海外で暮らしていると、思いがけないものにであうことがあります。日本では見たことがなかったものを発見するたびに、驚いたり、その利便性に感動したり。
そこで、南仏で暮らす筆者が「日本では見たことがないけれど、あったらきっと便利だろうと思う食品」をピックアップしてみることにしました。フランスを訪れた際には、ぜひ探してみてくださいね!
そんなものまで、缶詰にしちゃうんですか!?
ポパイが携帯している、あのホウレンソウ。缶詰のホウレンソウなんてどこにあるの? と思いきや、ここフランスにありました。日本ではちょっぴりレアなソーセージ缶も、こちらのスーパーだと普通に見かけます。ところで、缶詰はフランスの発明品だということをご存知でしたか?
白い「半焼きパン」が本格バゲットに変身
パリッとした皮とふわっとした中身のコントラストが最高においしいバゲット。白っぽい色をした「半焼きパン」は、食べたいときに焼き立てのバゲットが楽しめる便利な商品です。オーブンで約10分ほど加熱するだけでOK。バゲット以外にも、もっちり食感のチャバタや味わい深いマルチグレイン(雑穀パン)など、パンの種類も豊富です。
えっ、生クリームが常温保存?
酪農国フランスは、乳製品の種類が豊富です。しかも冷蔵保存だけでなく、常温保存の乳製品も多いので買い置きできるのが素晴らしい! フランスでは、強い殺菌効果のある「UHT殺菌(超高温瞬間殺菌)」を採用しているため、牛乳も生クリームも常温保存が可能なのです。乳製品はそれだけフランス人の食卓に欠かせないもの、ということなのでしょう。
「茹でないパスタ」に感謝!
パスタを茹でる時間が省ければ、ラザニア作りがどんなにラクになることか・・・! そんなラザニア好きの人におすすめなのが「茹でずにそのまま使える」ラザニアシートです。こちらはフランスの友人宅で初めて目にしたのですが、ホワイトソースなど具材の上にパリッパリのラザニアシートをのせてオーブンで焼けば、本格ラザニアがあっという間にできちゃう優れもの。手間のかかるラザニアも、茹でずにOKのパスタで作ればラクラク!
食べたい時にいつでも食べられる「冷凍ケーキ」
実は私たちもケーキビュッフェなどで知らず知らずのうちに冷凍ケーキを口にしてはいるのですが、日本国内の冷凍ケーキは業務用がメインです。一方、お菓子の国フランスでは、ムースにタルト、マカロンにエクレアなど、パティスリー並みのお菓子を冷凍で入手することができます。老舗パティスリーのものもスーパーで気軽に入手可能。しかもホールで500〜1000円程度という安さです。
常備しておけば、いつでも充実のティータイムが過ごせちゃいます。日本国内でも、フランス発の冷凍食品専門店「ピカール」でバリエ豊富な冷凍スイーツを楽しむことができますよ!
友人宅でご馳走になった「缶詰のホウレンソウと茹でないパスタのラザニア」。生活を便利にしてくれるアイテムは、ここフランスでも需要が高いようです。
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