トルコに旅行すると誰もが一度は口にするトルココーヒーやトルコの紅茶、チャイ。これらを飲むと一気にトルコ気分になれる!といっても過言ではないくらい、トルココーヒーやチャイはトルコの食文化のみならずトルコ人の日々の生活には欠かせないものです。
トルココーヒーやチャイ、実は現地で楽しむだけではなくそれぞれコーヒー豆や茶葉、茶器などを実際に購入することもでき、お土産として持ち帰ることもできます。
トルココーヒー
淹れ方が独特!
日本の和食と同年の2013年に世界無形文化遺産に登録されたトルココーヒーは淹れ方や飲み方が少し変わっています。細かく挽いたコーヒーの豆を水から煮立てて上澄みだけを飲むのです。その際にジェズヴェという取っ手のついた小鍋のようなものを使い、砂糖はあとからではなく煮立てる際にあらかじめ入れます。沸騰したらトルココーヒー用の小さなカップに注ぎ、粉が沈むのを待ち、上澄みだけを飲みます。
おすすめのコーヒー豆
トルココーヒーの豆は市場やスーパーでも買うことができますが、イスタンブールに旅行されるなら旧市街のエミノニュにある「クルカフヴェジ・メフメト・エフェンディ(Kurukahveci Mehmet Efendi)」の豆がおすすめです。
1871年創業のこのお店では毎日行列が途絶えないくらいことからわかるように、味と品質は地元の人たちの太鼓判付き。欲しいグラムを伝えればその場で豆を挽いてくれます。
コーヒーカップやソーサー
トルココーヒー専用のカップは私たちが普段使っているマグカップよりもかなり小さく、高さは5センチほど、50~80mlくらい入るものが一般的です。単品で購入することもできますし、4~6セットになっているものもあります。また、次に紹介するチャイのグラスとセットで販売されているものもあります。ひとつ買えばコーヒーもチャイも楽しむことができるのでお得感があります!
チャイ
二段式ポット「チャイダンルック」で淹れる
トルコの紅茶、チャイを淹れるのはチャイダンルックという二段式のポット。下のポットでお湯を沸かし、上のポットには茶葉を入れて下からの蒸気で蒸らします。しばらくしたら上のポットに下のお湯を少量入れて、さらに待つこと15分ほど。チャイのグラスに上の濃い紅茶を入れ、下のお湯をさらに注ぎ、濃さを調節するのがトルコのチャイです。
茶葉以外に粉末もある
実際、チャイダンルックを使って日本でチャイを淹れるとなると少し手間がかかります。そこでおすすめなのが、フレーバーティーの粉末です。実はチャイにはリンゴやザクロなどの風味を楽しめるものもあり、これならお湯があれば日本でも簡単に作ることができます。軽いので持ち帰りやすく、種類が豊富なのも嬉しいポイントです。
チャイグラスは透明だけではない!
茶葉や粉末を手に入れたらチャイグラスで飲みたいですよね!お店で出されるよくある透明のグラスはもちろん、アラビア文字やエキゾチックな装飾がいかにもトルコらしいデザインのグラスもいかがでしょうか。あげる人や用途に応じて、グラス選びを楽しみましょう。
第3回のトルココーヒーとチャイのお土産はいかがでしたか?コーヒー豆や茶葉は、類似品は日本でも手に入りますが、デザインがなんとも美しいグラスやカップは「ひとつ買っておけばよかった!」と、トルコのことを思い出しては後悔しがちなので、ぜひ現地で手に入れてくださいね。
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