トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【静岡編】

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Oct 3rd, 2018

旅の達人、プロのトラベルライター22人に「47都道府県のおすすめ観光地」アンケートを実施。各県それぞれ、行ってよかったスポットTOP5を選んでもらいました。TABIZINE5周年企画として、1県ずつランキングで発表していきます!今回は、静岡編です!

トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【静岡編】

日本の都道府県にはさまざまな見どころがあります。全国各地、繰り返し行くチャンスは少ないと考えると、できれば必見のエリアを効率よく周りたいはず。

そこで今回はTABIZINE5周年を記念して、TABIZINEで執筆する旅慣れたライターたち22人に、各都道府県の主要観光地一覧を提示し、その中からTOP5を選んでもらいました。その結果を独自のシステムで採点し、集計して独自ランキングを作成してみましたので、ぜひともチェックしてみてください。今回は静岡編です。

 

第5位・・・富士サファリパーク(13.6ポイント)

トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【静岡編】

子どものころに見た「富士~、サファリパ~ク!」のテレビコマーシャルがいまだに脳裏に焼き付いていますが、第5位には富士サファリパークがランクインしました。その意味で、サファリパークと言えば同地を思い浮かべる人も少なくないのでは?

「動物たちと間近で触れ合える場所と言えばここです!ライオンへの餌やりやナイトサファリなど、普通の動物園ではできないアトラクションがすごいです」(SHIORI)


と、富士サファリパークを静岡でNo.1と推す声もありました。

「車で行けるのがいいですね。最近はおいっこを連れて遊びに行きました」(西門香央里)

といった具合に、子連れの観光地としても人気があるようです。名前の通り富士市にあるスポットで、富士山も一望のロケーションにあります。静岡の旅行では、特に家族旅行では外せないスポットと言えそうですね。

 

第3位・・・浜名湖と下田の白浜大浜海水浴場(各18.6ポイント)

トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【静岡編】
浜名湖

第2位は同率で2つの観光地がランクインしました。静岡県と愛知県の県境近く、湖の南端が遠州灘に面した汽水湖の浜名湖と、伊豆半島の先端近く、富士箱根伊豆国立公園にも含まれる下田の海水浴場ですね。

浜名湖と言えばウナギの産地としても有名で、『うなぎパイ』などの銘菓もあります。静岡の浜松からも、愛知県の豊橋からも近いですから、アクセスに優れた観光地とも言えます。

「住んでいたころは当たり前の光景でしたが大人になった今浜名湖を見ると、少し感動します。特に奥浜名湖エリアは静かで好きです。おいしいウナギ店も点在しています」(あやみ)

といった感じで、在住経験のあるライターからの高い評価もありました。東名高速道路や東海道新幹線などの車窓から眺める浜名湖もいいですよね。

トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【静岡編】
白浜大浜海水浴場

一方で下田の海水浴場も高い評価を得ていました。下田と言えば伊豆半島の先端近くにあるエリアで、とにかく海が奇麗な場所。

「白浜。東京から一番近い白砂ビーチで、南国のように水も奇麗です。須崎御用邸近くの九十浜はさらに透明度が高く、プライベート感たっぷりです」(わたなべたい)

といった声と共に、下田の白浜大浜海水浴場を静岡県No.1のスポットと推す声もありました。下田は日本史でも重要な役割を果たす土地。歴史ある下田の町並み散策をおすすめするコメントもありましたよ。

 

第2位・・・御殿場プレミアム・アウトレット(19.1ポイント)

トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【静岡編】
(C)御殿場プレミアム・アウトレット

第2位は関東方面から見て静岡県の「玄関口」とも言える、御殿場プレミアム・アウトレットがランクインしました。立地的には神奈川、静岡、山梨の県境が触れ合う高地の近くにあります。その意味で神奈川の小田原からも山梨の富士吉田などからも行きやすい立地にあると言えます。

「プレミアムアウトレットになる前のファミリーランドにも日帰りでよく遊びに行っていました。都心から近くて便利です」(西門香央里)


と、同地を静岡県No.1の観光スポットと推す声もありました。確かに都心から見ると、小旅行気分を楽しめる絶妙な距離感にありますよね。筆者も小旅行と称して、排気量50ccのホンダ『リトルカブ』に乗って都心から往復した思い出があります。使いやすさをよしとしたコメントもあり、立地は御殿場プレミアム・アウトレットの大きな魅力の1つのようですね。

 

第1位に行く前に・・・番外編

静岡でも番外編を紹介します。番外編とは、他に誰も票を入れなかった状況下で、誰か1人でもライターが最高評価を与えた観光地があれば、紹介するコーナーになります。

静岡は特徴的で、他の都道府県と違って番外編に選ばれる観光地が、たくさんありました。それだけ魅力が多岐にわたる観光地と言えるのかもしれません。一覧とコメントを紹介します。

奥大井湖上駅

「湖の上にある秘境駅と言われる大井川鐵道の駅が最高でした」(Chika)

來宮神社

「近くで柴のオーブが見えました。明るい雰囲気の境内です。奇麗な建物で、ここを盛り上げていこうという気概が感じられます」(鳴海汐)

舘山寺温泉

「大人になった今でも帰省するたびに訪れたくなる温泉街です。浜名湖を眺めながらおいしい魚介類を味わえるお店や、地元の人からも愛されている旅館があります。遊覧船に乗ったり、浜松市動物園や遊園地の浜名湖パルパルもあったりして退屈しません」(あやみ)

赤沢温泉郷

「海岸と露天風呂が一体化するインフィニティ露天風呂が最高です」(sweetsholic)

伊豆・西伊豆ダイビング

「都内から日帰りでも行けるダイビングスポットが数多く、さまざまな海の生き物と触れ合うことができます。ダイビング好きなら何度でも訪れたい有名スポットがたくさんあります。」(Yoko Nixon)

三嶋大社

「うなぎ(うなよし)のうな丼は日本一」(青山沙羅)

星野リゾート リゾナーレ熱海

「リゾート内にある、白砂を敷き詰めたビーチのような雰囲気のブックカフェが最高です。旅先で至福の読書タイムを過ごせます」(山口彩)

エスパルスドリームプラザ

「エンターテインメント性が高く楽しいです」(akaryx)

第1位・・・熱海の温泉とまち歩き(23.1ポイント)

トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【静岡編】

数ある魅力的なスポットの中から第1位に選ばれた観光地は、熱海の温泉と町歩きでした。ライター陣に配布した調査票の段階では熱海の温泉と町歩きが別々の選択肢になっていたのですが、両方を同じように評価した声も少なくなかったので、集計時には1つにまとめました。

「坂が多く、ぶらぶら細い道を通ってお店を見つけるのが楽しいです」(鳴海汐)

「熱海の温泉は本当にいいです。何度でも行きたいです!」(西門香央里)

といった感じで、町歩きも温泉自体も評価する声が多く集まりました。ちなみに熱海から見て相模湾の沖合に浮かぶ小さな離島・初島を推す声もありましたよ。

 

以上、プロの旅ライターが選ぶ静岡県の観光地を紹介しましたが、いかがでしたか? 他にはトップ5にこそ入りませんでしたが、大井川鐵道、大井川の夢の吊り橋、東伊豆の熱川バナナワニ園、西伊豆の堂ヶ島マリンなどを推す声も目立ちました。番外編を含めると、それこそ見どころが満載の観光県だと分かります。繰り返し出かけて、その魅力を満喫したいですね。

1位の熱海についてくわしくは、『熱海がすごいよ【特集】〜おすすめ無料観光スポット、グルメ、お土産、ホテルまで〜』もぜひ!

[All Photos by shutterstock.com]

【調査概要】
●調査内容:47都道府県のおすすめ観光地
●調査実施期間: 2018年7月18日~2018年7月31日
●調査人数:22名(男性:4名 女性:18名)
●調査対象:TABIZINEにて記事を執筆するトラベルライター
PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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