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【民泊の恐怖実例】手放しで飛び込む前に、知っておきたいこと

Posted by: 青山 沙羅
掲載日: Aug 21st, 2018.
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【民泊の恐怖実例】それでも見知らぬ他人の家に泊まりたいですか?

海外や国内へ旅する時、「ホテルよりも安い」「海外で暮らすような気分を味わいたい」「素敵なホストと話してみたい」といった理由で人気の民泊。ホテルでは味わえないアットホームな感じ、海外で暮らすような生活はやはり憧れでしょう。外国人ホストの素敵なおもてなしで家族の一員のような気分も味わえるかもしれません。でも、手放しで民泊に飛び込む前に、考えてみたいことがあります。

あなたの夢の民泊は、実際に存在するかもしれません。でも、民泊で多くの犯罪も起こっているのです。ニューヨークで暮らす筆者が、実例を元に民泊に警鐘を鳴らしたいと思います。


人気民泊仲介サイトを装ったサイトでお金を騙し取られる

【民泊の恐怖実例】それでも見知らぬ他人の家に泊まりたいですか?

在ニューヨーク日本国総領事館から、在留邦人から詐欺被害に遭ったとの情報提供がありました。

【恐怖の実例】

・ 2018年 インターネットサイトで見つけた賃貸情報よりオーナーに連絡を取ったところ、オーナー自身は外国在住者だとして,物件見学前にデポジットを送金するよう依頼があった。
・当初は詐欺かもしれないと疑ったが、オーナーより実在する民泊仲介サイトを介する取引であり、詐欺などであった場合は同サイトが全額保証してくれると説明され自身で同サイトを調べたところ優良サイトであったことからオーナーの説明を信じオーナーに指示されるままビットコインにより支払いを行った。
・ところが,物件見学の約束の期日になってもオーナーから連絡は来ず、物件を見つけたサイトに状況を問い合わせたところ、自身の振り込み情報はないと言われ、そこで始めて詐欺であることに気がついた。
・ オーナーから届いた送金方法を指示するメールに民泊仲介サイトのリンクなどがあり、リンク先を見ると同サイトが表示されていたのだが、そのサイトそのものが実在する民泊仲介サイトを装った偽造サイトだったようである。

■在ニューヨーク日本国総領事館

299 Park Avenue, 18th Floor, New York, NY 10171
TEL:(212)-371-8222 FAX:(212)319-6357
HP: http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/html/
facebook: https://www.facebook.com/JapanConsNY/
twitter: https://twitter.com/JapanCons_NY

不動産仲介サイト等を介した貸主とのやり取りの中で、貸主から仲介サイトが定めていない方法による支払いを求められたなど、少しでも不審や疑問に感じた際には仲介サイトに問い合わせたほうが良いでしょう。

インターネットで見つける民泊は、実際に存在するかどうかも分からない可能性があります。他人の家(住所)を無断で使い、オーナーのフリをしてお金をだまし取る例も世界各地であります。

民泊の庭で発見したのは・・・

【民泊の恐怖実例】それでも見知らぬ他人の家に泊まりたいですか?
(写真はイメージです)

【恐怖の実例】

2016年2月 仏パリ(Paris)郊外で、友人同士のグループが人気民泊仲介サイトを通じて宿泊を予約した民家の庭で、腐敗した女性の遺体を発見したそうです。物件の持ち主は、ここ1ヶ月ほどは旅行にでており死体のことは知らなかったとコメント。また持ち主は、現場近くには建築中の家があり、たまに酔っぱらいのたまり場になっているとも証言しています。

身も凍るような出来事ですね。犯人が判明したのかどうかは、調べられませんでしたが、楽しみにしていた旅行でこんな怖い目には遭いたくないものです。

参考
[AFPBB News Airbnb民泊先に腐乱遺体、利用客が発見 フランス]

ホストは変質者かもしれない

【民泊の恐怖実例】それでも見知らぬ他人の家に泊まりたいですか?

【恐怖の実例】

2015年7月 アメリカマサチューセッツ州の19歳の男性は、滞在先マドリードの民泊のホスト(部屋の貸主)集合住宅の4階の部屋に閉じ込められ、カギをかけられました。息子から助けを求められた彼の母親は、民泊サイトに電話をかけましたが、同社の従業員は息子の宿泊先の住所を教えず、警察に電話をしようともしなかったそうです。19歳の男性は性的暴行を受け、マサチューセッツ州の自宅に戻った後、心的外傷を癒すセラピーを受ける状況に。ホストは男性として生まれましたが、女性として生活している人物でした。

女性宅と思って泊まったのに、ホストは男性でしかも変質者だったのです。他人の家は閉じ込められたら、誰も気がついてくれません。見知らぬ他人の家に泊まるということは、こういったリスクもあることを想定に入れなければいけませんね。

参考
[NY Times Airbnb Horror Story Points to Need for Precautions]

被害に遭うのは女性とは限らない

【民泊の恐怖実例】それでも見知らぬ他人の家に泊まりたいですか?

【恐怖の実例】

2017年10月 メルボルンの36歳の男性は、民泊サイトでブライトン・イーストの民家宿泊を一泊30ドルで予約。ところがこの家の住人、30~40代の男ら3人よってによって強姦・殺害されてしまったのです。住人で加害者3人は、殺人罪などで起訴されました。

何とも恐ろしい事件です。犯人3人が宿泊提供する目的は、犯罪目的だったのかもしれません。被害に遭うのは女性だけではなく、男性も多いのです。また、あまり安い宿泊料の場合、疑ったほうが良さそうです。

参照サイト
JAMS TV Airbnbで民家予約 男性殺される
The guardian.com A 36-year-old man was reportedly paying $30 a night to stay at the Brighton East home where he was allegedly raped and murdered on Wednesday night. Three men were charged with his murder.Airbnb customer allegedly murdered by Melbourne men

トラブルが多い チェックインチェックアウト

【民泊の恐怖実例】それでも見知らぬ他人の家に泊まりたいですか?

民泊で一番懸念されるのは、チェックイン、チェックアウト。フロントが常駐待機するホテルとは違うことを、まず頭に入れておきましょう。民泊の場合は、オーナーが家にいるとは限りません。仕事先から、鍵の受け渡しに飛んでくることもあります。1ヶ月前にチェックイン時間が決まっているから大丈夫と安心せず、到着1-2日前にも念のため時間を確認したほうが良いでしょう。時間順守の几帳面な日本人と他国の人とは時間の観念が異なりますし、忘れられている場合もあります。

また、民泊であってもチェックアウト時間を忘れずに守りましょう。後に予約が入っている場合がありますし、リラックス出来るからとのんびりし過ぎないこと。恐ろしい実例があります。

【恐怖の実例】

2017年7月 オランダ・アムステルダムのアパートでの民泊の事件。午前11時チェックアウトにも関わらず、南アフリカ出身の女性アーティスト(宿泊者)は12時を過ぎても部屋にいました。帰宅したホストの女性に早く出ていくよう催促された宿泊者は、謝罪し急いで出る支度を。ところが数分後に女性の夫がやってきてドアを叩き、部屋から出ていくように怒鳴り、「おまえら、ここはアフリカじゃないんだ。女王様のようにふるまうのはやめてくれ」と叫んだそうです。ホストの男の剣幕と暴力的な態度に納得がいかず「なんでそんなに感情的なの?」と言い返したところ、ホストの夫が宿泊者を無理やり部屋から押し出し、そのはずみで宿泊者のアーティストは10メートルはあろうかと思われる階段から転落。頭を強く打ち、男に掴まれていた腕の部分はうっ血、さらに体中に擦り傷を負ったものの、幸い階段はカーペットで覆われていたため命に別状はなかったそうです。ホストはその後、殺人未遂で逮捕されました。

この事件のオーナーの場合、アフリカ系人種に対して人種差別の感があります。アジア系に対して偏見を持っている人もいます。平等の国のはずのアメリカでさえ、人種偏見は依然としてあります。

参考
[Techinsight 【海外発!Breaking News】「チェックアウトが遅い」Airbnbホストに怒鳴られた女性客、階段から落ちる(オランダ)]
[Traveller24 WATCH: SA Artist speaks out on viral Airbnb ‘racial’ assault (warning: profanity)]

隠しカメラで盗撮

【民泊の恐怖実例】それでも見知らぬ他人の家に泊まりたいですか?

【恐怖の実例】

2017年6月末 日本旅行中に民泊サイトサービスを利用した韓国人カップルが、部屋で隠し撮りの被害に。福岡の物件で、「ベッドに横になったところ、天井の火災警報器に緑のライトが点灯して違和感を感じました。よく見てみたら火災警報器にしては変な位置に付いていたし、覗き穴のようなものがベッドに向けられていた」と調べたところ、天井の火災報知機型の盗撮カメラが見つかったそうです。カップルが入室してからカメラを発見するまでの様子がすべて映っていました。カップルはすぐに在日本韓国領事館を通して警察に通報し、念のためにすべての映像をコピーし、Airbnb側にも強く抗議。カップルは約半年前にも同じ家を利用していたため、なおショックを受けたようです。

こちらも盗撮目的の変質者が、部屋を提供していたようです。水面下にある人間の心理や欲望は計り知れません。家を提供するということは、金銭以外の目的もあることを考慮に入れて置いたほうが良さそうです。

参考
[S-KOREA 楽しいはずの旅行が台無し… 日本でAirbnbトラブルに巻き込まれた韓国人が話題]

破損による賠償責任にも注意

【民泊の恐怖実例】それでも見知らぬ他人の家に泊まりたいですか?

部屋内には最低必要限の壊れにくいものしか置いていないホテルと異なり、民家には趣味のもの、壊れやすいもの、高価なものも置いてあります。うっかりと手をついたところにアンティークのランプがあり、倒れて壊れてしまうこともあるかもしれません。日本とはキッチンやバスルームの勝手が違い、施設を壊してしまう可能性もあります。

実際にあなたがしていなくても、「盗まれた」「破損・汚損があった」とクレームを受ける可能性もありますし、「トイレットペーパーなどの消耗品を不当に請求された」「ゲストが水道を出しっぱなしにしていたと主張され、法外な水道代の請求がきた」といった利用者の声もあります。

非常階段に注意

【民泊の恐怖実例】それでも見知らぬ他人の家に泊まりたいですか?
(写真はイメージです)

ニューヨークのアパートには、はしごの外階段がついているものがあります。映画で見たことがある方も多いでしょう。これは非常事態のための階段なのですが、泥棒の好むものでもあります。筆者の体験談をお話ししましょう。

【恐怖の実例】

ずいぶん以前になりますが、筆者が旅行者としてニューヨークを訪れていた時、現地の仲介業者を通しアッパーイースト(東90丁目前後)のアパートを1ヶ月お借りしました。治安は良い場所でしたが、そのアパートには上記写真のような非常用の外階段が付いていました。非常用階段ですので、普段は上り下りの使用は禁止です。ある日、筆者が窓側で本を読んでいますと、外から微かな気配を感じました。滞在していたのは、5階か6階。通行人のはずはありません。外からもこちらの気配を感じたのでしょう。「友達のところへ行く途中だから、問題ないよ(英語)」と言って、その人は非常階段を登って行きました。その時はぼんやりとしており、恐怖は感じませんでした。でも無意識の中で声を出さないほうが良いだろうと感じ、動かず窓の外は見ない(誰か確認しない)ようにしました。しばらくしてから、「友達のところへ行くなら、表玄関から入るはず。あれは泥棒だったのだ。」とゾッとしました。そして何年も経った今、「私の滞在していた部屋に窓から入ろうとして、私の気配を感じて立ち去ったのだ。」と気がつきました。泥棒が黙って去って行った筆者の無事は、幸運だったのです。

非常時に使うものなので、高層アパート以外は付属されている物件が多いです。ただし、泥棒が好むので注意が必要。ニューヨーカーが窓側にカーテンを下ろしっぱなしなのは、防犯のためなのです。

宿泊エリアは安全な場所か

【民泊の恐怖実例】それでも見知らぬ他人の家に泊まりたいですか?

民家は、ホテルや公共の宿泊施設と比べると、駅から離れていたり、分かりにくい場所にある場合が多いです。グーグルマップなどで調べて、並びは環境が良さそうに見えても、通りの反対側は人気のない倉庫や工事中の場所の場合があります。事前に物件を確認する時は、並びだけでなく、「通りの反対側」も確認することをおすすめします。アメリカの場合、工場、倉庫、病院の近く、ホームレス施設、リハビリ施設近辺は治安が良くないとされています。

ほぼ9割の民泊が違法と言われている

【民泊の恐怖実例】それでも見知らぬ他人の家に泊まりたいですか?

民泊の9割以上は無許可の違法物件と言われています。特に、集合住宅の賃貸物件を他人に貸し出して収益をあげることは、観光都市であるニューヨークでは固く禁止されており違法。集合住宅の住人からビル管理者に通報され、大家から追い出された実例を筆者も数軒聞いたことがあります。同時に宿泊者も追い出される可能性も。

民泊はホテルに比べ、確かに割安。ただし、清潔の観念は個人によって違い、あなたが思う清潔な宿泊先とは限りません。オンラインで見る部屋は、実際の部屋とは異なる可能性があります。不特定に貸し出した部屋には、ダニやベッドバグがいるかもしれません。また過去の宿泊者が合鍵を作っている、ホストが犯罪者や変質者(レイプ目的の民泊経営)であるリスクも考慮しておいたほうが良いでしょう。そうしたリスクを想定した上で、宿泊先を吟味したいものです。

違法民泊により、フランスでは800軒のホテルが廃業の憂き目に遭っているそうです。これはフランスに限らず、各国で起こっていることであり、観光都市の秩序(安全)が崩れ始めています。

[All Photos by shutterstock.com]

青山 沙羅

sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファー同居人氏とNY在住。


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