1泊2日でも大満足!しまバスを使って海沿いを巡る、奄美大島のあたたかい旅

Posted by: あやみ

掲載日: Jan 19th, 2018

一泊二日でも大満足!しまバスを使って巡る奄美大島のたび

九州と沖縄の間にある奄美大島は、素朴で自然が残る美しい島です。首都圏から九州の離島に行くのには、時間がかかるイメージがありますが、羽田空港からJALの直行便で2時間半で行くことができます。

今回の旅では、奄美大島の唯一の公共交通機関である「しまバス」に乗って、観光スポットを訪れました。まだあまり知られていない観光スポットも登場しますよ。

奄美空港でしまバスのフリーパスを購入

一泊二日でも大満足!しまバスを使って巡る奄美大島のたび

2時間半のフライトはあっという間でした。飲み物のサービスを受け、読書を楽しんでいると、もう飛行機は着陸態勢に。奄美空港に到着し、外に出ると、奄美大島の主要ホテルが集まっている名瀬市行きのしまバスに乗り込みます。

しまバス乗り場は空港の出口の目の前にあるので、迷うことはないと思います。また、しまバスを利用して観光する際は、フリーパスがお得。2日間、路線バス乗り放題で、3150円です(2017年12月現在)。このチケットは空港のカウンターでゲットできます。

目の前がすぐ海! おしゃれなカフェがある「ばしゃ山村」近辺

一泊二日でも大満足!しまバスを使って巡る奄美大島のたび

しまバスに乗車し、10分ほどで、ばしゃ山村に到着。名瀬市のホテルに向かう前に途中下車しました。ばしゃ山村はリゾート施設ですが、この近辺にはオシャレなカフェが点在しています。海岸に降りられるようになっていますので、海岸沿いを散歩したり、カフェに入って、のんびりと過ごすといいでしょう。

一泊二日でも大満足!しまバスを使って巡る奄美大島のたび

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筆者は「奄美きょら海工房」に入り、美しい奄美大島の海を眺めながらお茶を楽しみました。このカフェにはテラス席もあります。また、近くには映画『2つ目の窓』に登場するカフェ「夢紅」もありましたが、この日は休業していて残念ながら入れず・・・。

奄美きょら海工房 笠利店
http://kyora-umi.com/?tid=2&mode=f1
住所 鹿児島県奄美市笠利町用安フンニャト1254-1
電話 0997-63-2208
営業時間
レストラン 11:00~19:00(18:30ラストオーダー)
お土産 9:00~19:00
定休日 : 年末

ちょっとしたハプニングが起こったしまバスのたび

カフェで一息ついたところで、再びしまバスに乗り込み、名瀬市のホテルへと向かいました。しかし、ここでハプニングが! なんと乗客の一人がばしゃ山村で下車することを忘れてしまったとのこと。するとバスの運転手さんは突然のUターンを開始。何事だろう? とざわつく車内をよそに、ばしゃ山村へ向けて折り返し運転を始めました。

そして、ばしゃ山村でその乗客を降ろすと、再びバスは名瀬市方面へと向かったのです。東京ではまずありえない出来事に最初は驚きましたが、このバスの運転手さんの乗客を大事にする気持ちに敬意を払いたいと思いました。

奄美大島の郷土料理を楽しめる名瀬市内の居酒屋

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ホテルの部屋からの景色

名瀬市内のホテルに荷物を置き、しばらく周辺を散策すると夕食の時間に。夕食のお店は決めていませんでしたが、ネットでの評価が高かった、奄美大島の郷土料理を味わえる居酒屋「むちゃかな」に行きました。オープンしてすぐだったため予約せず入ることができましたが、確実にこのお店で食事したいのなら、予約しておいた方が安心です。

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ヤギの刺身

この居酒屋ではスタッフがおすすめしてくれた「ヤギの刺身」「夜光貝のバター炒め」などをオーダー。ヤギの刺身は初めて食べましたが、玉ねぎスライスなど薬味と一緒にいただくと、さっぱりとしていて、鹿の刺身に近い味でした。お店のスタッフ曰く「ヤギ汁よりも、臭みがなく食べやすいから、ヤギ料理初心者におすすめ」とのこと。奄美大島を訪れたら、ぜひトライしてみてくださいね。

島の居酒屋むちゃかな
https://www.muchakana.com
住所:〒894-0031 鹿児島県奄美市名瀬金久町4-18 ASJビル1F
電話番号:0997-52-8505
営業時間:17:30~0:00
定休日:不定休
席数:48

名瀬市中心街から徒歩で行ける! 見晴らしが良い高千穂神社

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奄美大島2日目は朝早くから行動開始。まずは名瀬市中心街から徒歩15分ほどの高千穂神社を参拝しました。この神社は高台にあり、見晴らしが良いのも魅力。開放的で静かな神社に朝から参拝したことで、精神が研ぎ澄まされましたよ。

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高千穂神社に向かう途中にはキレイな水が流れる川も。朝の散歩は気持ちが良いものですね。

葉っぱに願いを書くと叶う!? 国直海岸にあるフクギ並木

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フクギ並木

続いて、今日のメインの観光スポット、国直海岸へ。この海岸へのアクセスは名瀬市内から「今里」行きのしまバスに約50分乗り、「国直(くになお)」停留所で下車します。より詳しい情報はしまバスの「路線図」をご確認ください。

※バスの本数は1時間に1本程度なので、時刻表はしっかりと把握しておいた方がいいでしょう。

一泊二日でも大満足!しまバスを使って巡る奄美大島のたび

国直海岸に向かう途中のしまバスからの景色。美しいリアス式海岸を眺めることができます。

約50分で国直停留所に到着。バス停から海岸方面へ歩き、途中の住宅街を左に曲がり、しばらく歩くと、フクギ並木があります。この並木までの道のりは、少しわかりづらいと思いますので、スマホでGoogleマップを見ながら歩いて行くことをおすすめします。バスの停留所からは徒歩4分ほどで近いです。

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フクギ並木の葉っぱには白いペンで願いごとが書かれています。なんでも「木の精霊に祈りを捧げてから、フクギの葉に願いごとを書くと願いが叶う」とか。筆者はペンを忘れたため、願いごとを書くことはできませんでしたが、涼しい風が吹く、並木道を散策しているだけで、癒されました。

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フクギ並木を散策した後は、すぐ近くの国直海岸へ。この日は貸切状態で、心ゆくまで打ち寄せる波、透き通った海を眺めることができました。

一泊二日でも大満足!しまバスを使って巡る奄美大島のたび

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次のしまバスの時間まで、国直海岸沿いにある「喫茶工房てるぼーず」で休憩。すももジャムのアイスクリームをいただきながら、カフェのオーナーさんとおしゃべり。奄美大島の気候や伝統文化などの話が聞けて、非常に楽しい時間でした。海を眺めながら食べるアイスクリームも最高でしたよ。

喫茶工房 てるぼーず
https://r.gnavi.co.jp/adm9sj1s0000/#info
住所 鹿児島県大島郡大和村国直73
電話番号 0997-55-8070
営業時間 9:00~19:00(L.O.)
定休日 無休
駐車場 無料

鶏飯で有名な「ひさ倉」へ

一泊二日でも大満足!しまバスを使って巡る奄美大島のたび

最後に向かったのが、鶏飯で有名な「ひさ倉」。鶏飯とは奄美大島の郷土料理で、蒸し鶏、しいたけ、錦糸卵などの具材と、のり、ねぎ、島みかんの皮などの薬味をご飯の上にのせ、鶏がらスープをかけて食べるお茶漬けのような料理です。

一泊二日でも大満足!しまバスを使って巡る奄美大島のたび

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ひさ倉の鶏飯のご飯は軽く3杯分はあり、「全部食べれるだろうか」と少々不安になりましたが、好きな具材と薬味をのせ、サラサラとお茶漬けのように味わえるため、完食できました。ひさ倉の鶏飯はさっぱりとした味でクセがなく、とても美味しかったです。鶏ガラスープも程よい塩加減でした。

しまバスで「ひさ倉」へ行くためには、名瀬市内から奄美空港行きのバスに乗り「屋入(やにゅう)」停留所で下車。バス停の目の前にひさ倉があります。

ひさ倉
http://www4.synapse.ne.jp/hisakura/tenpo_syoukai.htm
住所 鹿児島県大島郡龍郷町屋入(やにゅう)
電話(0997)62-2988
営業時間 11:00〜21:00(20:30ラストオーダー)
定休日 年中無休

少し早めに空港に行き、展望デッキからの景色を楽しむ

一泊二日でも大満足!しまバスを使って巡る奄美大島のたび

奄美大島の旅で、最後に訪れたいのが空港の展望デッキです。搭乗時間までのんびりと奄美空港に発着する飛行機を眺めることができます。与論島へ向かう飛行機やプロペラ機など、眺めているだけで楽しかったです。空港のすぐ先が海で、飛行機と海を同時を見られるのも素敵でした。

一泊二日でも大満足!しまバスを使って巡る奄美大島のたび

奄美大島には魅力的な観光スポットがいっぱいあります。しかし、一泊二日の旅では、訪れる観光スポットをあらかじめ厳選しておき、ひとつの場所をのんびりと観光するといいかもしれませんね。また事前に時刻表だけ把握しておけば、意外と効率的にしまバスで奄美大島を巡ることができましたよ。

奄美大島は、温暖な気候で、真冬でも平均最低気温が13度を下回ることはありません。島の人たちと触れ合えば、心まで温まりますので、リフレッシュしたくなったら、ぜひ訪れてみてくださいね。

[All photos by あやみ]

PROFILE

あやみ

Ayami ライター

フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。

フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。

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