みなさんは息をのむほどの絶景に出会ったことはありますか? 筆者は数年前にまさに息をのむほどの絶景に出会いました。その場所は、ノルウェーの「オーレスン」と言う町です。
フィヨルドに囲まれた街「オーレスン」

北欧の国、ノルウェーは大自然に囲まれた国。「叫び」で有名な画家ムンクや、最近では人気のコーヒー専門店「フグレン」の生まれた国としても有名になりました。
そのノルウェーには、ガイランゲルフィヨルドで有名なガイランゲルや、世界遺産で映画「アナと雪の女王」のモデルにもなったといわれているベルゲンなど。美しい街がたくさんあります。
オーレスンは、ベルゲンの北北西に位置する港町。見所は徒歩20分圏内にあり、歩いて廻れるくらい小さな町です。ガイランゲルフィヨルドを巡るクルーズ船の寄港地となっており、ここを拠点に美しいノルウェーを堪能する旅に出発する人も多くいます。
雨上がりに奇跡的に出会った絶景
筆者がオーレスンを訪れたのは5月のこと。到着したのは夕方でしたが、あいにくの大雨でした。ホテルにチェックインをしてから、夕飯のレストランに向かおうとした時のことです。

ホテルを出ると、雨が上がったばかり。せっかくなので港に寄ってみると、そこには劇的な風景が広がっていました。キラキラした水面に映るオーレスンの町並みと、夕焼け・・・説明しがたいほどの美しさに、必死にシャッターを押していました。


港に停まる自転車も、釣りをする男性さえも、全てが美しく映ります。シャッターを押しながらも、ため息が出ます。人生で生きてきて、こんな光景には出会ったことがありません。

そして、夕焼けに浮かぶ灯台。水面は太陽に照らされ光っています。

様々な偶然がかなさり生まれたオーレスンの絶景でした。初めて来たその日にこの景色に出会い、この町は忘れられない場所となりました。

日が落ちると、今度は「ブルーモーメント」。青い夜空と少しずつライトアップしていく町並みが、また違う景色を映し出していました。
昼間は展望台から美しい町並みを

オーレスンはアールヌーボー調の町並みが美しい町。この美しさを堪能するなら、昼の明るい時間にアクスラ山に登ることをオススメします。この展望台からは四方に広がるオーレスンを見下ろすことができるのです。

家と家の間を流れる運河は港町オーレスンの象徴です。そしてカラフルな家々がその脇に幾つも入り組んで建っているのが見れます。これも展望台だからこそ。

こちらは海側。遠くまで見渡せて気持ちのいい場所です。


下に降りても見所はたくさんです。運河に映るカラフルな家々を見ていても、ため息が出てきます。青い空と黄色い家のコントラストがまるで絵画みたいです。

運河脇のベンチに座っているサラリーマン。お仕事の合間の休憩でしょうか? こんな何気ない日常も絵になりますね。
オーレスンの滞在には灯台ホテルへ

オーレスンには不思議なホテルがあります。この写真に写っているのは灯台ですが、この灯台がホテルになっているんです! こんなところに滞在できるの? と思いますが、ちゃんと名前もあるれっきとしたホテルです。

ホテルの名前は「HOTEL BROSUNDET(ホテル ブロスンデ)」。この灯台はこのホテルの別館という形なのです。公式ホームページを見ると、「ROOM 47 – MOLJA LIGHTHOUSE」と言う名前で予約ができるよう。

灯台なので、中は必要最低限のものしか揃っていませんが、トイレもシャワーも、もちろんベッドもあります。寝室は2階にあり、半円形の形をしています。食事などは本館のホテルのスタッフが運んでくれるそうですよ。

もちろん、海の上の灯台ですから、オーレスンの港の夕焼けは独り占めです。ここに泊まれば美しい絶景に出会うことができるかもしれませんね。
自然と可愛らしい街並みに囲まれたオーレスンに行ってみて

どこもかしこも可愛くて、暖かい雰囲気があふれる町、オーレスン。ゆったり1日を過ごすのにぴったりな町ですよ。そして、もしかしたら奇跡の絶景に巡り合えるかもしれませんよ。
[StyleNORWAY WEB MAGAZINE]
[クルーズ専門店クルーズプラネット オーレスン (ノルウェー)]
[フィヨルド地方絶景&観光ポイントMAP]
[All Photos by Kaori Simon]
Kaori Simon ライター&フォトグラファー
東京在住のフォトライター。K-POP、旅行、グルメ、カルチャーなどを中心に撮って書いて活動中。好きなことには猪突猛進。小学生の頃からずっと何かの「オタク」。座右の銘は「努力は裏切らない」。
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