ニューヨークの日本食エリア・イーストビレッジ、セントマークスの11軒

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Dec 10th, 2016

ニューヨークは各国の人種が集まる国。そして、エリアごとに各国のコミュニティーが集まることも特徴的です。チャイナタウンのような大きなコミュニティーはありませんが、ニューヨークにも日本人経営の店が集まるエリアがあります。

今回はマンハッタンで最大の日本食エリア、セントマークス(イーストビレッジ)をご紹介しましょう。

【外国で求める日本とは】ニューヨークの日本食エリアを歩く 

ラーメン屋

一風堂

【外国で求める日本とは】ニューヨークの日本食エリアを歩く 

ニューヨークの爆発的なラーメンブームを起こした店。ラーメン一杯が20ドル近くし、要予約。価格設定が強気なので、在住のフツーの日本人は行きません。ニューヨーク旅行に来た日本人、アジア系やスノッブな白人などに人気。

[一風堂]

せたが屋

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日系ラーメン屋の進出店では老舗格。

[せたが屋]

ずんどう屋

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姫路発祥の背脂系濃厚とんこつらーめん。2015年12月出店。

[ずんどう屋]

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日本蕎麦屋

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[蕎麦屋]

うどん屋(博多風)

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蕎麦屋があればうどん屋もあります。九州人が多いニューヨークで、博多風うどん。九州風の柔らかめうどんなので、東京人は驚くかも。

[うどんウエスト]

日系ファストフード

米吉

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[米吉] ライスバーガー

おたふく

【外国で求める日本とは】ニューヨークの日本食エリアを歩く 

[おたふく] たこ焼き、たい焼き、お好み焼き

日系パン屋 Panya

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食パン、バゲッドをたまに買います。ケーキ、菓子パン、おにぎり、お弁当など種類が豊富。丼物、麺類や和朝食などイートインも可能。

[パン屋]

日系居酒屋

ビレッヂ横丁

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手軽な価格で飲める居酒屋ビレッヂ横丁。日系スーパーサンライズマートの系列(同じ2階にあり、実は繋がっている)。

[ビレッヂ横丁]

大衆居酒屋 ケンカ

【外国で求める日本とは】ニューヨークの日本食エリアを歩く 

レトロな居酒屋 ケンカ。

【外国で求める日本とは】ニューヨークの日本食エリアを歩く 

ある意味、ヒップな飲み屋。6PMの開店を待つ、20代くらいのアジア系(韓国系、中国系など)でいっぱい。ユニークな昭和風のインテリア、安く飲めるのが人気。

[大衆居酒屋ケンカ]

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やきとり 大将 

【外国で求める日本とは】ニューヨークの日本食エリアを歩く 

ニューヨークの居酒屋では、一番の老舗格「やきとり 大将」に入ることにしました。
セントマークス日本人街のランドマーク的存在で、安く飲めます。

【外国で求める日本とは】ニューヨークの日本食エリアを歩く 

6PM開店と共に、ほぼ満席。焼き鳥のほか、ラーメン、焼きそば、炒め物、デザートも充実。

【外国で求める日本とは】ニューヨークの日本食エリアを歩く 

ニューヨークと信じられない、日本的な居酒屋。しかしながら、隣席では白人のカップルが、焼き鳥を食べていました。店内は好景気の中国、和食好きの韓国の方たちも多かったですね。

【外国で求める日本とは】ニューヨークの日本食エリアを歩く 

焼き鳥をアラカルトで。レバー、四つ身、つくね、バラ、ねぎ、ししとう。

【外国で求める日本とは】ニューヨークの日本食エリアを歩く 

豚のマヨネーズ焼き

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明太子ポテト

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あさり塩焼きそば

日本の居酒屋と変わらない雰囲気、味(多分)、出てくるスピード。二人で上記を食べてお腹いっぱい+ビール2本で、55ドル(税・サービス別)。外食の高いニューヨークではかなりのお手頃価格。焼き鳥大将で飲むために、毎月アメリカ東部からやってくるファンもいるほど。

店内は細長く狭くテーブルは小さいので、大人数には向きませんが、何故か心が落ち着きます。

[やきとり大将]

【外国で求める日本とは】ニューヨークの日本食エリアを歩く 

ニューヨークには、リトルトーキョー、またジャパンタウンと呼ばれるものはありませんが、日本人経営の店舗が多いエリアは2箇所あります。1箇所は、今回ご紹介した昔は危険だったイーストビレッジ、セントマークス。「昭和」を知らない若い世代をターゲットにしていて、時代遅れながらインパクトの強さが持ち味。国を問わず特徴の少ない時代に生きている若い世代には、「昭和」のインパクトがアピールするのでしょう。

もう1箇所は、ニューヨーク公共図書館近くのミッドタウン東側。ブックオフ、日系スーパー、無印良品、高級寿司屋などが並びます。こちらは駐在、お金持ちがターゲットなので割高です。

多種多様な食文化を持つ日本。麺類にしても、ラーメン、うどん、蕎麦と素材が異なり、麺に合わせてスープも異なります。他国のものでさえ独自に取りこむ食文化の素晴らしさを、日本人以上にニューヨーカーが理解しているのかもしれませんね。

[All Photos by Hideyuki Tatebayashi]
※無断で画像を転載・使用することを固くお断りします。Do not use images without permission.

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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