スコーンに集中して楽しむ。それがイギリスのクリームティー!

Posted by: 鳴海汐

掲載日: Mar 2nd, 2019

イギリスといえば、アフタヌーンティー。一度は高級ティールームで豪華なアフタヌーンティーを体験したいものですよね。でも、イギリスは食事のボリュームがすごいので、ランチで相当おなかがいっぱいのことも。そんなときのティータイムは、ぜひクリームティーを。

Royal Teas

イギリスといえば、アフタヌーンティー。一度は高級ティールームで豪華なアフタヌーンティーを体験したいものですよね。でも、イギリスは食事のボリュームがすごいので、ランチで相当おなかがいっぱいのことも。そんなときのティータイムはどうしましょうか。

※£1を145円で計算しています(2019年2月25日現在)

ロンドン・グリニッジで人気のカフェ「Royal Teas」

こちらは、グリニッジ天文台からほど近いところにあるロイヤル・ティーズというカフェ。ロイヤルという名前がついている割に、随分とカジュアルな感じの外観です。実は、ロイヤル・ヒルが住所なんですね。

Royal Teas

Royal Teas

Royal Teas

店内は、力の抜けた居心地のよい雰囲気です。またコーヒー豆にこだわりがありそうな様子が伝わってきます。

スタッフも陽気な人々で、気軽なティータイムを盛り上げてくれます。

クリームティーとは?

クリームティー

さて、クリームティーとはなんでしょうか?スコーンにクロテッドクリーム、ジャム、そして紅茶を組み合わせたものを呼びます。つまりアフタヌーンティーのようにサンドウィッチやケーキがついていなくて、スコーンだけを相手に紅茶を楽しむということです。

それが基本なのですが、お店によっては、少量のサンドウィッチとケーキも入れたセットをクリームティーと呼ぶことがあります。こちらのカフェでもクリームティーというメニューは、スコーン、スモークサーモンときゅうり&クリームチーズのサンドウィッチ、ケーキ、紅茶かコーヒーのセット(£7.95、約1153円)となっています。プチアフタヌーンティーをクリームティーと呼ぶこともあると覚えておきましょう。

さて、これは筆者の個人的な意見ですが、アフタヌーンティーは高級ティールームで、クリームティーは気軽なティールームやカフェがいいのではないかと考えています。高級ティールームのクリームティー(スコーンのみ)は£20(約2900円)近かったりします。もちろん雰囲気代、サービス代といえばそれまでなのですが。高級スーパーの店頭で焼き上げるタイプのスコーンが1個£1(約145円)以下で、たっぷり入ったクロテッドクリームが£1.5(約218円)ほどで買えます。それだけに、なんだか納得いかないというのもあります。

ちなみに、超名門ティールームでもアフタヌーンティーが、サンドウィッチが乾いていたりといったようにがっかりするクオリティだったりするので、口コミなどしっかりチェックして選択することをおすすめします。

なお、ケンブリッジでクリームティーの有名店2店に行きましたが、どちらもクラシカルでありカントリー調でもある素朴な雰囲気のお店でした。

Royal Teasのクリームティーは?

クリームティー

こちらのカフェのクリームティーのセット(サンドウィッチやケーキ付)ではなく、スコーン2つと紅茶を頼みました。ちょっとややこしいのですが、本来の意味のクリームティーを自分でチョイスした感じです。

クリームティー

スコーンには、粉糖がかかっています。これをナイフでまず半分に割ります。

クリームティー

割ったスコーンに、たっぷりとクロテッドクリームとストロベリージャムを載せます。クリームが先かジャムが先か論争があるそうですが、お好みでどうぞ。

こちらのスコーンは、トーストされて、かすかに表面は香ばしいのですが、基本、中はしっとり。

クロテッドクリームが糸をひくほどのねっとり加減です。

これまで、スコーンは表面がサクッとしていて、かつホロホロほぐれるような食感でないとダメだと思っていました。しかし、このトロトロのクリームに合うのは、しっとりスコーンなのではないかという考えが初めて浮かんだのです。スコーン観を変えてくれたお店となりました。

こちらのスコーンは店内で焼いているのか確認したら、スコーンはよそから仕入れているということでした。そういうパターンも結構あるかもしれませんね。ケーキは自家製らしいです。

お会計すると、スコーンが£1.8ポンド×2と紅茶£2.3で合計£5.9(約856円)という安さでした。こちらの魅力は、組み合わせが自在なところにあります。スコーンを今回は2つにしましたが、スコーンを1つだけにして、ケーキやサンドウィッチのほか、サラダやジャケットポテトと組み合わせることもOKですし、コーヒーと合わせるのもできます。ぜひグリニッジ天文台を訪問の際に覚えておきたいお店です。

Royal Teas

こちらのカフェを訪問したのは土曜の午後3時頃。最初は空いていましたが、午後4時近くになるとほぼ満員でした。グリニッチ天文台は各国の観光客が集まりますが、こちらのカフェに集うお客さんは、観光客よりも近所の住民が多そうな雰囲気でした。地元民に愛されています。

グリニッジ公園

食事のあとは、近くのグリニッジ公園でウォーキングで腹ごなしがおすすめです!

Royal Teas
Monday/Saturday 9.30am-5.30pm
Sunday 10.30am-5.30pm
76 Royal Hill, Greenwich, London SE10 8RT
https://www.royalteascafe.co.uk/

参考
[news-digest.co.uk]

PROFILE

鳴海汐

Shio Narumi ライター

イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。

イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。

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