バスクチーズケーキって?
定番のベイクドチーズケーキに、こってり濃厚なニューヨークチーズケーキ、ふわふわ食感のスフレチーズケーキなどなど、さまざまなタイプが存在するチーズケーキ。
「【日本発祥の意外なもの】いくつ知ってる? 日本発祥のケーキ5つ」でご紹介したように、チーズケーキはもともとアメリカで生まれたデザートで、日本には戦後の進駐軍より伝わったとされています。
今流行りのバスクチーズケーキは、スペイン生まれの比較的新しいデザート。美食の街として知られるバスク地方・サンセバスチャンにあるレストランバー「La Viña」オーナーシェフのサンチアゴ・リベラさんが、1990年代に考案したものです。
真っ黒焦げのヒミツ
さて、このバスクチーズケーキ 。その特徴は真っ黒な見た目と、その姿からは想像できないほどなめらかかつクリーミーな舌触り。あえて高温・短時間で焼き上げることで、このようなチーズケーキに仕上がります。
武骨な見た目に反し、味は驚くほど繊細。焦げた味がしないことにも驚きます。
顔は強面でカラダはイカついけれど、話してみるとものすごく物腰が柔らかく、一緒にいてほっこりするようなギャップ萌えの男性とでも言いましょうか・・・。
そんなチーズケーキなので、一度食べたらギャップにハマり、フォール・イン・ラブしてしまうこと間違いなし!
本場の味を自宅でも!
できることなら「La Viña」で味わってみたいけれど、サンセバスチャンまでは遠すぎる・・・! そんな人には、同店のレシピを自宅で再現してみるのをオススメします。
ネット上には「La Viña」のレシピが溢れているため、どれがホンモノなのか疑問。色々調べた結果、本物に近いと思われるレシピをアメリカの料理サイトで発見! 今回は、家庭で作りやすい分量に調節してご紹介したいと思います。
超絶カンタン、バスクチーズケーキのレシピ
フィラデルフィアクリームチーズ・・・250g
卵・・・2コ(Sサイズ)
生クリーム・・・50cc
砂糖・・・100g
塩・・・少々
【作り方】
1. オーブンは30分ほど、260℃に温める。(※260℃が出るオーブンはメジャーではないかと思います。我が家ではマックスの230℃で予熱)。型にはバターを薄く塗り、オーブンシートを敷いておく。
2. フードプロセッサーに全ての材料を入れて、5分ほどなめらかになるまでミックス。
3. 型に生地を流し込み、約20分焼く。オーブンから取り出し、あら熱がとれたら冷蔵庫で5時間以上冷やしてから召し上がれ!
食感の決め手はクリームチーズ?
「La Viña」で使っているクリームチーズはフィラデルフィア産という説が多く、冷たいままフードプロセッサーにかけるのも特徴だと思います。
実際にフィラデルフィアと、他のメーカーのクリームチーズで試したのですが、フィラデルフィアで作ったときのほうがより滑らかかつクリーミーに仕上がりました。
家庭のオーブンだと、焼き加減が少々難しいかも。焦げにくければ、上火を強くしてみてください。焼き時間が長くなると、とろ〜り感がなくなってしまうのでお気をつけて!
[lavanguardia.com]
[tastecooking.com]
[bloomberg.com]
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