チェコには多くのお城が現在も残っていますが、その中でも最もロマンチックなお城として有名なのがフルボカー城。日本ではあまり知られていない、チェコのフルボカー城とはどのようなお城なのでしょうか。
ネオゴシックのお城
南ボヘミアに位置するフルボカー城は13世紀に建設され、19世紀に改築されました。現在見られるお城の外観は改築の際に、ネオゴシック式に変えられたものです。当時シュワルツェンベルク家は、ロマン主義的改築を実施したのだそうです。東ヨーロッパらしく、どこかメルヘンチックな印象を受けるお城です。
眩しいばかりの白が印象的
フルボカー城を訪れて、誰もが印象的に感じられるのが、眩しいばかりの白。太陽の光の刺しようによっては、真っ白であったり、クリーム色であったり、同じ白なのに、様々な顔を見せてくれます。そんな印象が変わるところも、フルボカー城の魅力の一つであります。
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広大な庭園
フルボカー城の特徴は広大な庭園。19世紀の改築の際に、庭園も整備されました。シンメトリーの庭園から森に迷い込んだのではないかと思えるようなナチュラルな庭園まで、一つの型にはまらないのが、特徴です。ゆっくりと時間をかけて庭園内を歩きたいですね。
贅沢さを体験できる城内
外観はメルヘンチックさが印象的なフルボカー城ですが、内部は贅沢さを極めた作りとなっています。彫刻が施された天井や豪華な家具やシャンデリア。絵画や陶器、銀食器のコレクションなど、当時の貴族文化がここでは再現されています。
絵本などに出てきそうなフルボカー城。ヨーロッパの中でも、少し違ったお城を体験してみたいという方にはオススメのお城です。
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