
日本人にも人気の旅行先、北欧のフィンランド。その中でもヘルシンキに行かれる方が多いのではないでしょうか? でも、少しだけ足を伸ばしてフィンランドの他の街に出かけてみませんか?
今回は、ヘルシンキから電車で1時間半で到着する街、タンペレの1泊2日の楽しみ方を紹介します。ムーミン美術館から、古い展望台からの絶景までオススメがいっぱいなんですよ。
湖水地方の都市「タンペレ」とは?

タンペレは、フィンランドの湖水地方にある主要都市です。街のまわりには湖が囲んでいます。タンペレに暮らす人々は、夏には湖のまわりに点在したコテージで過ごすことが多いとか。
そして、昔からある産業遺産をうまく生かした街づくりをしており、日本でも人気のテキスタイルメーカー「Finlayson(フィンレイソン)」の工場跡地を利用した施設には、カフェ、ショップ、ギャラリー、映画館などが完備され、街のシンボルになっています。
旅行1日目
旅行1日目は、ヘルシンキから電車に約1時間半ほど揺られて昼前に到着したところからスタートです。まずは駅から最初の目的地に。
アミューズメントパークで楽しむ!

まずは、車に乗って少し離れた場所にある「Särkänniemi Adventure Park
」というアミューズメントパークに向かいます。ここはタンペレに暮らす子供達が休日になると集う場所なのだとか。7つのアトラクションがある広い施設ですが、今回はこの中でクッキー作りに挑戦しました。

こんな可愛らしい部屋でクッキー作りに挑戦します。まるで絵本から出てきたみたいな雰囲気です。

用意された材料を混ぜてこねて伸ばしていきます。なんだかこういう作業はドキドキしますね。今回は季節柄冬に食べられるシナモンやグローブなどのスパイスがたくさん入ったクッキーです。ヨーロッパではよく食べられるのだとか。

好きな型でくり抜いていきます。こういう作業を子供達と一緒に行うワークショップを定期的に行っているそうですが、予約をすれば外国人でも可能だそう。異国でクッキー作りも楽しいですよ。

最後はこんがり焼いてもらって出来上がり!出来上がったクッキーは日持ちがするものなので、日本に持ち帰ってから食べても、美味しくいただけますよ。
タンペレの絶景を見ながらランチ
クッキーを作った後は早速ランチです。今回のランチは、同じアミューズメントパーク内にあるレストランへ。

園内には背の高い展望台があるのですが、この上には「Näsinneula」というレストランがあります。実はこのレストランは360度ぐるっと回転しているのですが、筆者たちが訪れた日はあいにく風が強く止まっていました。回っていれば、タンペレの景色をぐるっと見回せるのだとか。

レストランからは、美しいタンペレの景色を堪能できます。こうやって上から見ると、本当にまわりは湖だらけなんですね。

まずは食前にフィンランド名物のクランベリージュースをいただきました。甘酸っぱくて少し炭酸が入ってて、すっきりとした味わいです。

今回のコースは、湖水地方の名物料理を使ったメニューだとか。最初に出てきた前菜は、薄いお肉をの上に北欧ではよく食べられる黄色いきのこアンズダケなどのきのこを使ったソースがたっぷりです。

メインは淡白な白身魚のソテー。カリカリにこんがり焼けた皮が香ばしく、さっぱりしたソースと、ブロッコリーやカリフラワーのグリルがぴったりの料理でした。

最後に出てきたデザートが可愛い!色合いが絶妙ですね。黄色いアイスバーは、クラウドベリーを使ったもの。フィンランドではベリー類がたくさん取れることでも有名。スイーツにはいろんなベリーが使われているのものが多いのですよ。このデザートも、さっぱりとした味で最後まで美味しくいただきました。

【世界ひとり飯32】ヘルシンキでトナカイと熊!ラップランド料理を食べる
Oct 4th, 2020 | 石黒アツシ
世界50カ国以上を一人旅した筆者が、世界で出会い心に残った料理をご紹介。今回は、フィンランド北部の料理を、首都ヘルシンキのレストランでいただきます。
黒いスイーツの正体とは!?フィンランド流イースターの過ごし方【フィンラン
Mar 31st, 2020 | ラサネン優子
今回は、フィンランドのイースタ(復活祭)、フィンランド語で「pääsiäinen:パーシアイネン」の過ごし方と伝統的な食べ物について、ヘルシンキ在住ライターがご紹介します。
フィンランドで大人気の春限定スイーツ!「ラスキアイスプッラ(Laskia
Feb 26th, 2020 | ラサネン優子
フィンランドのスイーツといえばどんなものを想像されますか? 代表的なものとして、シナモンロールやベリーのパイなどでしょうか。今回は、フィンランド在住ライターが、春を待ちわびるこの時期限定で食べられる国民的な伝統スイーツ、「ラスキアイスプッラ(Laskiaispulla)」とヘルシンキの老舗カフェを2軒ご紹介します。
進化する空の玄関口「ヘルシンキ・ヴァンター国際空港」の“今”を現地ルポ【
Feb 25th, 2020 | ラサネン優子
フィンランドは日本からヨーロッパへ一番近い国、として日本の各主要都市からヘルシンキまでは毎日直行便でフィンランド航空と日本航空が飛んでいます。フライト時間は9時間30分ほどとあっという間に到着します。フィンランドのみならずヨーロッパ諸国への乗り換え、ハブ空港として、日本人にとっても重要な空港の一つです。今回はヘルシンキ在住の筆者が現地の様子をレポートします!
ヘルシンキを旅行したら訪れたい!フィンランド最大級の国立美術館「Aten
Feb 16th, 2020 | ラサネン優子
フィンランドの首都ヘルシンキで絶対に訪れたい国立美術館「アテネウム美術館(Ateneumin taidemuseo)」をご紹介します。ヘルシンキ中央駅の目の前にあり、1887年に建築家テオドル・ホイエルにより設計された歴史のある建築物で、元々は学校として使用されていましたが、後に美術館として改装され現在に至ります。1750年代から1960年代以降のフィンランド作家を中心に貯蔵されており、国民作であるヒューゴ・シンベリの「傷ついた天使」やヘレン・シャルフベックの「快復期」などが展示されています。
【新型コロナウイルス:速報】フィンランドの最新現地事情、在住者が現地レポ
Feb 16th, 2020 | ラサネン優子
北欧フィンランドの公共放送YLEでも連日トップニュースで新型コロナウイルスについて報道しています。最新現地情報と現在のヘルシンキ空港の様子を在住者がお伝えします。
デザイン好き必見!フィンランド・ヘルシンキのデザインミュージアム「Des
Feb 3rd, 2020 | ラサネン優子
デザイン大国、フィンランドの首都、ヘルシンキのデザイン地区にある、デザインミュージアム(Designmuseo)のご紹介です。19世紀から現代にいたるフィンランドを代表する食器、家具、ガラス等といったプロダクトデザインと美術工芸品、工業デザインの歴史をメインに展示している美術館です。歴史のある建物は、1800年代に建てられたもので、このミュージアムは1873年に開館しました。
ヘルシンキでいま話題のアートミュージアム「Amos Rex(アモス・レッ
Jan 30th, 2020 | ラサネン優子
今回は、2018年夏にフィンランド・ヘルシンキの中心部にオープンし、以来注目されいるアートミュージアム、アモス・レックス(Amos Rex)をご紹介します。中央駅から徒歩5分、カンピショッピングセンターからすぐ、マンネルヘイム通り(Mannerheimintie)沿いにあり、クラシックから斬新なアートまで、驚きと愉しみを与えてくれるこれまでヘルシンキにはなかった面白いアートミュージアムです。JKMMが設計した約2,200平米のドーム型天井の展示スペースは、柱のない構造になっており、地下の世界では体験型アートが楽しめるとあり大注目を集めています。
海外在住者が厳選!フィンランド旅で絶対に喜ばれるお土産6選
Jan 11th, 2020 | ラサネン優子
旅に出るとどんなお土産が良いか?悩むところですよね。今回は、フィンランド旅行に行ったらぜひ買って帰りたい、喜ばれるお土産をご紹介します。フィンランドブランドで、可愛い・かさばらない・リーズナブルな価格の商品を含め、スーパーマーケットや空港で気軽に購入できる厳選アイテムを在住者の筆者がピックアップしましたので、ぜひご参考にしてみてください。
マイナス30度になる冬のフィンランド生活。在住者が教える、快適に過ごすた
Dec 19th, 2019 | ラサネン優子
12月に入り、ヘルシンキではクリスマスモード一色です。今回は、北欧フィンランド生活に欠かせない冬の必需品アイテムをご紹介します。真冬はヘルシンキでもマイナス30度くらいまで気温が下がることもあり、外出する際は暖かい防寒具が欠かせません。また長い冬の間は日照不足により鬱病や気分が落ち込む人も多くなります。そんな冬を元気に過ごすためのさまざまなアイテムがあります。そして驚きのフィンランドあるあるも!フィンランド在住のTABIZINEライターがご紹介します。