ドイツは公共交通機関が日本に比べ割高。デュッセルドルフでは、3km程度の移動でも2.7ユーロ(約364円)します。ノイシュヴァンシュタイン城やヘンデルとグレーテルのイメージで森や山が多そうですが、意外とフラットで自転車大国です。そのため自転車を手に入れましたが一筋縄では行かず・・・。
今回は、ドイツでの自転車失敗談をご紹介します。
※文中の為替レートは2018/1/31現在のものです。
マーケットで中古の自転車を買う
ドイツは新品の自転車が高く、400ユーロ(約54,000円)以上が普通と聞きました。簡単に盗まれてしまうという土地柄もあり、新品を買う気が起こりません。
毎週土曜に開催されるマーケットで安く売っている、ただ盗品などが扱われていることあるらしいと聞いたので、騙されないよう気を引き締めて会場へ。
いくつか見て回ったけれど、特にこだわりがなかったので、最初のお店でスタッフのお兄さんに薦められたママチャリ風のものにしました。試乗もして、値切って、盗難防止のチェーンもついて40ユーロ(約5,400円)です。
そうしたら、その日のうちに、ペダルを漕ぐと変な音がして、3日目にはパンクしていました。変なものをつかまされる可能性は考えていましたが、メラメラと怒りが湧いてきました。なんとしても売ったお店に責任を取ってもらおうと考え、それまでは電車で移動。
待ちに待った土曜日、翻訳ソフトで言いたいことをすべてまとめて紙に書いていざ出陣!
交換か無料修理か返金を求め、先方は修理を始めました。前後の車輪の中のチューブを交換、下を向きすぎていたサドルを調整となりました。
その後乗ってみたら、サドルが左右に動き、ペダルが変な音を立て始めました。勇気をもってもう一度訪れると、「また来たよ!!」と先方は騒いでいました。
結果、サドルは交換。修理してくれた人に試乗を求め、プライドをもって直してもらいました。その際、自転車を逆回転させて(こちらのブレーキのやり方)をしてからじゃないとギアをチェンジしてはいけないと言われました。私も悪かったのですね。
その後、またペダルがギコギコ言いだしました。また、確認したつもりが、ライトが点灯しないことも判明! もう次こそは、自転車修理に持っていこうと思います。
ドイツは自転車修理も高いと聞きましたが、料金はお店によって大分違うそう。情報収集が大切ですね。
マーケットで先方がすすめてきたものは買わないのが正解かもしれません。
赤信号で捕まる
そして次の週は、自転車に乗っていて赤信号無視で警察に捕まりました。1回黄色で渡った自覚はありましたが、赤になってから2回渡ったと言われ、納得できませんでしたが、こじれると高くなるかもと思い、違反金を支払いました。
当初90ユーロ(約12,155円)と言われ、後日払いにしたら手数料が入り112ユーロ(約1,5127円)だと言われました。結局ドイツに来て間もないということでおまけしてくれ、30ユーロ(約4,051円)その場でカード払い。
ドイツ人の友人によると、黄色はもうすぐ赤になると言う注意の意味、だから道路を横断しない方がいいけれど禁止ではないとのこと。
捕まるか捕まらないか、はっきり言って、これは運だと思います。ですが、常に信号をしっかり意識して走行すること、もし捕まったら主張しつつごねすぎない方がいいかもしれません。いつでも誰にも誤解されないよう分かりやすく安全策を取った方が嫌な思いをしないで済みます。
また、交通ルールはきちんとネットなどから学び、わからないまま現地の人に倣わないようにしましょう。旅行でレンタサイクルなどに乗るときはご注意ください。
[All Photos by shutterstock.com]
Shio Narumi ライター
イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。
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