(c) José Naranja
TABIZINE読者のみなさまは、旅先での思い出はどのように残されていますか? ここ数年は、SNSなどで簡単に旅の記録を管理することができるようになりましたよね。けれど今、とある男性がすべて手作業で作り上げる「旅手帳」が素晴らしいと話題を呼んでいます。
デジタル全盛期に話題を呼ぶ手帳とは、いったいどのようなものなのでしょうか。一緒に見ていきましょう。
スペイン人男性とモレスキン手帳の出合い
(c) José Naranja
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目を見張るほど、ち密で繊細な文字や絵の数々。これらは、スペインのマドリード出身のホセ・ナランハ氏(José Naranja)が描き続けている旅の記録なのです。旅先で見かけたものにインスピレーションを受け、ホセさんの豊かなイマジネーションを交えて描かれています。
(c) José Naranja
ホセさんがイラストを描き留めているのは、モレスキンの手帳。手になじむ機能的な手帳として世界中で愛されています。
(c) José Naranja
ホセさんがモレスキン手帳に出合ったのは、2005年。それまでホセさんは航空技術者として働いていましたが、その出合いから「旅と芸術に専念する」決心をしたのだとか。
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それ以降、だいたい1年に1冊というペースで芸術的な旅手帳を完成させているそうです。どのようなページがあるのか、少しのぞかせてもらいましょう。
独学で唯一無二のアートを創り出す
(c) José Naranja
これが、ホセさんの旅のお供の道具たち。ペンや水彩絵の具のみならず、はさみやのりも持参していますね。
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実はホセさんは、手描きのイラストのみならず、様々なモノを手帳にコラージュしたりもするのです。こちらは、オランダの切手を貼り付けたページ。
(c) José Naranja
そしてアメリカの1ドル紙幣をカットして貼り付けたページは・・・。
(c) José Naranja
こんな風に大変身! 紙幣を切り貼りするなんてなかなか思いつかないアイデアですね。しかもアレンジのセンスもさすがです。
(c) José Naranja
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驚くのは、ホセさんが一度もアートやイラストに関する勉強をしたことがないのだということ。すべて独学とセンスでこの手帳をつくられているのです。
世界中の人が夢中の旅手帳
(c) José Naranja
(c) José Naranja
そんなオリジナリティあふれるホセさんの旅手帳はSNSで話題を呼び、インスタグラムのフォロワーは既に17万8千人にも上っています(2018年5月現在)。そんな世界中のファンたちの「ホセさんの手帳を手元に欲しい!」というリクエストに応え、ついに手帳のコピー版の販売もスタートしました。彼のブログには、コピー版を購入した方々の「手に入れられて嬉しい」「素晴らしい」という喜びのコメントも続々と届いています。
そしてホセさんはTABIZINEの取材に対し、「日本での媒体に掲載されることを嬉しく思います。 日本が大好きで、今年はぜひ訪れたいです」と語ってくれました。
ホセさんの手帳に、どのように日本が描かれるのか、今から楽しみですね。
[instagram/jose_naranja]
[José Naranja]
[Los cuadernos hechos a mano por este madrileño se miran pero no se compran]