満員電車の静けさにビクビク!?日本に帰国した時の逆カルチャーショック6選

Posted by: 北川菜々子

掲載日: Mar 9th, 2018

海外生活が長いと、すっかりその国に慣れてしまい、日本に帰国したときに、以前は当たり前だったことに、カルチャーショックを受けることがあります。フランス在住歴10年の筆者が帰国したときに感じた、逆カルチャーショック6選をご紹介します。

お客様第一主義に感動

フランス在住者が感じる、日本に帰国したときの逆カルチャーショック6選

フランスのスーパーやお店では店員同士が話をし、なかなかお会計が進まないということがあります。よく遭遇するのが、スーパーでお客が並んでいるところに割り込んで、店員のお会計が優先して行なわれること。先にお客が並んでるのに、なぜ店員のお会計がおこなわれるのか、不思議に思います。それでもフランスでは誰も文句を言っているのを見たことがありません。

日本のスーパーやお店は、お客様第一主義。お客のことをまず一番に考えて能率よく接客をしてもらえるので、日本に帰国するたび、感動します。

電車などの交通機関では静かすぎる

フランス在住者が感じる、日本に帰国したときの逆カルチャーショック6選

フランスの地下鉄や電車、バスの中では、静かということはありません。たまに学生が大騒ぎしているときもありますが、基本的にうるさいと感じない程度の大きさで会話をしています。携帯で話すことも禁止ではありません。それに、パリの地下鉄ではオーディションで選ばれた人たちの楽器演奏がおこなわれたりして、結構賑やかなんです。

日本に帰国をして、電車に乗ると、あまりの静かさに、話してもいいものかと躊躇してしまうことが多々あります。特に、満員電車の静けさには、びくびくしてしまいます。

美しい日本様式の建築物が簡単に壊されていくこと

フランス在住者が感じる、日本に帰国したときの逆カルチャーショック6選

ヨーロッパでは古い建物ほど価値があり、大切に保存されています。古い街並みが美しく、それがヨーロッパの魅力でもあります。

日本建築の街並みは一昔前なら、どこにでもあった風景なはずです。それが日本の魅力の一つでもありました。しかし、現代では、そんな美しい日本様式の建築物が簡単に壊され、殺風景なマンションが立ち並んでいます。美しい日本様式の建築物が簡単に壊されていくことが残念で仕方ありません。

トイレがハイテクすぎる

フランス在住者が感じる、日本に帰国したときの逆カルチャーショック6選

公共のトイレでは、便座がないことが多いフランスから帰国すると、日本のトイレのハイテクさに驚かされます。いくつボタンがあるの?というぐらい、便座がとにかく多機能。日本のみなさんは、使いこなせているのでしょうか・・・。

マスクしている人の多さに驚いてしまう

フランス在住者が感じる、日本に帰国したときの逆カルチャーショック6選

冬場や花粉の季節に帰国すると、マスクをしている人の多さに驚いてしまいます。フランスでは、風邪をひいていようが、花粉症であろうが、マスクをしている人を見たことがありません。咳がひどい時など、マスクをして他人に風邪を移さないようにという配慮は日本人ならではの心がけ。しかし、電車に乗っていて、車両の半分の人がマスクをしているのを見たときは、フランスではなかなか見かけない光景だったので、少し異様に見えてしまった自分もいます。

日焼け対策が凄まじいこと

フランス在住者が感じる、日本に帰国したときの逆カルチャーショック6選

夏に帰国すると、長いUV手袋に、覆面サンバイザーで日焼け対策をしている人とすれ違うと、少し驚いてしまいます。こんがり焼けた小麦色の肌が美しいと感じるフランスでは、日焼け止めが売られていても、ここまでの日焼け対策をしている人はいないからです。とにかく蒸し暑い日本の夏で、暑さを我慢して、ここまで日焼け対策をしているのは、少しやりすぎなように思ってしまいます。

以上、筆者が感じた日本に帰国したときの逆カルチャーショックでした。国が変わると習慣や常識は変わります。帰国するたび、当たり前なことというのはないものだということを思い知らされます。

[All Photos by shutterstock.com]

PROFILE

北川菜々子

Nanako Kitagawa ライター

2007年よりフランス在住。パリ第八大学大学院を卒業。専攻は文化コミュニケーション。趣味は映画、読書、写真、雑貨、料理、街歩き、カフェ巡り。初めて訪れたその日からすっかりパリの街に魅了され、今日も旅をするようにパリの街を歩き回る。

2007年よりフランス在住。パリ第八大学大学院を卒業。専攻は文化コミュニケーション。趣味は映画、読書、写真、雑貨、料理、街歩き、カフェ巡り。初めて訪れたその日からすっかりパリの街に魅了され、今日も旅をするようにパリの街を歩き回る。

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