旅は、人間ウォッチングも大きな楽しみ。筆者は「この国の女性はどんな感じかな?」といつもチェックします。美容法、おしゃれなども興味がありますが、輝いている女性を見るのも好きです。
世界の美しい女性を、同性目線で国や地域別に5位から勝手にランキングしました。でも、どの国のすべての女性も美しく輝ける存在だと思っています。
【世界の美しい女性ランキング】5位 (同率)「なぜこんな美女が歩いているの!」
コーカサス
5位は、同点で3つの地域の女性たちです。みなさん、その美肌と輝きの秘密は・・・美容法は!?と思わず聴きたくなるほど美しい。
まず、コーカサスの女性。
コーカサス(カフカス)とは、黒海およびアゾフ海とカスピ海に囲まれる地域です。ロシア連邦南西部とジョージア・アゼルバイジャン・アルメニアにわたります。
コーカサスにはまだ行ったことがありません。けれど、愛知万博(2005年日本国際博覧会)の、コーカサス共同館で、現地から来たアテンダントの方々がいたのです。
コーカサス共同館の女性たちは、肌が白く、透けるように美しく、美人なのに、性格も素朴で優しそうな感じがしました。
民族衣装を着た人で、白い肌に黒髪が映えるきれいな方がいたのですが、まるで天女のように輝いていました。
ラフな格好でレジ打ちをしていた人たちもとてもきれいでした。
館内には現地の人たちの写真の展示があり、子供から20歳くらいの子、ご長寿、お年寄りという年齢の方々のお肌も感心するくらい美しいのです。
みなさんの美容法ってなんでしょうかね。いつか行ってみたいところです。
コーカサス三国、ジョージア・アゼルバイジャン・アルメニアについて詳しくは『定番観光地に飽きた人が行く秘境、コーカサス三国ってどんなところ?』をどうぞ。
アフリカ
2005年の愛知万博では、本当にいろいろな国や地域の人々にふれあえました。
アフリカ共同館には、民族衣装を着たアフリカ美人がたくさんいました。
アメリカに行ったとき、アフリカ系アメリカ人の人々と交流しましたが、それも随分前のことですし、アフリカから来た人々とは接したことがなかったのです。
「黒い肌ってとってもきれいなんだよ。年齢を重ねてもきれい」
そう聞いていましたけれど、アフリカの女性たちはとても美しく、褐色の肌は、それこそ黒真珠のようで、間近で見るともっとつやがあってきれいでした。
忙しい中、筆者に親切にしてくれた気のいい女性がいて、彼女が振り返ったときに見えたうなじも本当に美しかったです。
ただ、日本での労働条件の違いというか、忙しさに我慢の限界まできている人もいて、違う美女に「写真を撮ってもいいですか」と訊いたら、
「だめ、もう私、くたくた」
と、イスに座りこんでしまいました。でも、この方が人間らしいよね、と思いました。
そういえば、アフリカ女性の美容法ってどういうものなのでしょう。あのつやつやと輝く肌やナイスバディの秘密は、やっぱり、DNAというか、体質なのでしょうか。いつか知りたいです!
ちなみにその後、エジプトに行く機会がありました。ただ、ツアー旅行だったせいか、地元の女性に接する機会はほぼありませんでした。
ローカルな場所に行く途中に、確か、水を汲みにきた、15歳くらいの少女をバスの中から見たのですが、乙女という言葉がぴったりのとてもきれいな子で、女の子が1人でいたのを見られたのもそれだけだった気がします。
アラブ
そして、アラブの女性には、なんというか、感心してしまうほど美しい女性がいっぱいいるイメージがあります。
ドバイ国際空港では、
「髪や体を隠しているのに、どうしてこんなにきれいなんだろう!」
と驚愕、吸い込まれそうになる美女があちらこちらにいました。
時間つぶしに歩いているとき、5メートルくらい先に、なにげなく、そして突然に、絶世の美女が歩いていたので、それだけでものすごくびっくりして、今でも口紅の色まで憶えています。
娘という年齢ではなく、おそらくはマダムで、ひょっとしたら30歳を過ぎていたかもしれない、そして微妙にふっくらし始めていた女性だったのですが、とにかく美人で、美人で、
「こんな美女が普通に歩いている!」
と、指さしをしそうになりました。
写真を撮るわけにもいかず、いきなり話かけるのも怪しいと思い、すれ違っただけです。
筆者はアラブの女性と接したことがありません。いつかお話ししてみたいです。女子力高そうですから、面白いでしょうね。
以下の記事もあわせてどうぞ。
『ダーリンはアラブ人! 〜 一夫多妻制だけど、妻はひとりで十分 国際恋愛をしてわかった5つのこと〜』
『ありえない!日本人がバーレーンで驚いたこと7選〜女子会はビーチで!?〜』
『ありえない!日本人がオマーンで驚いたこと16選〜卵の賞味期限が3か月!?〜』
【世界の美しい女性ランキング】4位 ベトナム 芯が強い女性は、こういう目つきや、笑い方をするもの
ベトナムの女性が4位でいいのでしょうか。実はすごく迷いました。
「強く、美しい」という評判のベトナム女性。著者はベトナムに行ったことがありますが、そういう人々に会えて、本当に感動しました。
そのとき、事情があり、ベトナムの航空会社で初めてビジネスクラスに乗ったのです。そして、客室乗務員の女性たちが、もう本当に、そういう感じ(強く、美しい)でした。
無礼な客がいると、頼みごとをされても、ニコーッと笑って無視をします。
筆者の席のテーブルが出なかったのですが、同じ女性に言ったら、ビジネスクラスの他の男性客に協力してもらって解決させました。
その不動のほほ笑みと、てきぱきとした働きっぷり。今、思いだしても痛快です。
細身の女性が多いのは、体重が増えると、周りがすぐ減量をすすめるからなのだと聞きました。それと、働く女性が多いからなのでしょうか。
それは、街で会った、おばあちゃんといわれる世代の人も変わりません。すげ笠をかぶり、天秤棒を肩にかつぐ女性たちも、芯が強い女性特有の目をしていました。
あんなにかっこいい女性たちと言葉が交わせたらと、帰国してからすぐベトナム語の教材を買いました。
【世界の美しい女性ランキング】3位 台湾 蓬萊の人々の笑顔
蓬萊(ほうらい)の異名を持つ、台湾。人情の豊かさも魅力ですね。
私見ですが、台湾の人は、ぱっと見はちょっと淡々としているようでも、笑うと、ものすごく素敵な笑顔になります。その顔で笑いあっている光景は、とても美しいと思います。
「仲がよさそうだけれど、この人達は近所か親戚同士なのだろうか」
と思っていたら、お互いに初対面だった、ということがありました。
台北のMRT(地下鉄)の中で、誰かがテイクアウトの飲みものを床に置いたら、倒れそうになっていたので、知らない人がそれを教えてあげたのを見ました。
2人ともまだ若い女性でした。「ありがとう」、「いえいえ」ということを言って笑いあっていたのですが、その様子もやはり美しく、
「こういう小さなことの積み重ねが、この街をこんなに美しくしているのだ」
と感動していました。台北は大好きな街です。
日本語を話してくれる人が多いのもありがたいです。
一度、有名な女性占い師に鑑定してもらったら、
「アナタ、外ではいい顔をして、家では横着をしているでしょう?」
と、さぐりもなしに、ずばりとあてられました。
さらには、
「(当時、女友達で困った人がいたので)そんな女のことは忘れて、新しい仕事に集中しなさい。必ずうまくいきます」
と言われたのです。
そして、その通りになりました。その女性占い師も、きりっとしてとてもかっこよかったです。
【世界の美しい女性ランキング】2位 フランス「自分が美しいかどうかは、自分で決める」
筆者はフランスに行ったことがなかったのに、大学でフランス文学を専攻しました。
その理由の1つは、マスメディアを通して見た、フランス女性たちが、それぞれの独自性や個性があって、とても美しかったからです。
どの国でも、他では美人といわれる女性たちは、美を極めれば極めようとするほど、どうしても似てくる傾向があります。
ですが、美に正解はあるのでしょうか。当時からフランスでは、それぞれの個性美を極めた人たちが活躍していました。
年齢を重ねた人、女性が、若い頃とはまた違った輝きをはなっているのも素敵でした。
そういう人、そういう女性は、
「自分が美しいかどうかは、自分で決める」
といっているようで、筆者に希望を与えてくれたのです。
【世界の美しい女性ランキング】1位 日本 「かわいい!かわいい!!」
1位は、やっぱり日本ですね。こんなこと書いちゃっていいんでしょうか。筆者もそのうちの1人なんですけどね。
あるとき、海外旅行から帰国した際のことです。外国の文化に多少影響をうけていたのか、空港で、
「日本ってこういう感じだったっけ。なぜ、女性はこんなにテンションが高いの!?」
と、不思議な違和感を覚えたのです。
でも、年下の女友達と再会して、「きゃーっ」っという勢いでこう言われたら、そんなものは吹き飛んでしまいました。
「ああっ!いたああ――。こんなにまたすぐ会えるなんて!!」
「本当だよね!」
「ああっ、あの犬、かわいい!」
「本当、本当」
「かわいい!かわいい!!」
勝手なランキングかもしれません。
ただ、理屈ぬきで、「日本女子、最高!」と思ってしまいました。
そして、ささやかながら、この記事をすべての女性にささげたいです。すべての女性は美しく輝ける、素晴らしい存在だと思っています。
参考
[コトバンク デジタル大辞泉 カフカス]
[三省堂大辞林 weblio辞書」の「蓬萊」のページ]
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