成田からワルシャワまで毎日運行
ポーランドの国営航空である「LOTポーランド航空」。成田―ワルシャワ直行便は2016年に就航。当初は週3便でしたが、現在では毎日運行しています。行きは約11時間半、帰りは約10時間半。
ワルシャワに到着するのはお昼過ぎなので、欧州各地への旅にも大変便利なスケジュールです。
足元ゆったり!快適なプレミアムエコノミークラス
アップグレード入札に成功してプレミアムエコノミークラスを利用。座席は2-3-2の配列(エコノミーは3-3-3)。座席幅は50cmと一般的なエコノミークラスのシートよりゆったり。リクライニングの角度も大きく長時間のフライトでも苦になりません。
搭乗後まもなくウェルカムドリンクのサービス。アメニティーが入ったポーチとミネラルウォーターが配布されます。
日本人のCAはおらず、ほぼポーランドの方。基本は英語でのやりとりになりますが、日本語を話せる方もいらっしゃるので何かと安心です。機内アナウンスもポーランド人CAによる日本語が流れてました。欧州系エアラインではなかなか見られない貴重な光景に思えます。
CAのサービスはいい意味で“自然体”。マニュアルに沿った丁寧な対応というより、フレンドリーな雰囲気。ですが日系航空会社の過剰すぎるサービスや作り笑顔に違和感を覚える筆者にとっては大変快適でした。
最高レベルのブランケット
プレミアムエコノミーの特筆すべき点がこのブランケット。とても厚みがありふんわりした肌触り。体をやさしく包み込んでくれます。かれこれ多くの航空会社を利用してきましたが、歴代1位と言っても過言ではないほど。
ポーチの中はアイマスク、靴下、耳栓、歯ブラシなど。
多彩な機内エンタメとドリンク
機内エンタメも充実。日本語字幕に対応している映画も豊富でした。ポーランド映画や音楽も多く、旅の気分も高まります。
離陸後にはナッツとドリンクのサービス。アルコールはポーランド製ビールからチョーヤの梅酒まで揃い多彩なラインナップ。
成田ーワルシャワ 1回目メニュー
1回目の食事は和食と洋食からチョイス。和食は鶏もも肉てりやきソースにマカジキのマリネや小鉢2種、フルーツなど。プレミアムエコノミーとエコノミークラスではメニューの内容が異なるようです。お料理も陶器の食器で提供。
また写真にはありませんがパンがとても美味しかったのが印象的。小麦の風味と生地のもっちり感が秀逸で、機内食にありがちな給食のようなパンとは大違いでした。
気軽に味わえる種類豊富なお菓子
ギャレーにはおせんべいやチョコレート、プレッツェルなどのスナック類が用意されています。さらにポーランド製カップラーメンもありました。配布もされますが、好きな時に好きなものを選べるのはうれしいところ。
成田ーワルシャワ 2回目メニュー
着陸前の食事。ラザニアや仔牛肉とビーツのサラダ、茶そば、チョコレートムースなど。
このラザニアが衝撃的な美味しさ!薄くスライスされたズッキーニとナスが挟まれており、濃厚なトマトソースとコクのあるチーズが絶妙にマッチ!機内食の常識を覆すというべきお味でした。
ラザニアの余韻を楽しんでいるうちにワルシャワ・ショパン空港に到着。タラップを降りてバスに乗り込みます。
ワルシャワー成田 1回目メニュー
ワルシャワー成田への1回目の食事。メインはチキンかポークから選べます。鶏肉のグリル、チーズテリーヌ、卵焼き、蒸しイカの中濃ソースがけ、マンゴーケーキなどに数種類のパンが付きます。チーズはブラッククミンの香りがアクセントになって風味豊か。ワインとの相性も抜群でした。
小腹が空いた時にうれしいカップラーメン
おやつにポーランド製カップラーメンをいただきました。日本のものとはやや異なるものの麺にコシがあってなかなか美味。チキンの出汁がベースの洋風スープが胃にじんわり染み渡ります。
撮影を失念してしまいましたが、着陸前の食事はクリームチーズのトルティーヤ、ツナマヨおにぎり、目玉焼きとほうれん草のグリル、フルーツなどが提供されました。
2019年6月現在、成田とワルシャワを結ぶ直行便はLOTポーランド航空のみ。ポーランドや欧州各地への旅にぜひ利用されてみてはいかがでしょうか?
[LOTポーランド航空]
[All photos by Nao]
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Nao ライター
メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。
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