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実は大阪より人気!公式観光サイト人気ランキング第2位「茨城」の魅力10選

Posted by: 坂本正敬
掲載日: Feb 25th, 2018.

今では各都道府県の観光連盟が、公式の観光情報サイトを公開しています。どこのサイトを見ても興味深いコンテンツがいっぱいですが、スマホ観覧者数ランキングで東京都に次いで第2位、4位の大阪を撃破する観光サイトがあります。ずばり、茨城県です。

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東京の次で大阪超え!公式観光サイト人気ランキングNo.2【茨城の魅力】10選

TABIZINEの過去記事「魅力度ランキング最下位の茨城県であえて魅力を探してみた!」のタイトルでも分かる通り、普通なら魅力がないと語られがちな北関東の自治体。ですが、実際はスマホユーザーの関心を大いに集めている様子です。確かに考えてみると茨城は魅力たっぷりの場所。

今回は数ある優れた部分の中から同地の魅力を10個厳選してみました。

 


その1:フォトジェニックな公園がある

東京の次で大阪超え!公式観光サイト人気ランキングNo.2【茨城の魅力】10選

茨城県を代表する観光地と言えば、国営ひたち海浜公園があります。鹿島灘に面した国営の海浜公園で、面積199.5ヘクタール(開放部分の広さ、総面積は350ヘクタール)に及ぶ巨大な砂丘一面に、スイセン、チューリップ、ジニア、コキア、コスモスなど四季折々の花が咲き誇ります。TABIZINEの過去記事で何度も紹介してきた美しい公園ですね。

[国営ひたち海浜公園]
 

その2:日本三名園の1つがある

東京の次で大阪超え!公式観光サイト人気ランキングNo.2【茨城の魅力】10選

国営ひたち海浜公園と並び、全国区の知名度を誇る茨城県の観光地と言えば、梅園で有名な偕楽園(かいらくえん)になります。石川県金沢市の兼六園、岡山県岡山市の後楽園と並ぶ名園ですね。

偕楽園の「偕」という字を『漢字源』(学研)で調べてみると、「一緒に行動する」「二者が並んで」といった意味がありました。民衆と共(偕)に楽しむ場所として、水戸藩第9代藩主・徳川斉昭によって造園された美しい名園なのですね。

[偕楽園]
 

その3:日本三名瀑の1つがある

東京の次で大阪超え!公式観光サイト人気ランキングNo.2【茨城の魅力】10選

日本の滝と言えば、どこを思い浮かべますか? 日光の華厳の滝、立山の称名滝など、いろいろな名前が出てくると思いますが、茨城県北部の男体山(奥久慈男体山。栃木県にある日光国立公園内の男体山とは異なる)の近く、袋田温泉の近くに日本三名瀑(めいばく)のひとつと言われる袋田の滝があります。

<四季に一度ずつ来てみなければ本当の良さはわからないことから、別名「四度の滝」とも呼ばれ>(観光いばらきより引用)

ているそうで、筆者は夏しか訪れた経験がありませんが、確かに春と秋と冬にも再訪したい観光名所だという感覚があります。

ちなみに日本三名瀑(めいばく)の残り2つは、上述の華厳の滝、那智の滝(和歌山)になります。

※日本三名瀑については諸説あり、袋田の滝以外を3つ目とする説もあります。

 

その4:関東最大の湖がある

東京の次で大阪超え!公式観光サイト人気ランキングNo.2【茨城の魅力】10選

広大な関東平野を地図で眺めてみると、町名が所狭しとぎっしり書き込まれていますよね。都市が林立し、高速道路や一般国道が縦横無尽に行き来していて、さらにはJRと民間の鉄道が敷設されています。江戸から明治を経て現在に至るまで盛んに開発され続けている様子が見て取れます。

しかし、その地図を眺めていると、ぽっかりと開いた巨大な空白の存在に自然と目が向かいます。水郷筑波国定公園にも指定される霞ケ浦です。

日本国内で言えば琵琶湖に次いで2番目の面積で、関東では突出した広さになります。東側には北浦もあり、ラムサール条約登録湿地である涸沼(ひぬま)、かっぱの伝説で有名な牛久沼なども点在、多くの河川が出入りしていて、流域面積を考えると県全体の1/3にもなるのだとか。まさに圧倒的な迫力です。

関東の中にあって、原始のころの姿をとどめた広大な水郷(すいごう、すいきょうとも読む)が残る同地は、必ず訪れたいスポットと言えそうです。

 

その5:平野に盛り上がる名峰がある

東京の次で大阪超え!公式観光サイト人気ランキングNo.2【茨城の魅力】10選

日本には名山がたくさんあります。富士山、立山、白山の三霊山を始め、鳥取の大山、熊本の阿蘇山、山形の鳥海山、北海道の大雪山など挙げればきりがありませんが、どこの山も基本的には山岳地帯に存在します。

しかし茨城には、関東平野にぽつんと孤立するように、日本百名山にも選ばれる名峰の筑波山が盛り上がっています。標高877mと上述した名峰と比べると小ぶりで、日本百名山の中で最も低いというユニークな特徴がありますが、奇岩の屏風岩などの名所があり、神々しいたたずまいながらどこか親しみのある山容に、自然と尊崇の念を抱かされます。

『ブラタモリ』(NHK総合)風に言えば、マグマが冷え固まった斑れい岩と花崗岩が隆起してできた山になりますね。

 

その6:魚がうまい

東京の次で大阪超え!公式観光サイト人気ランキングNo.2【茨城の魅力】10選

茨城県と千葉県の沖合では、寒流の親潮と暖流の黒潮が合流しています。寒流と暖流が合流する場所は好漁場。茨城県ではありませんが利根川を挟んで隣接する銚子漁港(千葉県)は、全国で7年連続1位の水揚げ量を誇る全国屈指の漁港となっています。

千葉の銚子はもちろん、茨城県でもおいしい魚が安く、おいしく食べられます。お店の名前は忘れましたが、利根川に面した茨城県側の波崎という町にある、雰囲気たっぷりの定食屋で口にした煮魚と刺身定食のおいしさが、今でも忘れられません。

 

その7:日本を代表する名門サッカーチームがある

東京の次で大阪超え!公式観光サイト人気ランキングNo.2【茨城の魅力】10選

(写真はイメージです)

極めて個人的な趣味に基づく魅力の1つになりますが、茨城県にはJリーグの名門にして常勝軍団である鹿島アントラーズがあります。Jリーグ創設のころから参加する、いわゆる「オリジナル10」と言われるチームですね。

開幕当時サッカー少年だった筆者も新聞広告で鹿島アントラーズというチームができると知り、広告を切り抜いてノートに張り付けた思い出があります。本拠地の茨城県立カシマサッカースタジアムはサッカー専用の競技場で、サッカー観戦デビューにも最適ですので、旅行のプログラムに入れてみても面白いかもしれませんね。

ちなみに茨城県には水戸ホーリーホックというプロサッカーチームもありますよ。リーグ開幕前には決まって両チームが試合を開催しています。

 

その8:関東最古の神社がある

東京の次で大阪超え!公式観光サイト人気ランキングNo.2【茨城の魅力】10選

鹿島つながりで言えば、関東で最大かつ最古の鹿島神宮も見逃せません。創建は紀元前660年だとか。大和、山城、河内、摂津、和泉などをはじめとする近畿地方と比べて関東は歴史が浅いですが、鎌倉時代以降に栄えた関東にも、これほど長い歴史を誇る神社があるのですね。

 

その9:作物、畜産物がおいしい

東京の次で大阪超え!公式観光サイト人気ランキングNo.2【茨城の魅力】10選

旅行の楽しみの1つはグルメ。関東ローム層と呼ばれる火山灰土が降り積もった広大な土地と豊富な水資源を持つ茨城県は近郊農業が盛んで、関東にありながら農業県としてさまざまな作物を育てています。また、畜産業も盛ん。常陸牛、常陸秋そば、奥久慈しゃも、ローズポーク、メロンなどおいしいグルメがたくさんありますので、土地でとれた作物や畜産物を茨城でおなかいっぱい満喫したいですね。

 

その10:実は北海道への玄関口

東京の次で大阪超え!公式観光サイト人気ランキングNo.2【茨城の魅力】10選

大洗町にある神磯(かみいそ)の鳥居

茨城の魅力を伝える中で、「北海道」というブランドを出してしまうと反則技を使ったような気になってしまいますが、実は茨城県は関東における北海道の玄関口です。大洗港が鹿島灘に面して開港されており、北海道の室蘭や苫小牧に向けてカーフェリーが週12便定期就航しています。

関東出身の筆者には北海道に移住した時期があり、引っ越しの際は大洗から船に乗って苫小牧に向かいました。自家用車もフェリーに載せてもらえますので、自分探しなど壮大な旅を企画する際には、車で茨城に入り周遊し、大洗から船で北海道に渡るといった楽しみ方もありですね。

ちなみに大洗町には、神磯(かみいそ)の鳥居というパワースポットもありますよ。

 

以上、公式観光情報サイトのスマホ観覧者数が東京に次いで全国2位という実績のある茨城県の魅力を考えてみましたが、いかがでしたか?

全国の都道府県をライターとして繰り返し周っているとつくづく思いますが、どこの地域も例外なく美しく、旅心を満たしてくれる独自の魅力にあふれています。茨城県未体験という方は、「大注目」の観光地にぜひとも足を運んでみては? 食わず嫌いならぬ、「行かず嫌い」はきっと損するはずですよ。

東京の次で大阪超え!公式観光サイト人気ランキングNo.2【茨城の魅力】10選

[2017年観光関連サイト閲覧者数ランキング – ヴァリューズ]
[国営常陸海浜公園事務所ホーム]
[霞ヶ浦の歴史 – 茨城県霞ケ浦環境科学センター]
[大地を見る目を磨こう! ]
[平成29年畜産の動向 – 茨城県]
[大洗港の名産物 – 日本の郷文化]
[All Photos by shutterstock.com]

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター
翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。


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