昨今、訪れる人が増加している注目のスポット、神楽坂。渋谷や浅草ほどではないものの、観光で訪れる外国人も頻繁に見かけるようになりました。神楽坂の魅力はなんといっても、古い町並みと東京の「今」が混在しているところ。大通りから一歩小道に入ると、江戸の面影が残る景色に出会えることも。そんな神楽坂を半日散歩して出会った素敵なスポットを5つご紹介します。
見ているだけでテンションが高まるアイテムがいっぱい! la kagu(ラカグ)
東京メトロ東西線「神楽坂」駅2番出口の目の前にある la kagu(ラカグ)は、ファッションや雑貨、家具などのショップ、ブックスペース、レクチャースペースのある神楽坂で人気のスポット。 la kaguは1960年代に建てられた新潮社の倉庫だった場所をリノベーションして作られたキュレーションストアです。木のぬくもりを感じる開放感あふれる空間で、のんびりとおしゃれなアイテムを探しながら、ショッピングできます。
また外の広い階段では、本を読んだり、座ってくつろげるようになっています。この日は、1Fのカフェでテイクアウトしたコーヒーを飲んで談笑する女性たちと撮影し合うカップルを目撃。思いおもいにくつろげる場所として、しっかりと活用されている様子でした。
住所 東京都新宿区矢来町67番地
東西線神楽坂駅 2番出口(矢来口)正面
電話番号
SHOP 03-5227-6977
CAFE 03-5579-2130
営業時間
SHOP 11:00 – 20:30
CAFE 11:00 – 20:30(L.O 20:00)
親子丼が絶品! 情緒あふれる芸者小道の途中にある「別亭 鳥茶屋」
ランチは隠れ屋のような料亭「別亭 鳥茶屋」で名物の親子丼を味わうことに。趣のある店構えで、一人で入って大丈夫だろうか、と少し心配になりましたが、お店のスタッフが笑顔で迎えてくれて、ホッと一安心。オーダーして、10分ほどでデザート、香の物、味噌汁がついた親子丼が運ばれてきました。
ふんわりとした卵がたまらない親子丼は、卵とご飯の間に刻んだ海苔が敷いてあります。その海苔とやや甘めの割り下がしみ込んだ卵と鶏肉、ご飯を一緒に食べると「美味しい」という言葉しか出てきませんでした。
この親子丼、じつは本店では食べることができません。芸者小道にある別亭でのみ味わえます。気になる親子丼の値段は、なんと980円! 金額以上の贅沢を堪能できましたよ。
住所 東京都新宿区神楽坂3-6
電話番号 03-3260-6661(10:15~22:00)
営業時間
平日(月~金) 11:30~14:30(L.O. 14:00) 17:00~22:30(L.O. 21:30)
土 11:30~15:00(L.O. 14:30) 16:00~22:30(L.O. 21:30)
日・祝日 11:30~15:00(L.O. 14:30) 16:00~22:00(L.O. 21:00)
石畳の道、黒壁に囲まれた料亭が残る「かくれんぼ横丁」
「別亭 鳥茶屋」からほど近い場所にある「かくれんぼ横丁」。ここはもっとも神楽坂らしい場所のひとつだと言えます。江戸時代には、花街として栄えた神楽坂。その面影がここかくれんぼ横丁には残っているのです。
「かくれんぼ横丁」というネーミングは「お忍びで遊びに来た人を後ろからつけてきても横に入られるとわからなくなる」ということからつけられたとのこと。今にも芸者さんが料亭から顔を出しそうな素晴らしい佇まいですよね。
「アンスティチュ・フランセ東京」でプチフランス気分を味わう
行くだけでフランスを感じられる場所・・・それがアンスティチュ・フランセ東京です。フランス政府公式機関として、フランスの多彩なプログラムやイベント、講座を行なっています。ここを訪れたら、立ち寄りたいのが、フランス語の書籍や絵本を販売している書店です。
どこから見ても、パリの街角にある書店のようですね。この書店を出た後、偶然、フランス人たちがフランス語で会話していて、ここが神楽坂だということをすっかり忘れてしまいました。フランスに興味があったり、異文化の雰囲気を味わいたいのなら、ぜひ訪れたい場所だと言えるでしょう。
猫好きにはたまらない雑貨店「猫の郵便局というなまえのお店」
神楽坂に不思議な名前のお店があるのをご存知でしょうか? それがこちらのお店「猫の郵便局というなまえのお店」です。店内にはポストカードや招き猫、マグカップなどさまざまな猫雑貨が所狭しと並んでいます。ユニークな猫アイテムが欲しいのなら、このお店を訪れてみるといいかもしれませんね。
筆者は店頭に置いてあった、小さな動く招き猫を購入しようか、ギリギリまで迷いましたが、今回は別のお土産を購入しようと決めていたので断念。次回、神楽坂を散歩するときに、在庫があるようなら購入したいと思っています。
試食も可能! 30種類以上のおこしが揃う「神楽坂菓寮」
神楽坂散歩の最後に立ち寄ったのが、こちらの「神楽坂菓寮」。30種類以上のおこしが買える、おこしの専門店です。キュートな和柄のパッケージに入ったおこし4つがセットになったものから購入でき、ちょっとしたお土産に最適。店内で試食もできます。筆者は自分用のお土産として、人気ナンバー1の「神楽坂おこし」を購入しました。
「神楽坂おこし」はピーナッツの風味が香ばしく、程よい甘さで上品な味でした。お茶請けとしても最高でしょう。「神楽坂菓寮」では季節限定のおこしも販売していますので、神楽坂に行くたびに、新しいフレーバーのおこしと出会えそうですね。
今と昔が混在した神楽坂は程よく大人な街で、女性一人でも気軽に散歩しやすい場所です。江戸の面影を感じたくなったり、リフレッシュしたくなったら、訪れてみるといいかもしれませんね。
[All photos by あやみ]