗なる古典建築!ミュンヘンの「アルテ・ピナコテーク」で鑑賞する巨匠たち
Mar 12th, 2020 | 川合英介
南ドイツのミュンヘンには美術館や博物館が多くあります。中でも見どころは通称ピナコテークという3つの美術館。そのうち、アルテ・ピナコテークはドイツやイタリア、オランダなどの近世ヨーロッパ絵画が展示されている美術館。今回は19世紀初頭に建てられた美術館の建物と、世界的コレクションとして有名な、画家デューラーやルーベンスなどの巨匠たちの絵画を紹介します。
5番目の季節「ファストナハト(Fastnacht)」の終わりを告げる!ド
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ドイツには5つ目の季節があって、それが終わると、約40日間の禁欲生活がはじまります。禁欲生活が終わり、復活祭が行われる時期には、春がやってきます。禁欲生活に突入する直前には、通称「ヴァイバーファストナハト」という女性が主導権を握る日を皮切りに、パーティーに明け暮れる一週間が続きます。ドイツ人がはめを外して大騒ぎするこの期間、ドイツにて、今回紹介するおいしいお菓子と仮装パーティーを楽しんでください!
【新型コロナウイルス:速報】ドイツ、ミュンヘンの最新現地事情をレポート
Feb 11th, 2020 | 川合英介
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