【旅の行き先が決まる瞬間】スペイン国境近くのフランス南西部の町「フォア」

Posted by: sweetsholic

掲載日: Jun 2nd, 2019

スペインの香りが感じられるフランス南西部のフォア

みなさんは旅の行き先をどのように決めていますか? 旅をシゴトにしているTABIZINEライターが、プライベートでの目的地の決め方をお伝えします。

プライベート旅行:行き先の決め方

時刻表を見ながら行き先を決定

「旅先がなかなか決まらないときの『目的地を選ぶ方法』」の記事では、旅先の無難な決め方を挙げてみました。旅慣れた人のなかには「野心のなさすぎる決め方だわ!」と思われた方もいるかと思います。

筆者がひとりで旅をするときは、ハウツーのどれでもなく、フィーリングで決めちゃいます。どういうことかというと、バスや列車、飛行機などの時刻表と行き先を見て、思い立った時にGO! 

旅先を取材するときは当然ながら下調べをするけれど、ひとり旅の場合はほとんど調べずにふらりと出かけます。旅先のことを学習してしまうと、驚きや感動が減少するというのがその理由。旅を仕事にする以前から、ひとり旅はこのスタイルが多いです。

訪れた町:Foix(フランス南西部の小さな町・フォア)

フランス南西部の町・フォア。駅から要塞が見えます

筆者の暮らすフランスからは、スペインやイタリアなどの隣接国やイギリスなどにも行きやすいのですが、フランスは本土だけでも日本の約1.5倍の面積があります。

まだまだ、訪れていない場所もたくさん! そこで気が向いたときに、時刻表を眺めながら適当な場所を選んでいます。初夏にふらりと訪れたのは、フォアというフランス南西部の小さな町。スペインとアンドラに接する、自然豊かなアリエージュ県の県庁所在地です。

決め手となったのは?

日帰りで行ける場所で、よい景色の中で読書をすることが目的だったので、下記の条件からピックアップ。

・自宅から片道2時間以内
・街歩きが楽しめそうな場所であること
・フランスだけど、スペインっぽい場所(この日はバルセロナに行きたい気分だったけれど、日帰りで行くには遠いので)

これらの条件を満たしていた、フォアに決定!

フォワでしたこと

トゥールーズ・マタビオ駅

自宅近くのトゥールーズ・マタビオ駅から列車に乗り、目的地のフォアへ。フォア駅からは要塞が見えて、旅気分が盛り上がります。

開放感がありながら、中世の面影も感じられるフォア

フォア駅から市内へ、まずは街歩き! フォア駅から見えた「シャトー・ド・フォア」。10世紀から存在する要塞で、1930年以降はミュージアムになっています。

壮大なシャトーを目前に「ひとりで中を見てまわるのは、ちょっと寂しい。誰かと一緒にまた来たい・・・」。ひとり旅は好きだけれど、感動は誰かと一緒に味わいたい派です。フォアは自宅からいつでも行ける距離にあるので、ミュージアムは見送ることにしました。

フォア市内

結局フォアでしたことは、適当なブラッスリーのテラスでロゼワインを飲みながら読書・・・だけ。

メニューもお手頃価格で、良さそうなレストランも何軒か見つけたのだけれど、ひとりで優雅に食事するのはこれまたちょっと寂しい・・・ということで、この日はロゼを飲んでスナック菓子を食べただけです。

自然がとっても豊か

それでもブラッスリーのご主人とお話ししたり(ワイン1杯ご馳走に。ラッキー!)、スペイン語が聞けたり(国境付近なのでスペイン人が多かった)、大自然の中を散歩してリラックスできたので、楽しい思い出になりました。

ひとり旅では実行しなかったシャトー・ド・フォア。今度は読書ではなく、当地の歴史を知ることと大自然の中での食事を目的に、夫と一緒に訪れたいと思っています。

[foix-tourisme.com]
[All photos by sweetsholic]

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PROFILE

sweetsholic

sweetsholic ライター

海外を放浪しながら気ままな人生を謳歌しているフリーライター、パティシエ。世界で経験した文化や学んだお料理などをみなさまと共有できればと思っています。 世界の文化とスイーツ、地中海料理が大好き。寄稿媒体:Pouch、ANGIEなど

ブログ
https://ameblo.jp/ma-petite-chocolatine/

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