長距離フライトで、熟睡するのはなかなか難しいもの。座席間隔の狭いエコノミークラスでは、特にキビシイ・・・!
みなさんもご存知の通り、私たちには他人に侵されると不快に感じるパーソナルスペース(心理的な縄張り空間)があります。他人との距離感が非常に近いエコノミーでは、心身ともにリラックスすることは難しいのです。
とはいえ、機内の過ごし方や座席の選び方を工夫することにより、より睡眠しやすい環境を確保することは可能です。エコノミークラスの長距離フライトで、ぐっすり眠るためのコツとは?
ライフスタイルに合った座席選びを!
トイレが近い人は通路側、なるべく誰にも邪魔されずに過ごしたい人は窓側など、座席の好みは人それぞれです。より広いレッグルームを確保するには、パーティションのある前方座席。前に人がいないため快適に過ごせるのではないかと思いきや、この前方座席は小さな子どものいるファミリーを優先するエアラインが多いそう。小さな子どもの泣き声が気になる人は、その点も考慮したほうが良いでしょう。
また、非常口付近は機内でもっとも冷えるため、寒さに弱い人はこの付近の座席は避けるべきです。このように、座席の良し悪しは人それぞれです。
締め付けの少ない洋服を着用しましょう
おしゃれをするのは、目的地に着いてから! 体の緊張をほぐすためにも、機内は着心地の良い服で過ごしましょう。人前に出ても恥ずかしくない程度のリラックスできる服装で。足元は、靴からスリッパに履き替えます。これだけでも、ずいぶん気持ちがゆったりするはず。
アルコールやカフェインは避けるべし
アルコールはレム睡眠の妨げとなるため、熟睡しにくくなるそうです。医師によれば「機内での1杯は、地上での2杯分に相当する」とのこと。アルコールやコーヒーのリラックス効果は知られるところですが、カフェインの入ったドリンク類は覚醒作用があるので、こちらもほどほどに・・・。
寝ている間中、音楽を聴き続けるのはNGです
リラックス気分へと誘うジャズやクラシック。心地よい音色を聴きながら、寝入ってしまうことはありませんか? 医師によると「ノイズが睡眠の妨げとなるため、寝ている間中音楽を流し続けるのはおすすめできない」と言います。ホワイトノイズ(扇風機やテレビの音など)で構成された90分間のプレイリストを聴く、あるいは何も聴かずに、耳栓をして眠りにつくのがベストだそうです。
どれも次回のフライトから、実践できるものばかり。当サイトで以前ご紹介した「機内時間がグンと楽に!『長時間フライトセット』の中身教えます」のアイテムと合わせてフライトに臨めばバッチリです。
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