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渡航者が教える、カンボジア・シェムリアップの治安情報。7つの注意点

Posted by: あやみ
掲載日: Jan 14th, 2018. 更新日: Jan 17th, 2018
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渡航者が教える、カンボジア・シェムリアップの治安情報

アンコール・ワットのあるカンボジアのシェムリアップは、世界中から観光客が集まってきます。街の中心部にはオールド・マーケットやパブストリートといった場所があり、朝から夜遅くまで賑わっていますが、それほど治安は悪くありません。東南アジアの街では良い方だと言えます。とはいえ、治安面で注意すべきことがいくつかありますので、ご紹介します。

渡航者が教える、カンボジア・シェムリアップの治安情報


高い乗車料金をせびるトゥクトゥクのドライバーに注意

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シェムリアップの街にはたくさんのトゥクトゥクドライバーが客待ちをしています。街を歩いているだけで「トゥクトゥク」と、しつこいくらいに声をかけられるでしょう。しかし、言い値はドライバーによってさまざまです。

旅行時に何度かトゥクトゥクのドライバーと料金交渉を行ったところ、シェムリアップの中心街の中での移動は、2〜3USドルが平均でした。中には4〜5USドルと言ってくるドライバーもいましたが、交渉すれば、2〜3USドルに下げてくれることがほとんど。トゥクトゥクに乗車する際は、しっかりと値段交渉しましょう。そうすれば、ぼったくられずに済みます。

さらにトゥクトゥクに乗車しているときに、バッグをひったくられる事件が多数発生しているので、バッグの持ち方や置く場所には十分に気をつけてください。

遺跡観光は想像以上に体力を消耗するため事故に注意

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アンコール・ワットの遺跡群は、大小700もの遺跡が点在していますので、滞在中にできるだけ多くの遺跡を訪れたい気持ちはわかります。しかし、日差しの強いカンボジアで1日中遺跡巡りをするのはおすすめできません。遺跡巡りは想像以上に体力を消耗するため、大ケガにつながることも。実際に遺跡の階段から滑り落ち、タイにヘリで緊急搬送された旅行者もいます。そのため、遺跡観光は半日におさえ、残り半日はシェムリアップの街中を観光したり、ホテルで過ごすなど、のんびりとするといいでしょう。

また、アンコール・ワット、トムといったメジャーな遺跡は観光客も多く、賑やかですが、少し離れた場所にある遺跡は、人が少なく、遅い時間帯(夕方以降)に訪れるのは危険だと思います。一人で訪れる場合は、日の高いうちに訪れてくださいね。

肌の露出が高いとアンコール・ワット遺跡群のチケットが買えない可能性あり

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アンコール・ワットの遺跡群は、お寺や神殿といった神聖な場所のため、肌の露出を控える必要があります。2017年8月より、ノースリーブや半ズボンなど肌の露出度が高い服装での入場は原則禁止となっているのです。アンコール・ワットの遺跡群のチケットを買う段階で、肌の露出が高いと、チケットを売ってもらえないこともありますので、十分注意してくださいね。

上はTシャツ(別に羽織ものを一枚用意するとなお良し)、下は長ズボン、履き慣れたスニーカーで行くことをおすすめします。遺跡の階段などは経年で滑りやすくなっているため、転倒防止のためにも、サンダルはおすすめできません。さらに帽子やサングラスも持っていくと、日差しをさえぎれて便利です。

犬には近づかない

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シェムリアップはどこに行っても犬がいます。アンコール・ワットの遺跡群のエリアでも犬をたくさん見かけました。ほとんどは飼い犬ですが、どの犬も繋がれておらず、放し飼いされています。おとなしい犬も多いのですが、中には凶暴な犬もいるので注意が必要です。

筆者はキリング・フィールドを訪れた際、放し飼いの犬2匹に追いかけられ、恐怖を感じました。その犬の飼い主のお坊さんが、筆者たちが犬に牙を剥かれているのに気づいてくれ、犬を叱ってくれたため、ことなきを得ましたが、これが野犬だったら確実に噛まれていたでしょう。

犬に噛まれると狂犬病などに感染するリスクがありますので、できるだけ犬には近づかない方が安心です。同じように、アンコール・ワット寺院にいる猿にも要注意。

クメール・ルージュ(ポル・ポト政権)やベトナム、タイの話題は慎むこと

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カンボジアには周辺国の戦争に巻き込まれた過去やクメール・ルージュ(ポル・ポト政権)という負の歴史があります。それらに関する話題にカンボジア人は非常にデリケート。特にクメール・ルージュ(ポルポト政権)の話題は、虐殺からまだ40年しか経っておらず、身内を亡くした人も多いため、避けましょう。

またベトナムやタイの話題も控えた方が安全。そのような話をしても、穏やかでやさしいカンボジア人は、嫌な顔はしないかもしれません。ですが、内心、傷ついていることもあるはずです。

入国管理官の態度は気にしないこと

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シェムリアップ国際空港の入国管理官の態度は、結構ひどいことが多いです。パスポートを投げてきたり、あからさまに不機嫌な態度で接してくることも。しかし、どのような態度で接してきても、気にしないことが大切です。そこで下手に怒ったり、文句を言ってしまうと面倒なことになりかねません。

単純に態度がひどいだけなので「まあ仕方ない」と諦めて、気にしないようにしましょう。初めての海外旅行だと、若干驚くかもしれませんが・・・(笑)。

ホテルの評価は日本人の口コミをチェックする

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シェムリアップのホテルを自分で予約する際、気をつけたいのが旅行者の口コミ。日本人の衛生意識は、ご存知の通り、かなり高いのです。ですから、安全で清潔、なおかつ快適なホテルに宿泊したい場合は、同じ日本人の口コミを参考にした方がいいでしょう。

特にプチホテルなどに宿泊する場合は、しっかりと口コミに目を通してから、予約を入れてくださいね。筆者が宿泊した「ワンダーズ クメール ハウス」は、日本人オーナーがいて、非常に清潔なため、シェムリアップを初めて旅行する人には良いかもしれません。

シェムリアップでは海外を旅行する際の基本的なことだけ気をつけていれば、それほど危険な目には遭わないでしょう。ただし、ドラッグが蔓延しているとの情報もあるため、危険を感じたら、すぐさまその場を離れることも大切です。旅行先ではつい気が緩みがちですが、日本にいるときよりも、気を引き締めて、旅行を楽しんでくださいね。

[Photos by Shutterstock.com & Ayami]

あやみ

Ayami ライター
フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。


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