子連れ旅行やお出かけ、家族や子どもにまつわる世界の話題を特集する夏休み特別企画【TABIZINE with Kids】。
いよいよ始まりました。子どもたちにとって待ちに待った夏休みです!
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
「子どもの頃の夏休みの思い出は?」と聞かれると、「家族で出かけたキャンプ」と答える人も少なくありません。そこで今回は、子連れキャンプをテーマに、家族でキャンプを楽しむための極意をまとめてみました!
子育て世代のレジャーにピッタリ!キャンプのメリット
キャンプは「スイッチひとつで完了!」という生活からかけ離れた、非効率で不自由で苦労だらけの体験です。大げさかもしれませんが、原始的な生活の体験を通して、今ある生活の豊かさや、生きることそのものの尊さを感じる機会にもなります。
また、デジタル・デトックスができるのも、キャンプの大きなメリットです。最近の子どもはデジタル・ネイティブとも呼ばれ、生まれたときからスマホやタブレットなど、便利なものに囲まれた暮らしをしています。電気のないキャンプ生活でもなければ、ネットやゲーム、テレビなしで時間を過ごすことなど皆無なのではないでしょうか。
デジタルを締め出したキャンプでは、自然と五感が敏感になり、ゆったりとした時間を過ごすことができます。足元の虫や草花に興味を抱いたり、風景の美しさに心打たれたり。家族でのコミュニケーションもぐっと深まりそうですね!
どんなことでも子どもにチャレンジさせてみよう!
普段、家のお手伝いに乗り気ではない子どもも、キャンプでは我先にと仕事を請け負ってくれます。中でも危ないことほど興味津々で、「やってみたい!」と目を輝かせるのが子どもというもの。
包丁やトンカチ、炎など、危険なもののそばでは、子どもから目を離さないのは鉄則です。その上で、危ないからと遠ざけるのではなく、どんなふうに危ないのかを教えるために、お手伝いを兼ねて扱い方を教えていきましょう。
テント設営では、子どもにトンカチを持たせて、ペグを打つ係りをお願いしてみませんか。ケガを防ぐために、厚手の軍手を付けておくと、万が一のときも安心です。
火おこしでは、「火吹き竹」を用意し、子どもにふーふー吹いてもらいましょう。「空気を送ると火が強くなるのはなぜ?」と、ちょっとした理科の時間にもなりますよ!
全身を使って思い切り遊ぼう!
キャンプに行くときは子どもの遊び道具を用意して出かけると盛り上がります。山なら虫取りアミとカゴ、海や川なら水着と砂遊び道具などは定番ですね。
このほか、フリスビー、バドミントン、なわとび、スラックライン(綱渡り)、ハンモックなどもオススメです。
不思議とキャンプでは、素朴な遊びほど盛り上がる傾向があります。我が家の子どもたち(3人姉妹)は、なぜかキャンプでなわとびに異常なほどはまり、2重とびの個人記録更新にチャレンジしたり、なわとびをふたつ繋げて家族で大なわ大会を開催したりと、たくさんの思い出があります。
子どもの体調不良に備えよう!
キャンプでは子どもの体調不良がけっこう多発します。子どもにキャンプを楽しんでもらい、家族の最高の思い出にするには、体調管理は重要な課題。
我が家の経験では、下痢、嘔吐、発熱、結膜炎、虫さされ(蜂に頭を刺されました!)など、数えてみるとけっこうな頻度で何らかのトラブルが起こっていました。
キャンプでは、安静にするのが難しい環境のため、具合が悪化しやすい面もあります。
対策としては、前日に睡眠をしっかりとるようにすること。薄着しないこと。食べ過ぎないように見守ること。また、夏は熱中症や水分補給にも注意が必要です。
こうした予防措置に加えて、もしものときに備え、キャンプ場の近くの夜間・休日診療所をあらかじめチェックしておくことも大切です。
子どもと過ごす夏休み。同じ夏は2度とやってこないと思うと、何だか切なさも感じませんか?
家族の思い出に残るステキなキャンプができるとよいですね!
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