東京から飛行機で3時間。極東ロシア・ハバロフスクには、ヨーロッパを彷彿とさせる美しい街並みと吸い込まれそうな深い青色の空がありました。
白夜のハバロフスク
成田空港からハバロフスク国際空港へ。3月の末に訪れたのですが、19時半に到着してもまだ昼間のような明るさでした。
到着時刻が遅めだったので、チェックインが済んだ後は少しホテル周りを歩くだけにすることに。ホテルのすぐそばのアムール川からハバロフスクの夜景をしばし眺めます。
帰り道に見かけたウスペンスキー大聖堂。教会はどれも荘厳で美しい建築です。
街歩きで見る日常
翌日の朝、ホテルの窓から外をのぞくと朝日に輝くアムール川が見えました。
宿泊したホテルはこちらの「インツーリストホテル」。日にもよりますが、日本語の話せるスタッフがいることがあり、英語の通じにくいハバロフスクでは本当に助かります。
この日は午後にロシア人の友人と会うまでに少し時間があったので、軽く町歩きをしてみることに。昨夜見たウスペンスキー大聖堂が、太陽の光に照らされて全く違う顔を見せてくれました。
街の至るところにソ連時代に活躍した人々の銅像が建てられています。
3月のアムール川。一面氷が張っていますが、体感気温は日本とあまり変わりませんでした。
街歩きをしていた中で見かけた「スパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂」。とても大きな建物で、その迫力に圧倒されます。
街のあちこちで見かける売店は「キオスク」と呼ばれるもの。パン、本、果物など、店によって売っているものが異なります。こちらは果物のキオスク。カラフルな店構えが目を引きます。
大学の学園祭へ潜入!
午後はバスに乗り、友人の待つ大学へ。この日はちょうど地元の大学で学園祭があり、せっかくなのでお邪魔させてもらうことに。路線バスは車内スタッフがお客さん一人一人をまわって集金するようなシステムになっていました。
こちらが学園祭のある「太平洋国立大学」。ロシアの大学に入るのは初めてだったので、なんだかワクワクしてしまいます。
ロビーでコートを預けてから中に入るのですが、そのロビーには至るところに鏡がたくさん。女子学生たちがこぞって使っている様子にロシアの美意識の高さを感じました。
学園祭のステージ発表で行われていたアカペラ演奏。ほかにも朗読やダンスなどが交互に行われ、観客を飽きさせない工夫がされていました。
本場のロシア料理レストランへ
大学を後にし、少し早めの夕食へ。気になっていたロシア料理レストラン「ルースキー」へ足を運びました。お通しに出されたのは、酢漬けのピクルスとストレートウォッカ。ああ、ロシアに来たなあ・・・と感じます。
ボルシチとブリヌィ(ロシア風クレープ)。ボルシチはあっさりとしていて食べやすく、ブリヌィは皮がとてもモチモチしていて、日本でも食べたいと思ってしまう美味しさでした。
ロシアの風を感じながら少し早めにホテルへ戻ります。
住所:Уссурийский бульвар, 9
営業時間:8:00~1:00(年中無休)
洗練されつつも懐かしい雰囲気を色濃く残すハバロフスクの街並み。あたたかいロシアの人たちの人柄にも惹かれ、日本とは全く違う景色なのになぜだかほっとする不思議な魅力のある町でした。