トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【福島編】

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Sep 18th, 2018

旅の達人、プロのトラベルライター22人に「47都道府県のおすすめ観光地」アンケートを実施。各県それぞれ、行ってよかったスポットTOP5を選んでもらいました。TABIZINE5周年企画として、1県ずつランキングで発表していきます!今回は、福島編です!

猪苗代湖は2位!プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP【福島編】

日本の都道府県にはさまざまな観光地があります。限られた予算と時間の中で全国各地に繰り返し行くチャンスは少ないと考えると、できれば必見のエリアを効率よく周りたいですよね。

そこで今回はTABIZINE5周年を記念して、TABIZINEで執筆する旅慣れたライターたち22人に、各都道府県の主要観光地一覧を提示し、TOP5を選んでもらいました。その結果を独自のシステムでポイント化し、集計してランキングを作成してみましたので、ぜひともチェックしてみてください。今回は福島編です。

 

第5位・・・五色沼、尾瀬沼、只見ドライブ(各6ポイント)

猪苗代湖は2位!プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP【福島編】

最初は同率で第5位が3つ。五色沼、尾瀬沼、只見のドライブがランクインしました。五色沼とは、磐梯朝日国立公園内に位置する観光地で、猪苗代や会津若松から見ると、磐梯山の裏側にあるため、裏磐梯などとも呼ばれます。五色沼は1つの沼ではなく沼群で、その沼1つ1つが異なる色を見せるところから、五色沼と呼ばれています。

「五色沼の不思議な水の色は自然が生み出した芸術とも言えるほどです。天気がいい日には周辺を散策するのも面白いです」(Yoko Nixon)


とのコメントも。

猪苗代湖は2位!プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP【福島編】

尾瀬沼はご存じの通り、尾瀬国立公園内に位置する沼。尾瀬と言えば尾瀬ヶ原が有名ですが、尾瀬沼もエリア内には存在し、沼越しに燧ケ岳(ひうちがたけ)の展望を楽しませてくれます。正確に言えば尾瀬沼は群馬と県境を共にする形になっていますが、今回は福島編にランクインしました。

「トレッキング、宿泊でゆっくり訪れたいです。他のハイカーとの交流も楽しいです」(石黒アツシ)

といったコメントとともに、尾瀬沼を福島県の観光地No.1に推す声もありましたよ。

猪苗代湖は2位!プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP【福島編】

最後の只見ドライブは、喜多方や会津若松のある会津盆地から越後山脈に向かって延びる国道252号線のドライブ。只見川沿いを行く絶景路になります。

「ひっそりとして、秘境の雰囲気が漂う場所。只見川沿いのドライブがお勧めです」(米田ロコ)

というように、只見ドライブを福島No.1の観光スポットだと推す声もありました。

 

第4位・・・磐梯山ドライブ(10.8ポイント)

猪苗代湖は2位!プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP【福島編】

第4位は磐梯山ドライブ。磐梯山とは会津富士とも呼ばれ、美しい山容を誇る名山ですね。吾妻山、安達太良山とともに磐梯朝日国立公園の中心的な存在になっています。上述した五色沼は、この磐梯山の「裏側」にあるのでした。筆者も磐梯山にあるペンションに何度も取材で足を運びましたが、そのたびに磐梯山の絶景ドライブを満喫しました。

「車窓からの景色がとにかくいい」(米田ロコ)

というコメントも寄せられていましたよ。

 

第3位・・・喜多方の蔵の町(14.1ポイント)

猪苗代湖は2位!プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP【福島編】

第3位は福島県を代表する町、喜多方の蔵の町がランクインしました。喜多方とは福島の代表的な町の1つで、喜多方ラーメンの知名度は全国区ですよね。源泉の温度が70℃と極めて高い熱塩温泉も近くにある土地になります。その喜多方は「蔵のまち」という通称があり、町では蔵が倉庫、店舗、住まい、職人の作業場、酒やみそ、しょうゆの貯蔵庫、屋敷の塀などとに活用されています。

「喜多方ラーメン三昧」(わたなべ たい)

と、蔵のまちで楽しめる喜多方ラーメン巡りを福島No.1の観光イベントに推す声もありました。喜多方は磐梯山からも猪苗代湖からも会津若松からも、比較的行きやすい距離にあります。福島旅行では立ち寄りたいスポットの1つと言えそうですね。

 

第2位・・・猪苗代湖(14.4ポイント)

猪苗代湖は2位!プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP【福島編】

次は猪苗代湖がランクインしました。福島県と言えば猪苗代湖、猪苗代湖と言えば福島県を思い浮かべる人も少なくないかもしれません。日本で4番目に大きい湖で、湖越しに磐梯山を眺められるロケーションは、観光にはぴったりですよね。

「湖で泳いだのは、ココが初めてです!」(わたなべ たい)
「静かでのんびりして、意外に大きくてびっくり」(石黒アツシ)

といったコメントが寄せられていました。まさに静かでのんびり、広々とした湖です。中通りの郡山からも磐梯自動車道がありますから、行きやすいです。ぜひとも足を運びたいですね。

 

第1位・・・会津若松の鶴ヶ城、七日町通り、野口英世青春通り(20.1ポイント)

猪苗代湖は2位!プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP【福島編】

福島県で最も評価された観光地は、会津若松になりました。各ライターに配布したアンケートでは鶴ヶ城、七日町通りと野口英世青春通りなどと細かく選択肢が分かれていたのですが、集計時には会津若松としてまとめました。会津若松とは、猪苗代湖の西側にある福島県の主要な町の1つですね。町のシンボルである鶴ヶ城に関しては、

「会津若松の街を見渡す歴史あるお城。周辺には歴史的建造物も数多く残っており、文化的な雰囲気が楽しめます」(Yoko Nixon)

といったコメントと共に、鶴ヶ城を福島県のNo.1観光スポットに推す声もありました。

会津若松の町歩きでは外せない七日町通りと野口英世青春通りに関しては、

「駅前にある駅カフェが印象的。ひなびた商店街ながら、面白い店がいろいろとあります」(青山沙羅)


と、同地を福島県No.1スポットに推す声もありました。どちらもレトロな雰囲気がある素敵な通りですよね。会津若松観光では、絶対に歩きたいですね。

 

以上、プロの旅ライターが選ぶ福島県の観光地ランキングを紹介しましたが、いかがでしたか? 今回は福島県の西側に集中してしまいましたが、いわゆる中通りと呼ばれるエリアにも、奥州三名湯の1つと言われる飯坂温泉があり、他にも岳温泉など名湯もあります。

三春のしだれ桜(三春滝桜)はTABIZINEの過去記事でも取り上げましたし、阿武隈高地のある浜通りには、スパリゾートハワイアンズのフラガールなども有名な観光地もあります。福島県は関東在住の人も行きやすい土地。ちょっとした休みがあったら、足をのばして福島県を満喫してくださいね。

猪苗代湖は2位!プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP【福島編】

福島のおすすめ土産をまとめた過去記事、『【福島県】おあいなはんしょ、あがらんしょ。会津のお土産選びは、さすけね。』もぜひどうぞ。

[All Photos by shutterstock.com]

【調査概要】
●調査内容:47都道府県のおすすめ観光地
●調査実施期間: 2018年7月18日~2018年7月31日
●調査人数:22名(男性:4名 女性:18名)
●調査対象:TABIZINEにて記事を執筆するトラベルライター
PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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