まさかの犯罪者が同室に。手錠、足錠、警官3人付

一通りの問診や検査が終われば、ベッドで寝ているだけ。付き添いのツレアイがあたりを見回し、ヘンなことを言いだしたのです。
ツレアイ「あの人、犯罪者なんじゃない?」
筆者「ええっ? マジ?」
ツレアイ「だって、手錠しているどころか、足錠までしてるし」
筆者「あ、足まで?」
ツレアイ「しかも目つきの悪いお巡りさんが3人も付いているよ。かなりの重罪犯なんじゃない」
筆者「その人、どこにいるの(汗)?」
ツレアイ「キミの並びのベッドで、部屋の一番奥」
首を伸ばして見ると、確かに警官がベッド脇に立っているのが見えます。しかもブルックリンやブロンクスにいそうな、コワモテの警官です。
ツレアイ「あの人、靴ないよ。裸足だね。もしかしてホームレスかもね」
筆者「えっ、どこに」
ツレアイ「キミのベッドの斜め向かいに」
筆者「・・・」
ニューヨークの2大アイコン、犯罪者とホームレス。一緒に過ごす機会があるなんて、滅多にないチャンスでした。病院で良かった、プリズンでなくて。
病院に着いただけで取りあえず治まる?のが大半なER患者
医者の問診や簡単な検査が終われば、薬や点滴が与えられるワケでもなく、ベッドに転がされているだけ。容態が急変しないよう、様子見の時間だと思われます。あんなに具合が悪かったのに、病院で先生に診て頂いたらもう治ってきたような気がするのは不思議なもの。でも周りも同じで、「もう家に帰りたい」様子です。半日ほど病院に居て薬を処方してもらったら、次々押し寄せてくるER患者のためにベッドを明け渡し、自宅へ帰るのを許されました。
アメリカの医療費の高さはハンパでない

米ニューヨークの病院の良いところは、「はい、帰りはお会計をして帰ってくださいね」などと、野暮なことを言われないこと。請求書は後ほど、郵送されてくるためです。ERから出ると、すぐに外に出られる出口があり、逃げるように帰りました。
そして、病院に駆け込んだことなど忘れかけていた時、請求書が届きます。アメリカの医療費の高さは、ハンパなく高いのを知っていますか? 筆者も今回身にしみて実感しました。
恐る恐る開けた請求書の金額は、なんと
1512.95ドル。 (収入に合わせ、大幅に減額してもらいましたが)
アメリカや海外に旅行予定のあなたは、必ず海外旅行保険をかけましょう。疾病、傷害とも最高額で設定するのが望ましいです(筆者は日本では、損害保険の仕事をしていました)。また、旅先で体調の悪い時には、我慢せず早めに病院へ行くことをお勧めします。
テレビドラマよりも、エキサイティングなER体験。しかしながら、体験しないほうが良いに決まっています。健康こそが、何よりの宝なのですから。
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sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファー同居人氏とNY在住。
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