究極のひとり時間、初めてでも女子ひとり旅を楽しむ7つのコツ

Posted by: 春奈

掲載日: Sep 10th, 2018

ひとり旅に興味はあるけれど、退屈したり寂しくなったりしないか不安という方へ。これまでにひとりで30ヵ国以上を旅した筆者が、ひとり旅を楽しむ7つのコツを伝授します。誰にも気兼ねすることなく、自分の好きなことに好きなだけ時間を使える贅沢なひとときを。

究極のひとり時間、初めてでも女子ひとり旅を楽しむ7つのコツ

ひとり旅は究極のひとり時間。誰にも気兼ねすることなく、自分の好きなことに好きなだけ時間を使える贅沢なひとときです。

ひとり旅に興味はあるけれど、退屈したり寂しくなったりしないか不安という方へ。これまでにひとりで30ヵ国以上を旅した筆者が、ひとり旅を楽しむ7つのコツを伝授します。

電子書籍をお供にする

究極のひとり時間、初めてでも女子ひとり旅を楽しむ7つのコツ

ひとり旅にはなにかと空き時間がつきもの。乗り物での移動中、レストランやカフェで注文した品を待つあいだなど、同行者がいればおしゃべりで時間が過ぎていくかもしれませんが、ひとりではそうもいきません。

そんなひとり旅のお供にぴったりなのが、kindleなどの電子書籍リーダー。もちろん紙の本でもいいのですが、ひとり旅をしていると本一冊なんてすぐに読み終わってしまいます。

その点、電子書籍なら荷物を増やすことなく何冊もの本を持ち歩くことが可能。普段はなかなか落ち着いて本を読む時間がないという人も、ひとり旅をしているあいだは、本の世界を心ゆくまで味わうチャンスです。

読む本は興味を惹かれるものならなんでもオッケーですが、旅に関連する本を読むのも粋なもの。同じ場所を旅した作家の旅行記であったり、訪れる国の文化や歴史を紹介する本であったり・・・その土地と関係する本を読むことで、より旅先への興味や理解が深まって、旅がいっそう楽しくなるはずです。

筆者が好きなのは、角田光代さんやたかのてるこさんの旅行記。独自の着眼点やみずみずしい感性に彩られたお二人の文章は、旅心をいっそう盛り上げてくれますよ。

良いカメラを手に入れる

究極のひとり時間、初めてでも女子ひとり旅を楽しむ7つのコツ

これからひとり旅を楽しみたいと思っているなら、ぜひ良いカメラを手に入れてください。良いカメラが手元にあれば、それだけで写真を撮るのが好きになり、素敵な写真を撮ることに夢中になる可能性大です。

ひとり旅は写真好きに最適な旅行スタイル。同行者がいれば写真に没頭するのは気が引けますが、ひとり旅なら納得の一枚が撮れるまで、いくらでも時間をかけることができるからです。

カメラの種類は、画質を追求するなら一眼レフですが、扱いやすさや持ち運びのしやすさを考えると、ミラーレス一眼がおすすめ。今までコンパクトデジカメしか使ったことがないという人は、きっとこれまでとの違いに感動するはずです。

筆者の場合、以前はとりたてて写真が好きというわけではありませんでしたが、ミラーレス一眼購入を機に写真の快感を知り、すっかり旅先での写真撮影にハマってしまいました。そのおかげで、ひとり旅がさらに楽しくなっています。

テーマのある旅をする

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自分の好きなことに好きなだけ時間を使えるひとり旅だからこそ、テーマのある旅をしてみるのも楽しいもの。

といっても、堅苦しく考える必要はまったくありません。「クラシカルなカフェをめぐる」、「ローカルコスメを買い集める」、「路地を徹底的に歩き尽くす」、「雑貨屋さんをはしごする」など、なんでもあり。筆者がパリで出会ったパン好きの日本人女性は、パンの食べ比べをテーマにしていました。

ここでいうテーマは、旅先で自分が特にやりたいことを明確にするためのもの。テーマは一つではなく複数あってもいいですし、旅のあいだじゅうずっとそのテーマに縛られなければならないわけでもありません。

せっかくのひとり旅を自分らしく満喫するために、ゆる~くテーマを決めてはいかがでしょうか。

プチ贅沢を採り入れる

究極のひとり時間、初めてでも女子ひとり旅を楽しむ7つのコツ

旅行中、どこにどれだけのお金を使うかの判断は、旅の内容を大きく左右します。

といっても、旅にかけられる予算は人それぞれ。宿泊費、食費、ショッピングと、なにからなにまでお金をかけられるという人はそうそういないでしょう。

「同行者がいればおしゃれなレストランに行くけれど、ひとりだったらなんてもいいや」と、ファストフードや安食堂で食事を済ませる人もいるかもしれません。あるいは、ひとりでの宿泊は高くつくからと、できるだけ安いホテルやゲストハウスを選ぶ人もいるかもしれません。

限られた予算で旅行を最大限に楽しむためには、抑えられるところで出費を抑えるのも肝心ですが、なにをするにも節約を意識してしまうのももったいない。せっかくのひとり時間なのですから、ときにはお金を使って自分を喜ばせてあげましょう。

あれもこれもお金をかけるわけにはいかなくても、優雅なカフェでお茶をする、ディナーは雰囲気の良いレストランに出かける、旅行の最後の一泊はワンランク上のホテルに泊まるなど、できる範囲でちょっとした贅沢を採り入れてはいかがでしょう。

その際は、「美味しいものを食べると幸せ」、「豪華なホテルに泊まると極上の気持ちになれる」など、特に自分が喜びを感じるところに重点的にお金を使うといいでしょう。

旅先の歴史・文化を学ぶ

究極のひとり時間、初めてでも女子ひとり旅を楽しむ7つのコツ

同行者がいる旅行の場合、ひとつひとつのスポットの説明文やパンフレットをじっくりと読む機会は案外少ないものです。

自分はもっと読みたいと思っても、同行者はあまり興味がなさそうだったり、あるいはおしゃべりに興じてしまって、さらっと流してしまったり。同行者がいる旅の楽しさもかけがえのないものですが、なにかを学ぶということに関しては、ひとり旅のほうが向いています。

「学ぶ」といっても大げさに考える必要はなく、観光スポットの説明文を立ち止まって読んでみる、そこに案内スタッフやガイドがいれば質問してみる、ガイドブックを隅から隅まで熟読するなど。旅先に関する本を読むのもその一環になるでしょう。

そうした小さなことを積み重ねるだけでも、その土地への興味と理解が深まっていくはずです。

自分と向き合う時間を作る

究極のひとり時間、初めてでも女子ひとり旅を楽しむ7つのコツ

ひとり旅は自分と向き合う絶好の機会。ひとりでいるというだけでなく、日常から離れた環境にいることで、普段考えないことを立ち止まって考え、思考を深めやすい時間です。

といっても、「さぁ、今から自分と向き合うぞ」と思って始めてもなかなかうまくいかないかもしれません。

ひとり旅をしていると、「そういえば私って、この後どう生きていきたいんだろう。このままでいいのかな」など、普段あまり考えないような問いが浮かんでくることがあります。

そんなときに、「まぁいっか」と受け流すのではなく、その思考を受け止めて、じっくりと考えてみること。日常から切り離された環境にいるからこそ、普段は気づかなかった自分の望みが見えてくるかもしれません。

思考を深めるには「書く」ことが有効。せっかく考えたことが逃げていかないよう、小さなノートとペンを持ち歩くようにするのがおすすめです。その瞬間に答えは出なかったとしても、ふと浮かんだ自分への問いを書き留めておくのもいいでしょう。

旅先で出会う人と交流する

究極のひとり時間、初めてでも女子ひとり旅を楽しむ7つのコツ

同行者のいる旅は、良くも悪くも同行者との関係に終始しがちですが、ひとり旅の場合は、旅先で出会う人と交流するという醍醐味があります。

旅先で出会う人のなかには、現地の人もいれば、旅行でそこにやってきた外国人などもいます。現地の人と仲良くなれば、その土地のことを教えてもらえるでしょうし、ほかの旅行者と仲良くなれば、一緒に観光や食事に出かけるという楽しみもあります。

ほかの旅行者との出会いを楽しみたいなら、ホテルではなくゲストが集まる共用スペースのあるホステルやゲストハウスなどに泊まるのがおすすめ。個室のあるホステルやゲストハウスもたくさんあるので、ドミトリーには抵抗があるという人も大丈夫です。

ホステルやゲストハウスのいいところは、ほかのゲストと共用スペースで自然と会話が弾むこと。「ほかにどんなところに行った?」など、旅行者同士共通の話題があるので、国籍を問わず話が広がりやすいのが魅力です。

現地の人との出会いを重視するなら、Airbnbなどを使って現地の人の家に泊めてもらうのもあり。現地の人々の食生活や暮らしぶりなど、お国事情も見えてくるかもしれません。

究極のひとり時間、初めてでも女子ひとり旅を楽しむ7つのコツ

最初はドキドキするかもしれないけれど、やってみるとひとりだからこその楽しみがたくさん見つかる女子ひとり旅。

誰かと一緒の旅も、ひとりの旅も、どちらも楽しめる女性は素敵ではないでしょうか。

[All Photos by shutterstock.com]

PROFILE

春奈

Haruna ライター

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

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