私たち日本人の曖昧さは、外国人には理解できないことも多々あるようです。例えば、恋愛における「自然消滅」。だんだんと連絡が来なくなり、ついには音信不通になるというアレです。
そんな日本人の恋愛特有の「自然消滅」について、海外の人たちはどう感じるのでしょう? 中国人、フランス人、イギリス人の友人たちに自然消滅や別れの切り出し方について、たずねてみました。
ストレートに相手に伝えるべき/中国
「自然消滅って何よ? 相手に失礼だと思うんだけど! 中国人は関係がうまくいかなくなったら、ストレートに相手に伝えるわね。例えば『僕達は違う道を歩むべきだと思う』みたいな感じです」(中国人・女性/30代)
ふたりでしっかり話し合う/フランス
「フランス人は別れを告げる際に、面と向かって相手に別れを告げると思うね。電話やメールではなく、しっかりお互い向き合って話すケースが多いんじゃないかな? 相手と疎遠になっているときに、浮気がバレて別れるってケースは多々あるね。自然消滅とはちょっと違うけど」(フランス人・男性/40代)
連絡頻度を減らして、疎遠にすることはあるかも/イギリス
「自然消滅・・・なんとなく分かる気もします。重い話は誰だって避けたいもんね。別れたいときには、だんだんと連絡の頻度を少なくするなど、疎遠になるかもね。素っ気ない態度をとれば、相手だって『あぁ、相手は自分のことをもう想っていないんだ』というのが分かると思います」(イギリス人・男性/20代)
三者三様の興味深い意見です。
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外国人と日本人のカップルが経験する「自然消滅」とは?
冒頭で自然消滅は日本人特有と書きましたが、海外で外国人と恋に落ちた男女のなかには「自然消滅」を経験する人もいます。「メールしても、電話をかけても、SNSでも連絡がつかない」といったシチュエーションです。
相手は引き続き海外、自分は日本に帰国・・・という場合、こういった悲しい結末を経験する人も少なくありません。いくら甘い言葉で誘惑されようがこの手のケースは体かお金が目的なので、目的達成後は日本人の彼女(彼)が疎ましい存在になってしまうのです。
筆者の知り合いのなかには、日本に帰国後、恋仲になった相手は結婚していたことが発覚! といった最悪なケースもありますから、海外での出会いには慎重に・・・。
自然消滅は大人気ない行為ですし、恋愛に対して真剣味が足りなかったのでは? と、筆者は思います。みなさんはいかがですか?
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