避暑地として全国区の知名度を誇る軽井沢ですが、定番のお土産と言えば何になるのでしょうか?
そこで今回は軽井沢のホテル関係者、お土産売り場のスタッフ、地元在住者、別荘保有者などに話を聞く機会がありましたので、「超定番の軽井沢のお土産は?」と質問してみました。
たくさん商品名が挙がってきましたが、その中で共通して名前が出たお土産をピックアップしました。5つ紹介したいと思います。
その1:軽井沢ラスク
最初は軽井沢ラスク。軽井沢町に店舗を構える軽井沢チョコレートファクトリーのお菓子ですね。
ラスクの味はシュガーバター、キャラメル+アーモンド、アールグレイ+オレンジピール、ケベックメープル、ベイクドショコラ、オリーブバジルなどさまざま。最もシンプルな味わいはシュガーバターで、サクサクの食感にバターの風味と塩味、さらには砂糖の甘みが絶妙にマッチしていました。
ブラックコーヒー片手に食べると、もう「やめられない止まらない」おいしいさ。賞味期限は2カ月ほどになります。間違いのないお土産ですね。
その2:軽井沢の恋人
なんとなく北海道の定番お土産『白い恋人』(石屋製菓)を連想してしまいますが、『軽井沢の恋人』という商品も人気を博しているそう。
こちらはサクサクの生地の中に、食感の異なるクッキーが入っていて、外にチョコがコーティングしてあります。
中にはナッツが入っており、口にするとナッツの風味も広がります。こちらもブラックコーヒーにぴったりの味。賞味期限は半年ほどです。
その3:ジャム
「軽井沢の定番のお土産は?」と聞くと、「ジャム」と答える人がとても多かったです。ただ、ジャムと言ってもいろいろな商品がお土産売り場には並んでいます。「どこのジャムが特にお勧めですか?」と聞くと、何人かの方が共通して挙げた商品が、有限会社信州ワタナベのジャムでした。
信州産の果実だけで作ったジャムで、筆者はラ・フランスをチョイス。瓶詰のジャムにスプーンを入れると、グミとゼリーの中間のような硬さでした。甘すぎない味わいに調整されているため、そのまま食べてもおいしいです。
ちょうど冷蔵庫にヨーグルトがあったので入れてみると、ほどよい甘みとフルーツ感が酸味のあるヨーグルトに最高にマッチしていました。もちろんパンにぬってもおいしいです。
同社は他にジュース、ドレッシング、フルーツソース、飲むゼリーなども販売しています。「おいしい!」と思ったら、他の商品も試してみては?
その4:よなよなエール
次はビール。男性に喜ばれそうなお土産ですね。軽井沢の有名な地ビールメーカー・ヤッホーブルーイングがリリースする『よなよなエール』になります。国際ビールコンペで何度も金賞を受賞する名作で、まさに日本の地ビールを代表する銘柄と言えます。
缶にも記されていますが、グラスに注いだら、まずは鼻を近づけて胸いっぱいに息を吸い込んでみてください。フルーティーな香りがとても印象的です。
口にすれば市販の多くのラガービールとは異なる、エールビール独特のコクと苦味が楽しめます。缶のデザインもおしゃれですから、贈り物には最適ですね。
その5:フランスベーカリーのパン
最後はちょっと変化球。家族に買って帰りたいお土産として、軽井沢のパンを紹介したいと思います。
フランスベーカリーは旧軽井沢銀座通りにあるパン屋さんで、ジョンレノンも滞在中に毎日通ったという名店です。
こちらのフランスパン(パリジャン)は特に有名ですが、その他にもチーズブレッド、クルミパンなど、おいしいパンがいっぱい。どのパンもずっしりとした重みが感じられる、食事パンになります。
お店に足を運んで「何日持ちますか?」とスタッフさんに聞くと、3日は問題ないと教えてくれました。
軽井沢の旅の最終日に軽井沢銀座に寄って、家族のために買って帰ると喜ばれるはず。
食べきれない分はカットしてラップで包み、ジッパー付の冷凍用保存袋に入れておくと長持ちします。食べるときはそのままトースターに入れて気持ち長めに焼けば、すぐに食べられるようになりますよ。
以上、軽井沢のホテル関係者や住人、お土産店のスタッフなどに聞いて回った定番の軽井沢お土産5選になりますが、いかがでしたか?
渡す相手を想像しながら、お土産のリストにどれかをプラスしてみてはいかがですか?
[Photos by Masayoshi Sakamoto and in shutterstock]