スイスの老舗時計ブランド「Tissot(ティソ)」 。歴史と伝統に根ざしながらも、革新のパイオニアであり続けるブランドとして知られています。9月5日、都内で行われた報道者向けビギナーミーティングに参加してきましたのでご紹介したいと思います。
1853年に創業したTissot。ロゴに刻まれた“+”は、創業以来誇り高く掲げたスイスの品質と信頼の象徴。最先端の技術、高い機能性、美しいデザインを誇る最高品質の時計を作り続け、年間400万以上の製品が世界160か国以上のお客様に届けられているのだそう。
誕生100周年でオリジナルデザインを忠実に復刻した「Tissot Heritage Banana Centenary」
手首に沿うかのように湾曲し、まるでブレスレットのような「バナナ・ウォッチ」。この斬新でファッショナブルな時計が誕生したのは、なんと100年以上も前の1916年のこと。
20世紀初頭、ロシア帝国で栄華を誇っていたロマノフ王朝が宮廷貴族のために時計をTissotに依頼したのがはじまり。独創的でエレガントなフォルムから「バナナ・ウォッチ」と名付けられ、あっと言う間にロシアの貴族たちを虜にしたのだとか。
しかしロシア革命によって帝政ロシアは終焉を迎え、バナナ・ウォッチもわずか1年足らずで製造を終了。以来、伝説の時計となってしまったのだそう。
激動の歴史に翻弄されたバナナ・ウォッチですが1995年に復刻。その後もリニューアルデザインされつつ限定モデルなどが発売されていましたが、誕生から100周年を記念してこれまでの復刻モデル以上にオリジナルに近いシリーズ「Tissot Heritage Banana Centenary」が今年10月に登場。
機能や材質は現代の潮流に沿いながらも、オリジナルを忠実に再現するためにスペード針を採用。カレンダーや秒針さえも省き、クラシックロゴを配した文字盤は洗練された美しさ。シンプルでユニセックスなデザインは“シェアウォッチ”としても楽しめそうですね!(価格帯は4万3,000円〜5万4,000円/税抜)
日本限定モデルの「Tissot Heritage Banana Centenary Japan Special Edition」。白い文字盤に黒のインデックスを配し、同色のアリゲーターストラップを採用。スタイリッシュで優美なフォルムは、仕事でもプライベートでもシーンを選ばず活躍してくれそうです(限定500本、オリジナルノベルティ ”ヘリテージ トートバック”付き)。
洗練されたデザインで人気の「Tissot Everytime」に、初の自動巻き式が登場!
昨年登場した、都会的なデザインで人気の「Tissot Everytime」。近年のファッショントレンドである“エフォートレス”(気張らない)に即した、シンプルでスタイリッシュなこのシリーズにも、今年9月待望の新作が登場。
新作では次世代自動巻き式ムーブメント「Swissmatic」を初搭載。最新設計された「Swissmatic」は、従来100以上必要としていたパーツを約半分に抑えた画期的なムーブメント。約90時間(4日弱)というのロングパワーリザーブを実現し、週末に外していても月曜の朝まで動き続けるのが魅力です。
裏蓋はローターの動きが覗ける、シースルーケースバック。革新性を象徴するセントラルスクリューや、回転式ローターなどメカニカルで精緻な動きを見ることができます。
文字盤はスマートにシェイプされた針に、バーインデックスと数字のインデックスの2種類のスタイルを用意。それぞれの文字盤に合わせ、ブレスレット、NATOストラップ、レザーストラップの3種類のベルトが表情を加えます。
スタイリッシュなデザインがどんなファッションにも合わせやすい「Tissot Everytime」。シリーズ名の通り、まさに「いつでも」手に取れるタイムレスな時計と言えるでしょう。(価格帯は4万6,000円〜5万9,000円/税抜)
スイスの数多くある時計メーカーでも特に長い歴史を持つ、老舗ブランド「Tissot」。洗練されたフォルムで、毎日の暮らしをもっとお洒落に楽しんでみませんか?
[Tissot]
[Photos by Nao]