フランスの第二の都市リヨンは歴史ある街。2016年度ヨーロッパで週末に訪れたい街一番に選ばれたほど、観光地として人気の街です。なぜヨーロピアンはリヨンを週末旅行に好むのでしょうか。リヨンを訪れるべき6つの魅力をお伝えします。
美しい旧市街地
15世紀以降経済的に発展したリヨンの街は、フランスのルネッサンス建築が最も美しいと有名です。他のフランスの街では見られない歴史の重みが感じられますが、それはとても優雅で、高貴な世界がここにはあります。
またソーヌ川沿いにはパステルカラーの建物が立ち並んでいます。まるでおとぎ話の中の世界のよう。幼心を思い出すような世界観に浸ることができます。
フルヴィエールの丘
リヨンの街を見渡せるフルヴィエールの丘。ケーブルカーで登ると、展望台があります。ここから見渡す景色は美しく、特に晴れた日はまるで心まで澄み渡るようです。またここから眺める夜景は、心に染み渡るような美しさ。ロマンチックな気分に浸ることができますよ。
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古代ローマ劇場跡
ローマ時代から歴史のあるリヨンには驚くことに、古代ローマ劇場跡が残っています。フランスでイタリアのローマで見られるような劇場があるなんて、感動を覚えたほどです。ゆったりと劇場跡を訪れ、古代ローマ時代の残り香を感じ取って見てください。
映画の誕生地リヨン
リヨンといえば、映画の誕生地としても有名。リュミエール兄弟がこの街でシネマトグラフを発明しました。最初の映画「工場の出口」もこの地で撮影されました。映画好きなら「リュミエール博物館」を訪れてみましょう。映画史を垣間見ることのできる、見応えのある博物館です。
食で有名なリヨン
リヨンといえば、食で有名な街。「ブッション/Bouchon」と呼ばれるリヨン名物のレストランがあります。リヨンの郷土料理を食べることができる、庶民的なレストランなのです。ボリュームたっぷりでお手頃な値段で食べることができます。リヨン産のソーセージやリヨン風サラダなど、美味しそうなメニューが並びます。店選びをする場合は本物のリヨン料理を出すお店と認定されたラベル Bouchon Lyonanaisが掲げられているので、参考にしてみるといいですね。
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光の祭典
リヨンには毎年12月に聖母マリアに祈りと感謝を捧げる光の祭典( Fete des Lumieres)があり、街が美しい光で埋め尽くされます。幻想的な光の中で、夜のリヨンを眺めてみるのも、また違った美しい街の顔をみることができますよ。
リヨンは週末に訪れるのにはちょうどいいサイズの街。街、歴史、芸術、グルメなど様々なことを楽しむことができます。パリからTGV(新幹線)で2時間と気軽に行ける距離なので、次回のフランス旅行ではリヨン観光はいかがですか。
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