寒い冬。インフルエンザの季節です。ウィルス性のインフルエンザは、例年12月から3月が流行のピーク。一般的な風邪も冬が最もかかりやすい季節です。
インフルエンザに感染する場所といえば学校や幼稚園など、集団行動をとる施設があげられます。旅の場合には、大勢の乗客と長時間密室で過ごすことになる飛行機が気になるところです。せっかくの旅が、咳や発熱でつらいものになってしまっては台無し。
今回は、飛行機の中で風邪やインフルエンザにかからないための方法を7つをご紹介します。
① 事前の対策!窓際の席を選ぶ
飛行機の座席、通路側を選ぶ人も多いかと思います。他の乗客に迷惑をかけずに通路に出てトイレに行けるということもあって、長時間のフライトならなおさらです。
でも、通路を歩く乗客の中には、すでにインフルエンザにかかっている人がいるかもしれません。他の乗客たちとの距離はなるべくあけるようにして、接触してしまう乗客数もなるべく少なくしたほうが安全です。窓際の席は、他の人との接触度が低いので、より安全と言えます。
② 空港で!搭乗口近辺では他の乗客から離れる
他の乗客との接触をなるべく少なくしたほうがより安全ですから、搭乗を待つロビーでも、なるべく周りに人がいないほうがいいということになります。搭乗口から多少離れていたとしても、他の人が少ないエリアで待機したほうがよさそうです。また、搭乗が開始されても、他の乗客と一緒にわざわざ並ぶのは避けて、列が短くなってから搭乗するようにします。
③ 席に着いたら!除菌シートで拭き掃除。
飛行機に乗り込んで席に着いたら、まずは自分の周りをきれいにします。航空機のキャビンは、もちろん業者が掃除をしてくれてはいますが、除菌まではしてくれません。前のフライトで座っていた人が、インフルエンザにかかっていたかもしれないなら、まずは除菌クリーナーを使って拭き掃除をしましょう。
特にテーブル。食べ物を乗せるのですから、除菌して経口感染のリスクを減らしましょう。また、機内エンターテイメントのリモコンも拭いておきたいです。それに、ひじ掛けの先の部分も。周りからは神経質な人だと思われるかもしれませんが、インフルエンザが防げるのですから、ササっときれいにしちゃいましょう。
④ 当たり前ですが、マスクを常用する。
自分がインフルエンザにかかっていなくても、マスクをつけておきましょう。他の人が発する細菌が、鼻や咽喉から侵入するのを防ぎます。また、機内はとても乾燥しています。粘膜を乾燥させないことも重要です。
⑤ 免疫力キープ!毛布などで温かく。
これも当たり前ですが、寒いと風邪をひきやすくなりますよね。上空を飛行中の機外の気温は氷点下数十度まで下がりますが、機内はエアコンで快適な温度に調整されています。それでも、寒いか暑いかを感じるのは、人それぞれ。寒いと感じたら、すぐに毛布などで温かくしましょう。免疫力がキープできます。
⑥ 意外?!空気の吹き出し口は開けておく
鼻や咽喉を乾燥させないためにも、また温かさをキープするためにも、空気の吹き出し口は閉めておいたほうがいいように思います。でも、開けておいたほうがいいそうです。なるべく空気を滞留させずに流れるようにしておいたほうが、他の人たちからの細菌を寄せ付けない効果があります。マスクや毛布で乾燥や低温を避けて、空気の吹き出し口はちょっと開けておくということですね。
⑦ 十分に水分をとる!
通路側の席以外では、トイレに立つときには隣の席の人に声をかけなければならないので、水分をとること自体、気が引けてしまうこともあるかと思います。でも要注意!水分が足りないと、エコノミー症候群にかかるリスクも上がります。水分を十分にとって脱水症状にならないようにしましょう。
というわけで、飛行機の中で風邪やインフルエンザにかからないための方法を7つご紹介しました。最後に、もう一つ。
でも、くしゃみは我慢しちゃだめ!
他の乗客のことを気にかけて、くしゃみを無理に抑える方もいるかもしれません。鼻をつまんで口をつぐんで、くしゃみを外に出さないようにすると、耳の器官や肺にダメージを与える恐れがあります。ひどい例では、脳の血管に損傷を与えることもあるそうです。当たり前のマナーですが、くしゃみをするならマスクやハンカチ、ティッシュで顔を押さえて、細菌が広がるのを防ぎましょう。
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