ノルウェーと言えば大自然です。その中でも独特なものと言えばフィヨルド。北海に面した港町ベルゲンも人気です。ノルウェーの首都オスロからベルゲンへ。絶品新鮮シーフードを楽しんだら、翌日はバスに乗って山を越えます。そこから船に乗ってフィヨルドを満喫。さらに船を降りたフロムからは風光明媚な景色をゆっくり楽しめるフロム鉄道に乗ります。そうしてオスロに帰ってくる1泊2日の絶景旅をご紹介します。一人でも心配なく楽しめますよ。
鉄道にバス、ボートに山岳鉄道と、乗り物の種類も多くて予約が煩雑そうに思われますが、「Fjord Rours フィヨルドツアーズ」がまとめてくれます。必要ならホテルのブッキングも。今回は「Norway in a nutshell」というパッケージです。このパッケージ、価格はNOK1600円（約21000円）からです。
オスロからベルゲンへ電車で7時間
Norway in a nutshellのチケットは、オスロ駅構内のNSB（ノルウェー国鉄）でピックアップします。
7時間かかる長距離列車ですが、新幹線のようなスピードではなく、ローカルの特急。のんびりとベルゲンに向かいます。
車窓からはもうすでに絶景が。期待が高まります。
日の長い夏のベルゲンでのんびり過ごす
ベルゲンに着くのは夜7時ごろでしたが、まだまだ北欧の夜は明るいのです。まちをぶらぶら歩いて、港へと向かいます。
バケーションに来ている人も多いようで、観光客でにぎわっています。港町ということでシーフードを食べてみました。
パブなどもあるので、ゆっくりビールを楽しむのもいいかもしれません。明朝早いということで早めにホテルに戻ったつもりでしたが、時計を見るともう11時を過ぎていました。
電車ベルゲンからボスへ行きバスに乗り換える
2日目はまず、前日に通り過ぎたボスまで戻ります。このNorway in tusshellには多くの人が参加しています。そのため、乗り換えの駅には係員がいて、きっちり誘導してくれます。バスに乗り込んでしばらくすると、またまた美しい景色が広がりました。
フィヨルドへ降りていく道はカーブが続き、山の上から見るフィヨルドも、高低差のある滝も大迫力。1時間ちょっとでフィヨルドの港、グドヴァンゲンに到着です。
ボートに乗って1時間、フィヨルドを満喫！
水面が静かなソグネ・フィヨルド。深さは1300メートルにも達するそうです。切り立った山も1000メートル。深い谷です。
グドヴァンゲンから乗った船は、ゆっくりとしたスピードでフィヨルドを進みます。途中、小さなフェリーとすれ違ったり、カヤックを楽しむ人たちがいたり、崖にヤギがいたりしますが、とても静か。こちらも1時間ほどでフロムに到着。
世界で最も美しい鉄道フロム鉄道
この鉄道は、ノルウェイの美しい景色の中でも抜群に美しいんです。海抜0メートルのフロムから、海抜867メートルのミュルダル駅まで約1時間。車も入れない場所にあるショースの滝では5分間停車して、みんなでしぶきを受けるほどの間近で大自然を感じます。
終点のミュルダル駅からオスロへは5時間。すっかり深夜になって旅が終わります。
このツアーを利用すると一人旅でも安心。それに、効率よく回ることもできました。ガイドはついていないので、時間さえ間違わなければ大丈夫です。
＊そのほかのコースやオプション最新のコースや価格等についてはWebサイトで確認してください。
[All photos by Atsushi Ishiguro]
PROFILE
Atsushi Ishiguro ライター＆フォトグラファー
旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。
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