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【2024年1月からビザ半額】香港やマカオからフェリーで中国・深圳へ!一味違う夜景を眺める

Posted by: しげたまこと
掲載日: Feb 6th, 2024.

香港の夜景といえば、尖沙咀や香港島のビクトリアピークが有名ですよね。マカオでも、IR(統合型リゾート)が集まるタイパ島や歴史的建造物の多いマカオ半島では、独特で煌びやかな夜景を眺めることができます。さらに、中国大陸にある深圳(シンセン)まで足を伸ばせば、一味違った夜景に出会えるでしょう。この記事では、香港・マカオから深圳までのルートやビザの申請方法、おすすめの夜景ポイントについて説明します。

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深圳人才公园・トップ


わずか40年の間に成長した大都市・深圳

中華人民共和国広東省の深圳は、1980年に中国で最初の経済特区に指定されました。今でこそ人口1300万人を超える大都市に発展しましたが、当時は小さな漁村に過ぎませんでした。林立しているビルは新しく、特徴的な現代建築も数多くみられます。2024年の今も、街のあちこちで新しいビルが建設され続けています。


深圳市福田区

今回紹介する深圳の夜景スポットは、深圳市南山区に位置する深圳人才公園です。香港・マカオからのフェリーが発着する蛇口フェリーターミナルからのアクセスも良好で、美しい夜景を見ることができます。


深圳人才公園

初めて深圳を訪れるならビザが取得しやすいフェリーがおすすめ

香港から深圳へ行く場合、地下鉄や乗合バンで移動してイミグレを通る陸路と、フェリーで入境する航路の2種類の方法があります。2024年2月現在、中国を観光で訪れるにはビザを取得する必要があるため、初めて深圳を訪れる人にはフェリーをおすすめします。

2024年2月1日現在、中国へ旅行するには観光ビザが必要です。コロナ禍以前は、15日以内の滞在であればビザなし渡航が可能でした。しかし、この制度はまだ復活していません。観光ビザの取得までには1ヶ月ほどかかるため、旅行で中国に行くにはハードルが高いのが現状です。しかし、深圳のイミグレで「特区旅遊ビザ」を申請すれば、深圳に入境した翌日から5日間滞在することができます。

フェリーをお勧めするのは、陸路の皇崗口岸と羅湖口岸のイミグレよりもフェリーターミナルがある蛇口口岸の方が比較的空いており、ビザの発給数に制限がないからです。一方、陸路の場合、1日あたりの発給数に上限があるそうです。

また、2023年12月までのビザの申請料金は275元(約5500円)でしたが、2024年1月にほぼ半額の130元(約2600円)に値下げされたのも嬉しいニュースです。

なお、事前に日本で観光ビザを取得して訪れる場合は、上記に加えて宝安国際空港や深圳湾口岸、福田口岸などから入境できます。

マカオからフェリーで深圳市南山区へ

香港からは、香港島の上環、マカオからは、マカオ半島とタイパ島から深圳行きのフェリーが就航しています。所要時間は1時間半ほど。チケットはターミナルで購入できます。

筆者は2023年12月に、マカオからフェリーで深圳を訪れ、フェリーターミナル内の蛇口口岸で特区旅遊ビザを申請しました。その時の様子をお伝えします。

13:30にタイパフェリーターミナルを出発し、15:00頃に深圳の蛇口フェリーターミナルに到着しました。順路に沿って進み、イミグレーションにさしかかる手前の、小さな免税店の隣の事務所でビザ申請を行います。

PORT VISAの看板が目印

まずは、指定の用紙に必要事項を記入し、備え付けの証明写真ブースで顔写真を撮影します。写真撮影に料金はかからず、データが転送される仕組みで、印刷されることはありません。

申請書類の提出と写真撮影が終わったら、パスポートを預けてビザの料金を支払います。こちらの窓口では現金で支払うことができました。現金で支払うなら、お釣りなしでちょうどの金額を用意していた方が無難です。

中国はキャッシュレス社会なので、現金を渡してもお釣りを持っていないこともたまにあるからです。出発の前に、AlipayやWeChatなどでも支払えるようにしておくと安心です。

ちなみに、フェリーターミナルでのビザ申請に上限がないことは、実際に申請した時に窓口の人に聞いて初めて知りました。

16:00頃に、ビザが添付されたパスポートを受け取りました。家族4人で訪れていたので、4人分のビザを1時間ほどで取得できたことになります。一人旅であれば、もっと早く受け取れるかもしれません。何より、他にビザを申請する人がいなかったことが大きいと思います。

ビザを受け取ってからようやく入国審査に並ぶので、深圳に入れたのは17:00頃でした。

週末には15分間のライトショーも!いざ深圳人才公園へ

フェリーターミナルからの移動手段は、タクシーとバスがあります。地下鉄を利用する場合は、最寄り駅「太子湾」まで徒歩で約15分です。

フェリーターミナルのある南山区は、廉価なホテルから高級ホテルまで軒を連ねています。香港やマカオと比べて、安価なホテルが多いのは旅行者にとってはうれしいポイント。

さて深圳人材公園までのアクセスですが、地下鉄2号線の登良駅から徒歩10分ほどで到着します。夜であれば、駅から公園までの道中も、煌びやかなビル群に目を奪われることでしょう。

公園に着いたら、海の方へ向かって歩いてみてください。ぐるっと一周して戻って来れます。ちょうど折り返し地点に差し掛かる、橋の上から眺める夜景は圧巻です。

毎週金曜日と土曜日には、周囲のビル群のライトがシンクロする「ライトショー」が行われます。11〜3月は19:00、20:00、21:00からそれぞれ15分ほどです。予約の必要はありません。また、年に数回ドローンショーも行われているようです。

一番高いビルは中国华润大厦
赤く光るビル群
水面にも文字が映し出される

施設名:深圳人才公园
住所:广东省深圳市南山区粤海街道蔚蓝海岸社区科苑南路3329号
電話番号:(0755)22676545
営業時間:06:00-23:00
定休日:なし

今回は、香港、マカオからアクセスしやすい南山区をご紹介しましたが、香港から陸路で入境できる福田区の莲花山公园からの夜景もおすすめです。

莲花山から見える夜景

施設名:莲花山公园
住所:广东省深圳市福田区莲花街道红荔路6030号
電話番号:(0755)83067950
営業時間:06:30-22:30
定休日:なし

ぜひ、香港・マカオから足を伸ばして、深圳ならではの夜を感じてみてはいかがでしょうか。

【参考サイト】
https://www.shenzhen-fan.com/2023-03-how-to-get-s-e-z-visa/
https://mp.weixin.qq.com/s/SJLj-Z8Gfy9BX3UC_soIKQ
https://www.jetro.go.jp/world/qa/04A-010934.html

[Photos by Shutterstock.com, Makoto Shigeta]
 


 

しげたまこと

Makoto Shigeta ライター
在外教育施設の教員として、タイと中国の日本人学校に通算8年間勤務。2022年に帰国し、ライターとして活動を始める。出身は奄美大島。ついつい気になってしまう旅先は国境と島。


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