【憧れの食】うにが9割の「うに懐石」|たったひとつを叶える旅<33>

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Jan 2nd, 2019

旅の目的は「たったひとつ」が潔いと思いませんか。今回のたったひとつは、産地外にはあまり出回ることがない「赤ウニ」の「ウニ懐石」。希少なだけに、一度は食べてみたい憧れの食です。

山口県下関市 赤ウニ

旅の目的は「たったひとつ」で良い

旅の目的は「たったひとつ」が潔いと思いませんか。
あれもこれもと盛りだくさんは、大人には野暮というもの。情報が氾濫している現代だからこそ、余計なものは削ぎ落として、自分の「たったひとつ」を選び取るのが粋。旅の荷物はシンプルに、期待だけを詰めて。

私たちがまだ訪れたことのない、未知の場所や絶景。
笑顔で迎えてくれる、あたたかい地元のひと。
生産地ならではの、新鮮で美味しいもの。

珠玉のように散らばる日本各地の魅力を発信する「ONESTORY(ワンストーリー)」。「ONE=1ヵ所」を求めて日本を旅するメディアから、私たちの「たったひとつ」が見つかりそうです。

憧れの食

2019年になりました。新しい年には、新しい旅に出たいですね。

和食の良さには季節感がありますね。大人になったら、上質の「憧れの食」に巡り合う旅が似合います。今年は「その土地」の「その時期」でなければ味わえない、「憧れの食」を求めて旅立ちませんか。新年から旅の予定を立てたなら、季節が巡ってくるのが楽しみになるものです。

黄金色に輝く赤ウニ

山口県下関市 赤ウニ

山口県下関名産の赤ウニは、繊細かつシルキーな旨みと食感で、ウニの中でも最高峰と言われます。明治4年創業「古串屋」は、毛利藩のお抱えという歴史を持ち、高杉晋作や乃木将軍も通った老舗料亭。「古串屋」六代目の神在氏は「インパクトが強わけではないのに、旨い。特に一番感じるのは舌触りなんですよ。舌にのせた瞬間の滑らかさこそが、下関の赤ウニの特徴ではないでしょうか。」と赤ウニについて語ります。

ウニの土鍋ご飯

山口県下関市 赤ウニの土鍋ごはん
山口県下関市「古串屋」 塩ウニと生ウニをご飯と一緒に炊き上げる土鍋ご飯

「古串屋」の夏の名物は、ウニ尽くしを味わえる「うに懐石」。「うに懐石」の中のウニの土鍋ご飯は、塩ウニと生ウニを混ぜて炊き込みにして、最後さらにウニをのせるという贅沢なもの。

土鍋の蓋を開けると、磯の香りが広がる

山口県下関市 赤ウニの土鍋ごはん

炊きたての土鍋の蓋を開けた瞬間立ち上がるのは、上品な磯の香り。炊きあがったお米は、美しい夕焼け色に染まっていきます。思わずため息が漏れますね。

うにが9割の「うに懐石」

山口県下関市 うに懐石
山口県下関市「古串屋」うに懐石

夜の「うに懐石」は、お造りはウニではさんだミズイカと白身魚、生ウニをオブラートに包んで揚げた羽衣揚げ、ウニを使ったお椀、エビのウニ焼きなど、フルーツ以外の9品すべてにウニが使われているそうです。ウニファンには堪らないですね。

赤ウニ漁が行われるのは5月〜9月で、赤ウニは夏のご馳走。下関でウニが獲れない冬場は、北海道産で通年提供も可能だそうです(要予約)。うに懐石が食べたいというファンが多いことが分かりますね。

今回のたったひとつは、産地外にはあまり出回ることがない「赤ウニ」の「ウニ懐石」。希少なだけに、一度は食べてみたい憧れの食です。私たちが旅へ向かわずにいられないのは、日常で求められない「たったひとつ」に出逢うためなのです。

■もっと知りたくなったら
ONESTORY(ワンストーリー)
赤ウニの旨さを余すところなく。そうして行き着いたのがうに懐石。[Fisherman’s Wharf SHIMONOSEKI・古串屋/山口県下関市]

古串屋
住所:山口県下関市長府南之町5-15 
電話:083-245-0051
古串屋 HP:http://www.kogushiya.jp/kogushiya/food.html

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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