第3位:ミュンヘン(ドイツ)

Best3にも入る高評価だったのは、ドイツのミュンヘン(Munich)。ベルリン、ハンブルクに次いでドイツでは3番目に大きな都市で、世界有数の自動車メーカー「BMW」の本社があることでも知られています。
そんな自動車産業をけん引するミュンヘンは、「交通機関」(Transport Score / 9.50点)、「雇用」(9.40点)が高得点。「就職しやすく、通勤もしやすい」都市の姿が見えてきますね。
「スタートアップ(起業)の多さ」(Startup Score / 9.20点)も同じく高得点なので、仕事をするにはうってつけの場所なのでしょう。それを裏付けるように(?)、ミュンヘンの最低点は「音楽フェスの数」(Festival Ranking / 2.10点)。遊びよりも仕事、ということでしょうか。
第2位:ベルリン(ドイツ)

3位のミュンヘン同様、ドイツからベルリン(Berlin)が第2位にランクイン。なんとベルリンは、「夜遊び」(Nightscene Score)が10点満点をつけています。そして性的マイノリティーの暮らしやすさ「LGBTフレンドリー」(LGBT Friendly Scor)で9.10点、「男女平等度」(Gender Equality Score)で9.00点など、性別などのバックグラウンドで差別されない都市の雰囲気が垣間見えますね。
逆に評価が低かったのが、「雇用」の2.30点。「スタートアップの多さ」が7.10点と比較的高得点なので、若い世代は就職よりも自分でビジネスを興し、自由なナイトライフを謳歌するのにうってつけの街かもしれません。
第1位:アムステルダム(オランダ)

「ミレニアル世代が住みやすい街」堂々第1位に輝いたのは、オランダの首都アムステルダム(Amsterdam)。オランダは同性婚に関する法案成立(2000年)および施行(2001年)が世界で一番早かった国。そんな歴史的背景からか、「LGBTフレンドリー」が10点満点でした。
そして「スタートアップの多さ」(8.90点)、「観光」(8.40点)、「音楽フェスの数」(8.20点)などの高得点が続きますが、筆者の注目は「移民に対する寛容度」(Immigration Tolerence)の8.00点。これは、上位5都市の同項目を比較しても一番高い数字です。外国人を受け入れてくれる優しさが、住みやすさにつながっているのかもしれませんね。
ただし、そんな人気都市だけにアムステルダムは慢性的に住宅不足と家賃高騰に悩まされています。「住宅」(Housing Score)は1.70点と、上位5都市の中で最低点。若者はルームシェアなどを余儀なくされているようです。

「ミレニアル世代が住みやすい街」ランキングのご紹介、いかがでしたでしょうか。調査は世界中の都市を対象にしていたようですが、5位までに入ったのは全てヨーロッパの都市でしたね。
若者世代ではなくなても、そして住む予定がなくても、この指標は街の雰囲気を知る手掛かりになるのではないでしょうか。ランキングを眺めながら、次に訪れる街の雰囲気を想像するのも楽しいかもしれません。
[All Photos by Shutterstock.com]
[Millennial Cities Ranking]

【ドイツ現地取材特集1】世界無形遺産の伝統行事!10年に1度のキリスト受
May 24th, 2022 | minacono
ドイツ観光局が主催するプレスツアーにTABIZINEライターが参加。2022年春に首都ベルリンやドレスデンを巡り、バイエルン地方の小さな村オーバーアマガウへ。その後ミュンヘンも訪れました。各地の旅体験とともに、ドイツの今をレポートします。今回は、バイエルン地方の小さな村で開催されるキリスト受難劇『パッションプレイ』をご紹介。10年に1度という機会が今年にあたり、10月まで上演されています。
お土産にもおすすめ!匠の技が光る、ドイツの工芸品と郷土菓子に出会う珠玉の
Jul 4th, 2021 | TABIZINE広告部 【PR】
マイスターの国として世界的に有名なドイツには、時を超えて受け継がれた匠の技が光る伝統工芸品の数々があります。工芸品や雑貨同様、行く先々で目と舌を楽しませてくれるのが、ストーリーのある郷土菓子。お土産にも最適な、手仕事の美と郷土菓子の数々に会いに、ドイツの地方に出かけましょう。
ビールとソーセージだけじゃない!ドイツ「ご当地グルメ」の深淵なる世界へよ
Jul 3rd, 2021 | TABIZINE広告部 【PR】
「ドイツグルメ」と聞いて、何をイメージしますか?多くの方はビールとソーセージを思い浮かべると思いますが、本当は、ドイツグルメはもっと奥深い世界なんです。ドイツの各地方には、従来の「ドイツ料理」のイメージを覆すような郷土料理もたくさん。ドイツのご当地グルメと、それらが楽しめる本場のスポットをあわせてご紹介します。
まるで絵本の世界!「かわいいドイツ」に会える町10選
Jul 2nd, 2021 | TABIZINE広告部 【PR】
「ドイツの町並み」と聞いて、どんな場所を思い浮かべますか?ミュンヘンの誇り高い町並み?それともローテンブルクのカラフルな町並み・・・?ドイツを旅すると、いたるところで絵本から飛び出してきたかのような風景に出会えます。各地で中世の面影を残す旧市街が保存されているのが特徴で、古い町並みがまるごと世界遺産に保存されている町も。知る人ぞ知る穴場スポットを中心に、「かわいいドイツ」に会えるとっておきの町々をご紹介します。
開放感あふれるドイツの癒やしの絶景10選~森に抱かれた城や世界遺産も〜
Jul 1st, 2021 | TABIZINE広告部 【PR】
ドイツの絶景は、いつも自然とともに。環境を大切にするドイツでは、城や町も自然と一体となって歴史を刻んできました。世界的に有名なノイシュヴァンシュタイン城以外にも、ドイツには森に抱かれた古城や絵画のような水辺の風景など、開放感あふれる絶景スポットがたくさんあります。いつか行きたい、選りすぐりのドイツの美景をお届けしましょう。
“人体実験が行われた城”で恐怖イベントを楽しむ?!ドイツのハロウィン事情
Oct 30th, 2020 | Mia
日本では仮装して集まることが話題になるハロウィン。今年は新型コロナウイルスの影響でイベントは中止になっていますが、ドイツには大人も泣き顔になるほど怖いハロウィンイベントがあるんです。不気味なフランケンシュタイン城で開催されるイベントの歴史を辿れば、過去に人体実験が行われていたとか・・・。
世界最大級のワインとソーセージの祭り、ドイツの「ヴルストマルクト」
Aug 30th, 2020 | Mia
ドイツはビールのイメージがありますが、実はワインも非常に有名です。毎年9月には世界最大規模のワイン祭りがフランクルト近郊の街で開催され、多くの人々がワインを楽しみます。その始まりは、さかのぼること約600年前!時代を超えて愛され続けるイベントの秘密をご紹介します。
【新型コロナウイルス:続報4月6日更新】ドイツの外出、接触制限と街の様子
Apr 6th, 2020 | 川合英介
現在、世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス。そのため、ドイツに旅行者として入国することはできませんが、ドイツから日本への帰国も通常のようにはいかないようです。ドイツと日本の間の出入国の現状、ドイツで行われている外出制限の現状について現地から続報をレポートします。
【新型コロナウィルス:速報】ドイツの最新現地事情、ドイツ・ヨーロッパ諸国
Mar 17th, 2020 | 川合英介
イタリアでのコロナウィルス感染者爆発的増加を受け、次第に危機が現実のものになってきているドイツ。ドイツを含め、近隣諸国が国境を閉鎖しはじめています。ドイツからは、アメリカ、デンマーク、ポーランド、チェコへは入国することができません。ドイツも他国への移動規制に踏み切り始めています。また、隣国イタリア、フランスでの学校閉鎖に続き、ドイツでも学校閉鎖が実施されます。フランス、イタリアでは店舗施設が閉鎖されていますが、ドイツも追従するのは時間の問題か、と思われます。すさまじい勢いで情勢が変化しています。常に新しい情報を手に入れるようにしてください。
爆撃の傷跡も展示のひとつ!?ミュンヘンの「アルテ・ピナコテーク」奇譚芸術
Mar 13th, 2020 | 川合英介
ミュンヘンのヨーロッパ近代絵画が展示されているアルテピナコテークは19世紀前半に時のバイエルン王ルートビッヒ1世のもと、建築家クレンツェによって完成しました。その後、第二次世界大戦では街の80%近くが空爆により破壊され、アルテ・ピナコテークも被災を免れる事はできませんでした。戦後、改修修築され、現在の姿になりました。 アルテピナコテークでは、前回紹介した巨匠たちの名画に加えて、奇譚というべき作風の画家の作品を鑑賞することができます。