主演は木村拓哉と山口智子。脚本を北川悦吏子が務めたこのドラマは放映初回から視聴率30%超えを達成。”月9″の代名詞とも言われる大ヒット作となりました。
脇を固める俳優陣も豪華な顔ぶれで、当時はみんな二十歳前後だった竹野内豊、松たか子、稲森いずみ、そして広末涼子も高校生役で出演しています。久保田利伸とナオミ・キャンベルが歌う主題歌「LA・LA・LA LOVE SONG」もまたミリオンセラーを記録しています。
そんな「ロングバケーション」の、ファンなら回るべきスポット6選のご紹介。移動時間トータル90分で、ロンバケの世界にどっぷり浸りましょう。
1.瀬名が南のマンションへ走った橋
走ってましたよね~、赤い橋。東急田園都市線「池尻大橋」から徒歩10分。桜の名所としても知られる目黒川にかかる、小さな橋の正式名称は「中の橋(東京都目黒区青葉台3丁目22 付近)」。このあたりは川沿いにおしゃれなカフェや雑貨屋も多数。散歩にも最適なスポットです。
2.瀬名が涼子に「意気地なし」と言われた公園
瀬名(木村拓哉)は涼子(松たか子)にキスしようとして、できなかった。赤い橋から徒歩10分ほどで到着する「西郷山公園」は、西郷隆盛の実弟の屋敷が近くにあったことから、そう呼ばれるようになりました。このあたりは台地になっており、見晴らしが楽しめます。
3.真二が働いてたバー
葉山真二(竹野内豊)が働いていた地下の「テアトロン」には入れませんが、葉山南(山口智子)がと小石川桃子(稲森いずみ)と食事をしていた2Fのテラスであれば覗くことができるかも? 建物はアジアンダイニング「モンスーンカフェ代官山」として営業中です。
ここまですべて、目黒区青葉台の徒歩圏内。池尻大橋駅から代官山駅まで、約30分の散歩コース。どこかで食事or休憩したら中央区へ向かいましょう。代官山駅(もしくは中目黒駅、恵比寿駅)から約35分、日比谷線の築地駅へ。
4.中華料理屋「萬金」
“ロンバケ”といえばココ! ドラマ内でも実際の店名で呼ばれていた中華料理屋「萬金」ですが、残念ながら閉店してしまいました・・・。それでも、ファンなら訪れておきたいスポットですよね。
5.新大橋
いよいよロケ地巡りも佳境。数々の名シーンが思い出される黄色い橋は「新大橋(しんおおはし)」です。「萬金」からここまでは、電車だと大回りになるのでタクシーがおすすめ。約12分、料金は1,000円前後です。隅田川にかかる大きな橋を渡れば、この旅も最後。
6.瀬名のマンション跡地~あの河原
通称”セナマン”は解体され跡地には新しいマンションが建っていますが、それでも界隈の雰囲気を感じることができます(東京都江東区新大橋1丁目8−15)。そしてマンション跡から徒歩1分であの河原へ・・・。いまから23年前、瀬名と南はたしかにここにいました。
後半、移動時間は約15分のコースです。
まとめ:ロケ地巡りはいいぞ。
ロケ地巡りって楽しそうだなと思ったあなたは、すぐに出掛けましょう。ロケ地巡りというフィルターをかければなんでもない都会の風景が輝いて見え、充実したショートトリップを楽しめること間違いなし。なにより、好きな作品をもっと好きになることができます。
ロケ地巡りは「萬金」や「セナマン」のように、スポット自体がなくなってしまう恐れもありますから、思い立ったらすぐ実行するのがベストです。