オスマン帝国時代に帝都として栄えたトルコの西端にあるエディルネは、ギリシアやブルガリアと国境を接する時間がゆっくりと流れる街。イスタンブールやギリシア、ブルガリアからもバスでアクセスできる国境の街エディルネで見つけた、おすすめのお土産をご紹介します。
アーモンドを使ったお菓子
エディルネのお菓子といえばアーモンドを使ったものが有名です。アーモンドをペースト状にしたややしっとりとした食感のBadem Ezmesi(バーデム・エズメスィ)と、三日月の形をしたサクッとしたアーモンド風味のクッキーKavala Kurabiyesi(カヴァラ・クラビエスィ)が特に知られています。
見た目だけでは味がわからないので、お店によっては味見させてくれるところもあります。ほんのりと口の中でアーモンドの風味が広がり、シンプルな味なのになぜかやみつきになってしまうお菓子です。
市場など、街のいたるところで販売されていますが、専門店としてはArslanzade(アルスランザーデ)やKeçecizade(ケチェジザーデ)が有名です。
フルーツの形が可愛い石鹸
その鮮やかな見た目から、もしかしてホンモノ!?と思ってしまうのが、フルーツの形をした石鹸。もともとこのフルーツの形をした石鹸は、花嫁道具を収める箱に入れる芳香剤として発達したものなのです。
石鹸は単品で販売されているものもありますが、多くのものは小さな籠にいくつか入った状態で販売されています。
見た目が可愛くて使うのがもったいなくなります。部屋に置いておくだけでいい香りが楽しめそう!
旅の思い出に。エディルネらしいマグネット
訪れた旅先のマグネットをコレクトしているかたも多いのではないでしょうか。
エディルネといえば、トルコ史上最高といわれる建築家、ミマール・スィナンが造ったセリミエ・モスクが最も有名です。このセリミエ・モスクの柱には、スィナンが意図的に創作したと思われる逆さチューリップがあることで知られています。そんな逆さチューリップをモチーフにしたマグネットは、いかにもエディルネらしいお土産になりそうです。
またそれ以外にも、ほうき作りでも有名なのがエディルネ。ほうきをモチーフにしたマグネットにエディルネの文字やクルアーンの一説が書かれているものなどがあります。
お土産を買える場所
エディルネにはモスクの近くに歴史あるバザールがあります。セリミエ・モスクの近くにはアラスタ市場、オールド・モスクの近くにはベデステン市場、アリ・パシャ市場があり、これらのバザールにはお菓子から雑貨まで、ありとあらゆるお土産が揃っています。お土産探しに困ったら、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
Mithat Paşa, Alipaşa Çarşısı İç Yolu, 22020 Edirne Merkez/Edirne
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