みなさんはサラダに何をかけて食べるのが好きですか?日本で人気かつ定番のフレーバーとえいば和風ドレッシングやごまドレッシング、青じそドレッシングなどがありますが、国が違えばドレッシングのフレーバーも大きく異なります。今回はドレッシング大国アメリカの定番のフレーバーから、変わり種のフレーバーまで、アメリカ人が愛するサラダドレッシングについてご紹介します。
アメリカのドレッシングの種類の多さに驚き
(C) Yoko Nixon
アメリカではどのスーパーでも必ずと言って良いほど数段を占領するほどのサラダドレッシングの陳列棚があり、その大きさもアメリカサイズ。上から下までびっしりと並べられたドレッシングの種類の豊富さに驚かされます。価格も安いものでは$1以下のものから、より自然志向のものだと$10を越えるものまで、様々なブランドがひしめき合っています。
アメリカの人気ドレッシングランキングベスト3
The Food Channelの調査によると、今年発表されたアメリカで人気のドレッシングベスト3は以下のようになりました。
第2位 シーザードレッシング
第3位 ブルーチーズドレッシング
結果を見ると、アメリカではよりクリーム系のドレッシングが好まれる傾向にあるようです。シーザーサラダは日本でも知られていますが、1位と3位のドレッシングは日本ではあまり馴染みがないフレーバーですね。ちなみに2010年に行われた調査では、ランチドレッシングは変わらぬ1位、2位にはレモンやお酢をベースにハーブなどの香辛料を加え、オリーブオイルと混ぜたヴィネガレット、3位にはシーザードレッシングが選ばれています。
サラダドレッシングの絶対王者 「ランチドレッシング」って何?
前述の通りアメリカで不動の人気を誇るフレーバーは、「ランチドレッシング (Ranch Dressing)」です。日本では聞きなれないフレーバーですが、アメリカでは知らない人はいないサラダドレッシングの絶対王者です。マヨネーズとサワークリーム、バターミルクを混ぜ合わせ、ハーブのディルやニンニク、オニオンパウダーを加えて作られるランチドレッシングは、サラダにかけるのはもちろんのこと、野菜スティックやフライドチキンのディッピングソースとして、はたまたピザの味に変化をつけるためのソースとして使われることもあり、アメリカのドレッシングを語る上で外せない存在です。
酸味とハーブの効いた濃厚なクリームドレッシングで、ドレッシングというよりもソースに近い濃さが特徴的です。日本で何にでもマヨネーズをかけて食べるマヨラーがいるように、どんな食べ物にもランチドレッシングをかけるという信者も多くいます。
(C) Yoko Nixon
ランチドレッシングだけでライトフレーバー、ベーコンフレーバー、パクチーフレーバーなど、様々な種類があり、そのサイズも豊富です。今回訪れたスーパーで売っていたランチドレッシングの一番大きなサイズは1キロのものでした。
ユニークなフレーバーが魅力!お洒落ドレッシング
(C) Yoko Nixon
近年ではいわゆる定番のドレッシングに加え、創作レストランで出されるようなお洒落ドレッシングがスーパーでも簡単に手に入れられるようになりました。お洒落ドレッシングの定番といえばBriannasのラインナップ。「クリーミーパクチーライム」フレーバーや、「リッチポピーシード」など、これまでのイタリアンドレッシングやフレンチドレッシングとは打って変わった、ユニークなフレーバーがお手頃価格で買えるのが人気の秘密です。
https://www.briannas.com/
レストランでは自分でサラダドレッシングを選べることも
アメリカではシーザーサラダなどすでに味の決まったサラダを除き、レストランでは注文時に「ドレッシングは何にしますか?」と聞かれることがあります。大抵のレストランの場合定番のフレーバーを取り揃えており、「ハウスドレッシング(そのお店オリジナルブレンド)「ランチドレッシング」「イタリアンドレッシング」「ハニーマスタードドレッシング」、「ブルーチーズドレッシング」など、数種類の中から好みのドレッシングを選ぶことができます。注文時にあたふたしないためにも、あらかじめどのドレッシングにするかメニューに目をとしておくと良いでしょう。
普段何気なく使っているサラダドレッシング。国が違えば人気の味も異なります。いつものドレッシングに飽きたら、世界の人気ドレッシングで新しい味わいを発見できるかもしれません。
参考
[サラダ白書 2017|株式会社サラダクラブ]
[The Food Channel]
[Photos by shutterstock]