1月半ばを過ぎると、スーパーの広告にはクレープやジャムの写真が目立つようになります。2月2日はキャンドルの日で、家族でクレープを食べながら一家団らんを過ごします。なぜキャンドルの日にクレープ? 今回はフランスの2月のおいしい行事についてお伝えします。
クレープが欠かせない、キャンドルの日
クリスマスから数えて40日目の、2月2日にお祝いする「La Chandeleur(ラ・シャンドラー)」。ラテン語でキャンドルのフェスティバルという意味のキリスト教の行事で、クリスマスシーズンの最終日を告げる日でもあります。
ちなみに「chandelle(シャンデル)」は、フランス語でキャンドルという意味。当日は家中のキャンドルに火をつけるのが習わしです。お隣のベルギーやスイス、ルクセンブルクでも見られる行事です。
どうしてクレープを食べるの?
キリスト教に関心の薄い人や子どもたちにとっては、キャンドルよりもクレープの日の印象が強い2月2日。そもそもなぜ、キャンドルの日にクレープを食べるのか、ちょっと疑問ですよね。
太陽のように丸く黄金色のクレープは、寒くて暗い冬に終わりを告げ、春の訪れを感じさせてくれるものだからというのがその理由のようです。
フランス流、クレープの楽しみ方
(C)sweetsholic
日本国内だと食べ歩きのイメージが強いクレープ。ここフランスでも確かに、屋台やピクニックでも人気の食べ物ですが、家庭やレストランではパンケーキのようにお皿に盛り付けていただきます。
お砂糖を振りかけてシンプルに、あるいはお好みのコンフィチュールやハチミツを塗って。ヘーゼルナッツ味のチョコレートペースト「ヌッテラ」も、とても人気があります。
オマケ:パンケーキの日もあります
ちなみに、海外にはクレープの日ならぬパンケーキの日があるのをご存知ですか? こちらもキリスト教に関する行事です。
ご興味を持たれた方は、「知ってた? 2月17日は『パンケーキの日』!」も合わせてどうぞ。ちなみにパンケーキの日は旧正月やイースターのように毎年変わり、2019年は3月5日がこの日にあたります。
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