(c)AirX Inc.
旅慣れたみなさん!ヘリコプターに乗ったことはありますか?筆者も経験がないのですが急に気になり、まずは相場を調べてみました。東京湾岸のクルージング10分間、1機貸し切り3人までの利用が29,800円(税抜)なるものを発見。思ったより安くてびっくりです。このプランを提供しているヘリコプター遊覧予約サービス「AIROS Skyview (エアロス スカイビュー)」さんにいろいろ話を伺いました。
ヘリクルージングの客層は?目的は?
(c)AirX Inc.
意外とリーズナブルと分かったものの、だいぶ非日常感が漂うのがヘリクルージング。実際、記念日やプレゼント、サプライズとして利用されることが多いそう。筆者の知人にも、ヘリコプターの中でプロポーズされた人がいます。スタッフの方にお願いすれば、クルージングの後に渡す花束の保管や、写真撮影などに快く応じてもらえるそうです。
また、今は海外からの旅行者が半分以上を占めるほど多いそう。日本の旅のハイライトとして、みなさん楽しみにしているんですって。
年齢層は、国内外問わず、10代からシニア世代まで幅広いということです。
ヘリコプターの中は冬は寒いの?
テレビでヘリコプターを見るのは、スカイダイビングの場面が多かったせいか、ヘリコプターはドアが開いているイメージです。さすがにクルージングでは閉まっているだろうけれど、上空は寒いはず。機内はどうなんでしょうか?
ヘリコプターは上空500〜600mを飛行するので、気温は地上より約3度下がるんだそうです。しかし、ドアも窓も常に閉まっているのと、冬はエンジンの熱を利用した温風が室内に送られ比較的暖かいそう。寒さは心配しなくてよさそうです。
ヘリコプターは乗り物酔いするの?
(c)AirX Inc.
調べてみるとヘリコプターはあまり揺れないようですが、個人的には乗り物酔いが気になります。それについては、AIROSさんからこんな回答がありました。
「極端に乗り物に酔いやすい方には、ご注意いただくようにお伝えしています。真下の流れる景色をずっと見てしまうと酔いやすいため、少し遠くを眺めながらお乗りいただくと酔いにくいと言われています。」
心配な人は、乗り物酔いを飲んでおくといいでしょう。
どんなときに欠航するの?
ヘリコプターも飛行機と同じように欠航するときがあります。どんな時かというと、風が極端に強い時、雲の高さが極端に低い時、その他機長が運航困難と判断した時なんだそうです。
さあ、これから人気のコースベスト3を紹介します。金額はどれもヘリコプター1機貸し切りで、最大3人まで搭乗できます。一見高いと思っても、金額を2人や3人で割ってみると、また印象は違ってきますよ。
人気3位「富士山フライト70分コース(昼)」
(c)AirX Inc.
新木場の東京ヘリポートを出発し、レインボーブリッジ、お台場、多摩川、みなとみらい、江の島、小田原、箱根、芦ノ湖、富士山などを遊覧のプランです。
https://skyview.airos.jp/tokyo/day/10
ヘリは、芦ノ湖近くの上空まで行きます。近づきすぎると案外荒々しい見た目の富士山ですから、それくらい離れたほうが美しさを堪能できるでしょう。
ヘリコプターは時速200kmは当たり前だそうで!空は渋滞がないこともあって、こんなに短時間で行って帰ってこれるんですね。
人気2位「東京夜間遊覧33分コース(夜)」
(c)AirX Inc.
東戸塚の横浜西ヘリポートを出発し、武蔵小杉を通って、東京タワー、スカイツリーなど東京都内を遊覧のプランです。18時もしくは19時にスタートします。
https://skyview.airos.jp/tokyo/night/47
昼もいいけれど、夜はロマンチックの極みではないでしょうか。「一生に一度は乗ってみたい乗り物」に乗る機会が美しい夜景に囲まれていたら最高です。
人気1位「東京都内一周20分コース(昼)」
(c)AirX Inc.
新木場にある東京ヘリポートを出発し、レインボーブリッジ、お台場、東京タワー、明治神宮、新宿御苑、六義園、上野動物園、東京スカイツリーなどを空から楽しむプランです。
https://skyview.airos.jp/tokyo/day/8
昼間のコースの方が人気があるのは、ちょっと意外でした。海外や観光の利用者は、写真を綺麗に撮りたいという気持ちで昼を選ぶんだそうです。また、国内の利用者は、アクティビティの後にレストランやホテルのディナーを予定しているので、夕方日没前のプランが人気なんですって。
AIROSさんの「一度乗るとクセになる乗り物です」というメッセージがやたら心に響きました。乗り物酔いしやすい筆者ですが、ぜひ近い未来に乗ろうと決意した次第です。